5歳ひまわり組2021年度6月のまとめ

健康

一日の流れに見通しをもちながら、生活や遊びのルールや約束の大切さを考え守ろうとする姿が見られるようになってきた。また、食育の一環として食材の下処理を手伝ったり、畑で育てている野菜を収穫して食べたりする活動も取り入れていった。野菜の旬や栄養についても知ることができるよう栄養士から話をしてもらい、体を作り免疫を高める野菜について考えたり、野菜の生長を見守ったりしていった。看護師からもうがいと歯磨きについての指導をしてもらい、口腔内の衛生や歯を守る大切さのついて知ることができるようにした。

人間関係

友だちと協力しながらお店屋さんごっこをしたり、集団でゲームをしたりして楽しんでいた。互いにアイデアを出しながら役割を分担したり、やり方を教え合ったりしながら遊びを展開し、子ども同士で考えながら遊ぶようになってきた。関わりの中で自分の考えや思いを伝えることはできても、相手の思いを受け入れたり話に耳を傾けたりすることが難しい場合もあったため、冷静に話ができるよう仲立ちしながら互いの気持ちを整理していくようにした。

環境

お店屋さんごっこが盛り上がり“ベー”を使って売り買いを楽しんでいたため、イメージしたものを作るために必要な材料を用意したり、どうすれば作れるかを一緒に考えながら援助したりしていった。過ごしやすい気候の日は、思い切り体を動かせるよう散歩や園庭遊びの時間を多くし、虫や草花など自然と触れ合える機会を大切にした。6月後半からはプールも始まり、夏ならではの遊びとして水や泥を使って思い切り遊べるよう、安全を第一に考え見守っていった。

言葉

時の記念日にちなんで時計を作り、数字や時計の読み方に親しめるようにした。友だちとの関わりの中で言葉使い方や伝え方を考える姿も見られるようになり、要求を伝えるときの言葉や、相手の気持ちを尋ねる言葉なども一緒に考えられるようにした。また、様々な絵本にも親しめるよう図鑑や時計の本、歴史の本なども本棚に置くようにし、クラス育てている野菜や昆虫の育ちについても知れるような本も用意していった。

表現

一つの作品について感じたことを伝えあう対話型鑑賞を行った。絵を見て気付いたや感じたことを言葉で表現し、細かいところに気がついたり、不思議に思ったことから仮説を立てて考えたりする姿も見られた。作品をじっくり見ることや、ほかの人の話を静かに聞くことが苦手な子もいたが、自分の考えを自由に表現する楽しさから自己肯定感を高められるよう働きかけていった。また、雨の日には全身を使って大きな紙に筆で雨を描いたり、バブルアートであじさいを表現したりして楽しむことができ、お店屋さんごっこや季節の製作を通して様々な技術を使って作品を作ることを喜んでいた。

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