5歳ぞう組保育日誌バックナンバー

5歳ぞう組2023年度3月の保育日誌

●3月8日(金)  晴れ
お別れ会に参加する。今まで送る側だった子どもたちが、今回は送られる側になり、緊張した顔でイスに座っている。前半の乳児の会ではプレゼントで手形の花束をいただく。視線を同じにし、「ありがとう」と、いいながらやさしく頭をなでている場面もあり、日々背が伸びていることは実感していたが心もぐっと成長していることを確信し、目頭が熱くなる。お礼で「卒園を祝う会」で披露する「ビリーブ」を今までお世話になった感謝の気持ちを込めて歌う。就学に向け期待感があふれ、自信に満ちた歌声だった。

●3月11日(月)  晴れ
「えんていのかべにえをかきたい」という声が出て、卒園制作を園庭の壁に装飾しようと意見がまとまった。前回、今回と2度に分けおこなったが初めての絵の具の感触に少し戸惑いの子どもたち。汽車の下絵を描いておくと筆で中を丁寧に塗っていた。絵の具を混ぜると違う色になることに気づき「わー、むらさきになった、きれい。」と喜びの声が上がる。暖かい日差しと共に子どもたちのテンションも上がり、予定の場所より広範囲になる。手形あり、スマイルあり、ハートありの13人の保育園生活を象徴するような思い出深い制作となった。

●3月16日(土) 晴れ
朝から暖かく心地よい風が吹いたこの日「卒園を祝う会」が開かれた。この日を複雑な気持ちで迎えた担任とは違い、いつもと変わらず元気一杯、少し誇らし気な顔つきで登園してくる。「せんせい、スカートはいてる」の言葉に今までの緊張も一気にほぐれる。一人一人が卒園証書を受ける取る顔つきは今までになく自信に満ちたものだった。少しの緊張感と大好きなお父さんお母さんに見守られている安心感を十分感じた13人の感動的な一日だった。笑顔で撮った集合写真は、みんなの心の中にずっと残るだろう。

●3月18日(月) 晴れ
ぞう組だけのお楽しみ「パン作り」、午後のおやつの時間に予定していたが、登園するなり「はやく、ぱんつくりたい。」と口々に話す。中には粘土で「つくってみるね」と、粘土板に何種類もの粘土パンを並べて遊ぶ姿も見られる。「おいしそうだね。」と話すと「ままごとでいつもつくっているから」と、気分はパン職人。いよいよ材料を目の前にして「しろいね、べとべとしてるね」と、初めての感触とでき上がりに期待が膨らむ。形を作り鉄板に並べ調理室の窯の中へ。「はやくできないかな。」と何度も時計を気にしながら遊んでいる。でき上がったパンは思いの詰まった格別なものとなった。…

5歳ぞう組2023年度2月の保育日誌

●2月2日(金)  曇り
節分の集いに参加する。自分のイメージで作った鬼のお面をつけてホールに行く。友だちのお面を見て「こわいかおだね」と言いながら楽しそうだった。保育者の読む絵本の中に「怖いと思っている鬼の心の中には、やさしい鬼もいる」と、聞くと顔つきが急にやさしくなり安心したようだった。新聞紙で作った豆を鬼に扮した保育者目がけて投げ、元気な声がホールに響いていた。

●2月16日(金)  晴れ
田島小学校の学校見学に出かける。校庭の横を通ると「わー、おおきいね、おにごっこするとつかまらないね。」という会話も聞かれる。玄関から入りいざ上履きを履くと少しずつ緊張感が出てくる。体育館で1年生と「ジャンケン列車」「猛獣狩りに行こうよ」のゲームをして楽しんだ。その後教室に行き授業を見学する。ランドセルを背負わせてもらい1年生気分を味わったときには笑顔があふれていた。

●2月26日(月) 晴れ
卒園を祝う会の第1回リハーサルに参加する。ホールでおこなうのが初めてだったので、少し緊張した顔つきになる。名前を呼ばれると元気よく返事をし、花道を歩く姿は『もうすぐ1年生』という雰囲気が出ていた。終わった後には、「おとうさんと、おかあさんがきてくれる。」と、うれしそうに友だちと話す笑顔が可愛かった。当日もすてきな笑顔が見られるよう準備していきたい。

