健康
感染症で一時期、嘔吐や熱が高かったが中旬頃から落ち着き元気に過ごしていた。
着替えや散歩の準備など身の回りのことを自分から進んで行うことが多く、達成感をもって生活の一つひとつを楽しんでいる。あえて声を掛けず見守り、助けを求めた時にさり気なく援助をしていく。甘えたい気持ちも十分に受け止め、休み明けなどは保育者や年上児に手伝ってもらい嬉しい気持ちの中で生活できるようにしている。便座を冷たいと感じ、座る事を嫌がる子もいたため、カバーをして対応した。排尿感覚が分かるにつれ、トイレに座る回数が増えている子もいる。今後も個々に合わせたトレーニングを進めていく。
戸外やホールでは、身体をしっかりと動かして遊ぶ姿が多く見られた。安全に十分配慮し、準備物を工夫しながら沢山の動き方が出来るようにする。
人間関係
気の合う友だちと一緒にごっこ遊びやルールのある遊びなどをしている。他クラスとの関わりでは、年上の子に甘えつつ、かっこいい所を見せようと自信を持ち、意欲的に活動する姿が見られた。戸外では地域の子たちと一緒に遊び、玩具の貸し借りをしており周りとの交流が深まっている。安心して遊び込んでいる姿が多いが、思い通りにいかない時は他児に手が出ることも度々ある。自分の気持ちの葛藤に気付き、話を聞いてもらえると納得して優しく関わる姿がある為、保育者が見本となって一緒に丁寧なやり取りを心がける。感情や経験を大切にしながら、少人数の活動など保育者の連携も行っていく。
環境
木の実や葉を拾い、ままごとに使っていた。木に実が実っている方を指差して「こっちはダメだよ」、木の下に落ちている実を指差して「こっちはいいんだよ」と以前保育者と確認し合ったことを、友だちと共有している。
部屋での遊びが飽きてきた子から、廊下やホール・テラスなどに行き場所を変えて楽しんでいる。今後も保育者同士で子どもたちの状況や体調を見て遊びの環境を整え、遊ぶ場を変えて集中して楽しめるように連携していきたい。
言葉
色々な事に興味を持ち、単語や言い回しを覚え、口調を真似したりする。過去の記憶や明日の予定、楽しかったこと、嫌だったこと等の感じた事を一生懸命、文章で話す子も多い。まだ手が出てしまうこともあるが、言葉で思いを伝えることで解決しようとする行動も見られるようになってきた。言葉でのコミュニケーションが増える中、言われて「うれしい言葉」「悲しい言葉」も少しずつ伝えていく。引き続きそれぞれの発達・個性に合った表現を大切にし、成長を温かく見守りながら言葉を促していきたい。
表現
筆を使って松ぼっくりで絵具遊びをした時は、一枚一枚丁寧に塗っていた。飾り付けをする時も綺麗に付けていた。また、以前と同じくダイナミックに粘土や折り紙遊びをしたりするが、子どもたち自身で丸めたり折ったりして作品を作っている。折り紙や塗り絵で作った物をリュックに入れて持ち帰り、家で作った物を保護者に話す子もいる。
食育 主食や主菜をよく食べており、おかわりもよくしている。副菜もメニューによっては食べることもある。子どもたち自身で器を持ったり顔を前に出したりして、こぼれないようにして食べようとする姿も見られる。先月同様、食事中に友だちと遊びたい気持ちが勝る姿も見られる。喉に詰まらせてしまう危険性もあるため十分に気を付けながら声を掛けている。保育者自身が声を小さくすることで、子どもたちの声が聞きやすく小さい声で済むようにして落ち着いた雰囲気を意識していく。