4歳きりん組2022年度5月のまとめ

健康

初旬は、進級し担任も保育室も変わると、どこか落ち着かない様子で部屋から飛び出したり、ホールを走り回ったりする姿があった。また午睡時も、話が止められず周囲の子に迷惑をかけてしまう子がいた。

日が経つにつれ、少しずつ新たな環境に慣れ、落ち着いて行動ができるようになり、保育者と共になぜそれがいけないのかを考えていくことができた。午睡については職員体制を変更することで、午睡が必要な子の環境を整えるようにしていった。

環境

散歩先で、春の草花をたくさん見つけることができた。特に虫探しが盛んで、中旬から下旬にかけては、幼虫やイモムシ、ダンゴムシ、カタツムリなどを発見することができた。多くの子が物怖じすることなく、自分から触って、見てみようとしている。幼虫は保育園へ連れて帰り、飼育してみることになった。虫の図鑑を引っ張ってきて、飼い方を見たり、大きくなったら何になるかと楽しみにしたりする姿がある。

人間関係

初旬、新担任は子どもたちにとって頼りなく、たくさんの「ちいさな先生」が登場した。保育者のわからないことは子どもたちが教えてくれたり、率先して手伝ってくれたり、子どもたち同士で声を掛け合い次のするべきことに移っていったりと、協力し合う姿があった。

下旬になり保育者も慣れてくると、今度は当番活動のように子どもたちの方から「これやっていい?」「あしたは○○ちゃんがやるね」と順番を決め、お手伝いをしてくれている。

言葉

トラブルになるとすぐに「○○くんのバカ」「いなくなっちゃえばいいのに」「きらい」等といった悲しい言葉が飛び交う。ダメな言葉だとわかってはいるようで、保育者の顔は見ることができないようだが、言うのをやめることもできない。個々に「良い言葉?」「言われたらどう?」「何が嫌だった?」と声を掛けていくと、落ち着いて気持ちを教えてくれる子も多いので、丁寧な関わりを続け、いけないことと同時に他児への言葉の使い方を伝えていきたい。

表現

第1回目の造形教室を行った。担任ではない保育者が保育室へ来ると「え?」「なんで?」と不思議そうにしていたが、見本のこいのぼりをみると「○○くんもつくりたい!」「やる!」と説明を聞きすぐにとりかかった。もらったこいのぼりの原型に、折り紙をちぎったものを貼り付けていくが、キラキラの物だけを選ぶ子、好きな色だけを集める子、右から左に丁寧に並べて貼る子、ランダムにすき間なく埋める子など個性が光り、素敵なこいのぼりができあがった。

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