●2月29日(木) 曇り時々晴れ
幼児クラスで「姥が森公園」にお別れ遠足に行く。天候が危ぶまれたが、少し陽が差してきて、徒歩で行くには気持ちの良い日になった。他のクラスはアスレチックで遊んでいたが、ぞう組は公園に到着するとブランコに駆け足で寄って行き、交代で乗って揺れを楽しんでいた。保育園で「お弁当」を食べる楽しみがあり、帰りもうれしそうにおしゃべりしながら歩いていた。ホールで幼児クラスみんなで食べたお弁当は子どもたちにとって格別な味となった。…

5歳ぞう組2023年度1月の保育日誌

●1月9日 (火)  晴れ
「新年を祝う会」に参加する。準備をしている保育者に「これ、なに」「しってるよ、かるただよね」と、うれしそうに声をかけている。幼児クラスをコーナーに分け好きな遊びを楽しむ。地域の方々も遊びに来てくださり、すごろくのルールを教えてあげたり、あやとりで『はしご』を作って見せたりし、温かい雰囲気の中時間が過ぎた。最後のあいさつでは「きょうは、なにがたのしかったですか?」と、年長児らしい質問も出て成長を感じた。

●1月12日 (金)  晴れ
きりん組と一緒に園庭に出て遊ぶ。「いっしょにどろけいしよう」と、声をかけルールの確認も遊ぶ前に自分たちで話し合っていた。途中「きりんぐみは、つかまってもにげていいことにしよう」と、ルールを年下児を意識したものに変え、最後まで園庭には元気な声が響いていた。

●1月18日(木)  晴れ
好きな紙袋を選び、鬼のお面を作る。目の位置を決めると切り込みからハサミを入れる。「なんだかロボットになっちゃった」と、袋をかぶり見せ合う。角は好きな素材を使い頭につけた。「こうするといいよ」と、友だちに知らせる姿もあり楽しそうに作り上げていた。「おにはこわいからいやだな」と、興味を示さなかった子も「やさしいおににしよう」と、思い思いの鬼が完成した。

●1月30日(火)  晴れ
年長児交流会でドッチボール大会に参加する。園ではホールでやわらかく当たっても痛くない物を使いルールを少し理解できていたようだ。当日は他の園も集まり人数に圧倒されいつもより静かな子どもたちだった。気温も高くなり身体を動かすのが気持ち良かったのかボールを持つと相手をめがけて強いボールを投げたり、外野の子に回して当てたりと元気いっぱいのプレーだった。楽しかったようで帰り道では、「ほいくえんにかえったらドッチボールしたいね」という会話が聞こえてきた。…

5歳ぞう組2023年度12月の保育日誌

●12月9日(土) 晴れ
あそぼう会に参加する。少し緊張した顔で登園してきた子どもたち。全員参加とはならなかったが、日頃の様子を保護者に見せることができた。「はずかしいから、やりたくない」と、前日まで話していた子も参加することができて良かった。無事に終わり部屋に戻ると「○○ちゃんのぽーず、かわいかったね。」「あしたは、ちがうやくになりたい。」と笑顔で話す姿が見られた。翌週登園すると役を取り換えて『あそぼう会』が始まった。

●12月13日(水) 晴れ
田島公園にビオラの苗を植えに行く。町会の方に花壇にスペースを作って頂き各々違う色の苗を自分の手で植えた。苗の近くには自分のマークが付いた札を立て特別感を味わえた。「大きくなるのを見に来て下さいね。」と、言われると「はい、みにきます。」と、元気に応えていた。その後公園に遊びに行く度「あっ、おおきくなった」「はながさいた」と、成長を喜んでいる。

●12月19日(火) 晴れ
年明けにお正月遊びの一環として公園にたこあげに行こうと計画し、子どもたちに昨年とは違うカイト型のたこを見せた。「じぶんのがわかるようにえをかきたい」と子どもたちの提案で興味のある子は世の中でたった一つのたこを作る。たこにマジックでていねいに模様や絵を描いている。中には何色も使い自分の家族を描いている子、好きな食べ物を並べて描く子など個性豊かな作品となった。晴れた日に青空に舞うたこを思うとうれしくなった。

●12月25日(月) 晴れ
クリスマス会に参加する。担当の保育者がサンタ帽を被って待っていてくれると「えっ、きょうくりすます?」と、不思議な顔になる。週末に家庭ではケーキやごちそうを食べ好きなプレゼントをサンタが持ってきてくれたようだ。「今日は先生たちからのお楽しみの会があるよ」と話すと納得したようだ。「赤鼻のトナカイ」を手話をしながら歌う。楽器当てクイズでは、あそぼう会の合奏で担当した楽器が出てくると一番の笑顔を見せる。おやつ前鈴の音が聞こえ、「きっとぷれぜんとだよ」と、昨年までの経験からかどのクラスよりも先にツリーの下にあるプレゼントを探しに行った。…

