【健康】
りす組最後の週に体調不良で休む児が多かったので、最初の週はゆったりと室内で過ごすことが多かった。新しい環境になり、疲れも出てくるので一人一人の体調をよく観察し、保育者同士で共有していった。
【環境】
晴れている日は屋上や散歩など戸外に出て、外気浴をしたり、保育者と手を繋いで歩いてみたりした。また、道に咲いている桜やチューリップの花を指差ししたり「あ!」と声を出したりして保育者や友だちに伝えようとする姿があった。桜の花びらを拾い、フーと飛ばしてみたり、アリやテントウ虫を観察したりして春の自然に触れている。
【人間関係】
新しいクラスになり、新しい担任の保育者に低月齢の子どもたちは人見知りをして泣くこともあったが、徐々に慣れていき、中旬ごろには笑顔を見せ、一緒に遊んだり抱っこをせがんだりする姿が見られた。保育者との愛着関係も出来始めていて、新しい園児を抱っこしていると、「私も抱っこして」というように大きな声を出すこともあったので気持ちを受け止めるようにしている。
【言葉】
活動や食事の前に大型絵本を出すと、絵本の見える場所に集まってきて集中して絵本を見ている。終わると「もう一回?」と言って自分のして欲しいことを言葉にして伝えられる子どもも増えて来た。低月齢児は指差しで保育者にして欲しいこと、見て欲しいことを訴えたり、「あ、あ」と声を出したりすることも多くなってきた。まだ物の貸し借りなどは言葉で伝えるのは難しいので、保育者が「使いたいんだね、かしてー」と気持ちを受け止めながら言葉で代弁するようにしている。
【表現】
歌やダンスが好きで、チューリップの近くで保育者が「咲いた~」と歌うとリズムに合わせて体をゆらゆらと動かしたり、一緒に歌ったりする姿があった。また、音楽がかかると保育者の真似をして踊り、「もう一回!」と楽しそうにする姿があったので、簡単な体操を準備していく。