0歳りす組2022年度6月のまとめ

健やかに伸び伸びと育つ

高月齢児はついに一人で歩行するようになった。初めは掴まるものがない場所で立ち上がり、2歩3歩進む様子があった。大人が褒めたり、驚いたリアクションを取ったりすることで子どもも喜び、歩行への意欲へと繋がった。

低月齢の子は、腹ばいの体勢で床を蹴り上げたり、お尻を持ちあげ高ばいの体勢をしたりと前へ進みたい気持ちが表れていた。目の前に玩具を置くと掴みたい欲求から一生懸命身体を動かしていたが思うようにいかず、悔しそうな声を上げる様子さえも可愛らしく感じられた。その後1週間ほどで膝や足を使ってずり這いをするようになった。部屋の隅で身動きが取れず困る姿もあったが、大人の声や物音がする方へ顔を向けると、その方向へ進みだし可動範囲が広がっていた。

 

授乳では、まず身体機能が成長し、全体的に吐乳の回数が減った。3時間の間隔から4時間空くようになったが、吸いつきも著しくものの数分でミルクを飲み切るっていた。一方で鼻水多量の子もおり喘鳴も見受けられ、授乳時・睡眠時は苦しそうな様子もあった。

中期食では、歩行により運動量が増え、食事、授乳共に摂取が一段とスムーズになった。

来月は後期食、初期食が加わるため、運動機能と併せ一人一人の発達を考慮しながら今後の見通しを立てていきたい。

身近な人と気持ちが通じ合う

普段関わりの多い担任や看護師に名前を呼ばれると振り向き笑顔を見せ、手を挙げる、両手足をパタパタと動かすなど全身で嬉しさを表現していた。また、職員が側からいなくなると離れないで欲しいことを訴える、職員が保育室に入室すると喜びの笑顔を向けるなど、4月に比べて信頼関係が構築してきた印象が伺われるようになった。

高月齢児は大人の「おいで」「おちゃ(飲もう)」など簡単な単語を理解して場面に応じた反応が見られている。さらに大人の声を聴き「ここ」「ちっち」「ぱぱ」等、発語を模倣して反復喃語を発する姿が多くなった。

低月齢児は、名前を呼ばれることやリズムに合わせた擬音語と共に触れ合いを用いることで大人との関わりが深まっている。

身近なものと関わり感性が育つ

タライでのカラーボール遊びや、氷などの感触遊びを始め、6月下旬より沐浴を開始する。沐浴は普段馴染みのない場所で、服を脱ぐ格好から不安を感じるようで戸惑いがある子や、反面湯の感触を大いに楽しむ子もいた。感触遊びは、ジップロックに氷を入れると視覚的に捉えにくかったが、タライに入れることで認識が出来、手指や足先で感触を味わっていた。

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