5歳ぞう組2023年度11月の保育日誌

●11月2日(木) 晴れ
バスに乗り新江ノ島水族館へ遠足に行く。前日には自分の好きなおやつを袋の中から選び用意した。中には、「おにぎりをたべるからすこしだけもっていこう。」と、話している子もいれば「ぜんぶもっていきたい。」と、話す子などさまざまな思いがあった。イルカショーを一番前の席で見ることができみんな大喜びだった。魚を見ながら一周すると、「はやく、おべんとうたべたい。」と、いう声が聞かれ予定より早く待ちに待ったお弁当になった。おいしいお弁当にお腹も心もいっぱいになり、帰りのバスに乗った。

●11月6日(月) 晴れ
来月のあそぼう会でおこなう劇の配役をみんなで話し合った。何度か本を読んでいるうちに子どもの中にもイメージが広がっていたようで「ぼくはかみさま、わたし、うまになりたい」と、思ったことを言葉に出している。女児の多いクラスなので人気のある役は重なってしまったが、ジャンケンで役を決めることができた。どんな動きをするかは本や図鑑を見てあれこれと意見を出し合っている姿を近くで見て成長を感じた。

●11月14日(火) 晴れ
川崎市保育まつりに参加する。徒歩で30分の道のりでは歌をうたったり楽しくおしゃべりをしたりしながら歩いた。途中、「まだつかないの?」「このみち、しってるよ」と、道案内をしてくれる子もいる。内容は楽しい歌やダンスであっという間に時間が過ぎた。「給食食べようね。」と、声を掛け出発すると「あるくのつかれた、ばすにのりたい。」という声が聞かれる。ゆっくりと歩き途中で何度か休みながら帰園した。その日の給食のドライカレーは子どもたちにとって格別な味になったようだ。

●11月22日(水) 雨
町内会の敬老会「もみじまつり」に参加する。田島公園に散歩に行くと「おはよう」と、笑顔で声を掛けてくれる近隣の方々に「ありがとう」の気持ちを込めてペンダントを作りプレゼントした。始めは緊張していた子どもたちだったが、徐々にその場の雰囲気に慣れてきて楽しく過ごすことが出来た。来月には田島公園にビオラの苗植えを一緒におこなう予定だ。子どもたちの安全を一緒に守っていくよう近隣の方々の協力を得ていきたい。…

5歳ぞう組2023年度10月の保育日誌

●10月4日(水) 雨
久しぶりの雨で子どもたちは散歩に行けず残念そうな表情を浮かべる。少人数ずつ声をかけ装飾づくりをする。足型をとってかぼちゃにすることを伝えると、「しってるよ、かぼちゃみたことある。」と口々に話す。かぼちゃの中身を図鑑で見ると「これはあしじゃないなぁ」と冗談を言っている子もいる。オレンジの絵の具で足型をとる。「なんかここがへこんでるね」と土踏まずを発見。「たくさんあるくとへこむんだって」と本を見て知らせに来る。次の日自分の足型を組み合わせ、目、口、鼻を付けでき上がった。

●10月11日(水) 曇り
幼児クラスで田島公園に行く。どんぐりを食べに鳩が集まって来る。その様子を見つけた女の子が「はとは、せんをひくとそこでとまるんだよ」と目を輝かせながら話をしている。目の前に来た鳩の前に指で線を引き、そっと離れることを何度も実験している様子。しばらくすると二人の引いた線の前で止まる。「ね、ほんとうだね」と、言いながら大喜びでした。「やってみよう」の気持ちが実を結び、担任も一緒に喜んだ。

●10月18日(水) 晴れ
遠足に行くこともあり、同じクラス同士手を繋ぎ散歩に行く。途中話が弾み歩調もゆっくりになる。木の下に落ちているどんぐりを見つけ「せんせい、クリスマスのかざりにつけたい」と子どもからの提案。ビニール袋いっぱいに集める。やはり自分が集めた物を渡すのは心が痛むらしく「もってかえりたい」と家へのお土産にと手から離さない。装飾用は次の機会ということになり子どもたちはリュックの中に嬉しそうに「おみやげ」を入れていた。

