4歳きりん組、5歳ぞう組2023年度3月のまとめ

健康

先月から始まった給食時の箸。まだ持ち方の安定しない子もいるが、興味を持って頑張って練習する姿が見られている。
 「○○ちゃん、鼻出てるよ」「シャツ出てるよ」などと友だち同士で教え合う姿も見られるようになった。まだ難しいことや時間のかかることもあるが、自分で気付く、ということが定着し始めていることを嬉しく思う。

人間関係

進級間近ということもあって、精神的に敏感になっている部分もあり、些細なことでケンカになることが多かった。しかし話を聞いて、少し間を置くとわだかまりが溶けたのか、また遊びが再開していることも多かった。自分なりに折り合いをつけたり、許しあえたりする気持ちが育っているようだった。
 来年度もたくさんケンカをし、仲直りもして友だちとの関係を深めていってもらいたい。また、年下の子も増えるのでぜひ友だち関係を広げていってもらいたい。

 
環境

少しずつ暖かくなり、子どもたちから「先生白い花が咲いてる!」と小さな雑草の花が咲いていることを教えてもらった。その嬉しそうな表情が忘れられない。
 動き出した虫たちの気配も散歩で感じていた。中でも、久しぶりに見つけたナメクジ。帰る時間になっても名残惜しそうにしていたので、園に連れて帰る。クラスの虫博士に寄生虫がいることを聞き、気を付けながら興味を持って観察していた。来年度もたくさんの小さな命と触れ合えますように。

言葉

今月久しぶりにクラスのみんなが一冊の本で盛り上がる。「11匹のねこ」シリーズだ。特にウヒアハが出てくる「ふくろのなか」がお気に入りで、一日の中でも繰り返し読んで欲しいとリクエストが出て、文を暗唱できるようになった子もいたくらいだ。
 来年度も友だちや保育者との楽しい言葉のやりとりや楽しい本とたくさん出会い、他者と言葉を通じて心を通い合わせる楽しさを味わってほしい。

表現

最後の月は、じっくり自分のペースで描けるよう一人ずつ画用紙を用意して絵の具遊びを楽しんだ。遊んでいる時はお喋りが止まらない子どもたちもじっと絵の具や画用紙に向かい、時間をかけて取り組む姿が印象的だった。来年度も繰り返し楽しんでいってもらいたい。
 また、退園してしまう友だちやぞう組に向けての制作も行う。今までは自分の為に楽しく作っていたが、今までとは少し違う気持ちも入り、「喜んでくれるかな?」「ビックリしてくれたらいいな」などと会話しながら丁寧に望んでいた。

 

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