健康
咳や鼻水、発熱など体調を崩す子が多く、出席児が少ない日もあった。多くの子が、鼻水が出たことがわかり、自分でティッシュを取りに行き拭いていた。また、保育者がティッシュを鼻に当てると、「ふんっ」と片方ずつ噛むことができた。
丁寧に時間をかけて手洗いをする子もいるが、石鹸も使わずさっさと済ませたい子もいて、冬の感染症シーズンへ向け、手洗いの大切さを伝えていきたい。
人間関係
4月からの決まっていた友達関係が少しずつ変わり始め、様々な友達と遊ぶ姿が見られた。今までの友達関係では泣いたり強く主張したりすることで友達が妥協してくれていたが、新しい関係ではそうはいかず、葛藤しながらも言葉で「〇〇していい?」と友達の様子を伺い、一緒に遊ぶ方法を探っている。
年上のクラスと散歩に行く機会に恵まれ、普段とは異なる友達と手を繋ぐことを喜び、楽しんでいた。
環境
公園へ散歩に出かけると、お土産を手に帰ってくることが増えた。どんぐりや落ち葉を袋に集め「いっぱいになったよー」「もってかえるー」と嬉しそうに話している。保育園までポケットに入れ持って帰る子もいれば、袋をひっくり返しまた1から集め直すことを繰り返す子もいる。保育者は一緒になってどんぐりを集めたり、葉っぱの色や形の違いに子ども達が気付けるよう、声をかけたりした。
言葉
全員が一人で洋服を脱ぎ、着ることができるようになった。「できない」と泣いたり怒ったりしながらも、自分でやろうとしっかり手は動かしている。保育者は引っかかっている部分のサポートをしながら「できるよ」「がんばれ」と声を掛け、見守るようにした。すると「できたー」と満面の笑みが広がり、しばらく裸のまま喜びに浸っている。
表現
散歩先や園庭でトンボに出会った。子どもたちは自然と「とんぼのめがね♪」を歌い、保育者に「とんぼつくりたーい」と話していた。保育者が制作の準備を行う間も「いつとんぼ作る?」と楽しみにする声が上がっていた。制作当日には、また「とんぼのめがね♪」を自然と口ずさみ、できたメガネをさっそく掛け「〇〇のとんぼできた!」と嬉しそうにしている。赤青黄のメガネを用意したが、なぜか黄色を選ぶ子は一人もいなかった。