●10月24日(火) 晴れ
滑り止めの加工があり子どもにとっては上手く滑ることが難しい低いすべり台。「なんとかすべりたい」と思ったぞう組。「そうだ、すなをかけるといいかもしれない」「みずをかけたらいい」「くつしたですべるといい」自分の思ったことを言葉に出して素敵な意見交換の時間でした。全てを試し端の鉄の部分を砂のついた靴で滑るとうまくいくことを見つけ、みんなで楽しそうに遊んでいた。子どもたちの工夫に大きな成長が見られたひとときだった。…

5歳ぞう組2023年度9月の保育日誌

● 9月4日(月) 雨
雨になり室内で過ごす。「かけっこしたかったなぁ」と言う子もいれば「ラQでくるま、つくりたい」と言う子もいる。自分がやりたいことを口々に言葉で伝えていた。保育者が持ってきたコスモスの花の写真を見て折り紙で作ってみようと話してみると図鑑を調べて色を探している。一色の花もあれば何色か入っているものもあることを見つけ出す。

● 9月8日(金) 雨
台風の影響で朝から大雨になる。「かさとレインコートきてきたよ。」と知らせてくれる。ホールに巧技台、はしご、マットを用意すると「はやくやりたい。」といつもより片付けが早く、子どもたちの楽しみな気持ちが伝わってくる。幼児クラスが一緒に遊ぶのでトラブルにならないように見守っていると、年下児を先に列に並ばせ、「て、はなさないでね。」と優しく声をかけている姿を見て「思いやりの気持ち」が育っていることをうれしく思う。

● 9月12日(火) 晴れ
幼児クラスで田島公園に散歩に行く。気温は高いが吹く風に気持ちよさを感じる。子どもからも「あつい」と、いう言葉が聞かれない。初めて揃ってリレーの練習をする。競争心からか自分のチームが後からゴールすると涙を見せる子もいるが、走り終えた子どもはどの子も満足感に満ち溢れている。中にはコースを間違える子もいたが、全員が最後まで走り次の子どもへバトンを渡すことができた。

● 9月26日(火) 晴れ
うんどう会で踊るダンスをホールで披露する。新しい環境が少し苦手な子は保育者の近くで様子を見ていたが旗を渡すと表情がぱっと明るくなり、うれしそうに動いていた。子どもたちが自分で考えたポーズもあり、部屋で動いたときよりも楽しそうな顔つきになった。焦らせることなく、「たのしかった」と思える保育園生活最後のうんどう会を迎えようと思う。…

5歳ぞう組2023年度8月の保育日誌

8月8日(火)  曇り
幼児クラスで田島公園に散歩に行く。先日までこの公園でお祭りがあり、楽しかったことを保育者や友だちにうれしそうに伝える。木の上で鳴いているセミを見つけ手を伸ばして捕まえようとする子の姿が見られる。手の届く場所にセミの抜け殻があり、手に取り足の数や目の位置などをじっくり観察している。空を見て、「せんせい、くろいくもがあるよ」と話す子どもの声で早めに帰園した。

●8月16日(水)  晴れ
川崎市の展覧会に出品する「花火」の制作をする。ひとりずつ紙コップに絵の具をつけ模造紙にスタンプする。何色も重ねると「きれい、もっとやりたい」と、目を輝かせて話す。制作をしていない子どもたちも「はやく、やりたい」と、興味津々。自分の全身も画用紙で描き加え、笑顔いっぱいの花火の作品に仕上がった。

●8月22日(火)  雨
フィンガーペインティングの準備をしていると雨がぽつぽつと降りだし、室内に急いで移動する。始まる前までは「やらない」と、言っていた子も大きな紙を用意するとさっそく絵の具の感触を楽しみ、ダイナミックに「うみ」を描いていた。嫌がっていた子も想像していたよりも楽しかったようで「もっとやりたかった」と、満足そうな表情で話してくる。どの子も経験することが出来て良かった。

●8月25日(金)  晴れ
きりん組の色水遊びを見ていて「やりたくない」と言っていた子も「やってみよう」という気持ちが出てきて、ペットボトルに1色だけ入れて水の色の変化を楽しんでいたが、周りの子が何色かを混ぜ色が変わる様子に喜んでいる声を聞き真似をして各々楽しんでいる。「あかとあおをまぜるとむらさきになった。3つまぜるとどうなるかなあ」と、ペットボトルを並べ考えている。「どうなるだろう」を自分の目で確かめてみたいという気持ちを大切に育てていきたい。…

