【健やかに伸び伸びと育つ】
体調を崩して鼻水や咳、熱を出す子がいた。家庭と園での様子を伝えあいながら、こまめに鼻水を拭き、体温を計り、一人一人の体調の変化に気を付けて対応していった。
環境の変化により眠たいのになかなか眠れず、情緒が不安定になる場面もあった。安心して入眠できるよう、オルゴール流したり抱っこをしたりして、静かで落ち着いて入眠できる環境作りを心掛けた。
運動面では、寝ながら手足をバタバタと動かしたり、尻ばいやハイハイ、つかまり立ちをしたりと、月齢により様々な姿が見られた。引き続き、安全面に気を付けながら、十分に身体を動かせる環境を整えていく。
食事面では、離乳食を喜んで食べる姿が見られ、ほぼほぼ完食する日が多い。また、ミルクも一定量飲むことが出来ている。引き続き、一人ひとりのペースに合わせて進めていく。
【身近な人と気持ちが通じ合う】
新しい環境や保育者に慣れず、泣いて過ごす姿が多く見られたが、少しずつ保育園にも慣れ、機嫌よく過ごせる日が増えた。また、初めのうちは抱っこやおんぶをされても泣いていることが多かったが、一対一の関わりを大切にしていき、保育者に甘えや欲求を十分に受け止めてもらっているうちに、徐々に自分から保育者を求め、慣れや安心を感じている姿が見られるようになった。
保育者に名前を呼ばれるとにこっと笑顔を見せる姿がある。他児の行動をじっと目で追ったり、他児に近づきお互い見つめて笑い合ったり触れてみようとしたりする姿が見られる。また喃語を発する姿もある。一人ひとりとのスキンシップを大切にし、子ども達の意思や感情をくみ取り受け止めて、保育者が反応を返すことで喃語を発したくなるような、和やかで安心感のある雰囲気づくりをしていく。
【身近なものと関わり、感性が育つ】
天気の良い日に屋上へ行き、太陽の光を浴びたり、風を感じたり、雨の日には窓から外の様子を見たりする機会を少しだが作ることが出来た。今後も屋上や散歩に行き、自然と触れ合う機会を多く作っていきたい。
好きな玩具を見つけ手に持ち動かしたり、音の出る玩具を鳴らしてみたり、曲に合わせて身体を揺らし、玩具を振って楽しむ姿が見られた。「楽しいね~」「上手!」などと声を掛け、楽しい気持ちを共有していく。また、保育者も一緒に玩具を持ったり、振って音を出したりして興味を引き出し、楽しめる雰囲気を作っていく。