5歳ぞう組2023年度7月の保育日誌

7月11日(火) 晴れ 岡村

気温が高くなり、登園すると「はやくみずあそびしたいなぁ」と、いう声が多く聞かれ準備も早々にすませる。時間まで伝言ゲームやなぞなぞをして過ごす。園庭に出るとテンションが上がりタライの水をひしゃくで汲み自分の頭にかけたり、ともだちとバケツでかけ合いをしたりして笑顔で楽しむ。子どもの中には乾いた砂の上にジョ―ロで線を描き「ここが、わたしのへやでここがおふろ。」と、楽しむ姿も見られる。たっぷり遊び片付けの声をかけると満足したのか「あーあー、おなかすいた」と、シャワーに向かっていった。

7月19日(水) 晴れ 岡村

保育参加のお父さんと一緒に田島公園に散歩に行く。少し草の中に入ると木の葉の先にセミの抜け殻を見つける。高い木の上にも見つけ「だっこして」と、自分のお父さんのように甘える姿も見られる。近隣の方が「セミは7年間地面の中でねてるんだよ。」と、話しかけてくれた言葉に「ぼくは6さいだからセミのほうがおおきい」と、ほのぼのとした会話があった。このような地域の方々にこの子どもたちは守られているのだなあと感謝した。

7月21日(金)曇り 岡村

いよいよお店屋さん開店の日。子どもたちがアイデアを出し少しずつ進めてきた「焼きそば屋さん」ぱんだ組、きりん組のお友だちに買ってもらえることを前日からとても楽しみにしていた。パックにきれいに盛り付け、個性豊かな目玉焼きをのせると「これ○○ちゃんにあげよう」「これ、わたしがつくったの」と、楽しそうな声が聞こえてくる。お店の人とお客さんに分かれいよいよ買い物に出発‼「あっ、お金。」と、いう保育者の心配をよそに「ぺいぺいでおねがいします!」と、手の平を出す。さすが現代っ子と感心させられた。

7月26日(水) 晴れ 岡村

8枚の花弁を根気よく折り、みんなで育てている「ひまわり」の制作をする。今回は折り紙を四等分にしたもので、指先を上手く使って折るので少し難しいと思っていたが一枚目をつくると「わかった、かんたんだね。」と、言いながら残りの7枚もスラスラと作ってしまう。画用紙にのりで貼っていると本棚から図鑑を取り出し、葉っぱや種になる部分の色を調べながらクレヨンで塗っていた。疑問に思うことを自分で調べ解決しようとする姿勢をこれからも大切に見守り育てていきたい。…

5歳ぞう組2023年度6月の保育日誌

6月1日(木) 晴れ 岡村
食育で乾燥わかめを水に戻す体験をする。硬く真っ黒なわかめを透明なプラスチックコップに入れ、水を注ぐとあっという間に大きく広がり「すごい、わかめがうごいてる。」と、驚きの声があちこちから上がる。「みずをいっぱいいれると、もっともっとおおきくなるよね。」と、その後を予想する発言もあり身近な食材の不思議さを自分の目で確かめられる貴重な経験になった。

6月 9日(金) 雨 岡村
梅雨の時期らしい雨模様。「おさんぽいけないね」と、窓から降る雨を見ながら少し淋しそうな子どもたち。巧技台をホールに用意し、身体を動かして遊ぶ。はしごを斜めに設置し、上にマットをかけると大きな坂道の出来上がり。はしごのままではうまく上を渡れなかった子もマットの上では立ってうれしそうに歩いている。中には横になって転がる子もいた。工夫しながら満足そうに遊ぶ姿を見て、保育者も真似をしてみた。

6月15日(木) 曇り 岡村
えいごで遊ぼうに参加する。親しみやすいヤン先生に「ハロー」と、笑顔であいさつをしながらホールに集まる。名前を呼ばれカードの色を英語で答える。むずかしい色も理解していて、この3年間の経験の積み重ねの大切さを知らされた。いつの間にかイスから離れ先生の近くに集まり、丸くなって楽しそうにうたを歌っている。どの子もみんな笑顔いっぱいで過ごすことができ、「たのしかったね」と、話す声が聞かれた。

6月21日(水) 曇り 秋田
田島ふれあい公園に散歩に行く。雨上がりの湿った草の下からダンゴ虫やハサミ虫を見つけるのが最近のブームになっている。上手に枯れ葉をかき分けあっという間に紙コップいっぱい見つける。年下児に「とって」と、いわれ「いいよ」とうれしそうに応じている。楽しんだ後は元の場所に虫を返し「またね」と、手を振っている。園に戻り図鑑でダンゴ虫の種類を調べている。保育者もダンゴ虫とワラジ虫の違いを改めて知らされた。

 

 …