2歳うさぎ組2022年度11月のまとめ

食事

食事中にわざと大きな声を出したり、椅子をガタガタさせて転ぶなど、少しふざける姿が目立ち、危険を感じたため、人数の多い日は2か所に分かれて食事をするようにした。すると、落ち着いた雰囲気で食事が出来るようになってきた。また、後から食べ始める子が違う場所で食べることで、先に食べ終わった子も食べている子を気にせずに着替えや午睡に移行することが出来ていた。食事の雰囲気が落ち着くと、食事に集中し、完食出来る子も増えてきた。今後も良い雰囲気の中食事できるように、常に子どもたちの様子を見ながら環境を整えていきたい。

睡眠

食後は寝る時間と思い、スムーズに布団に入る子が多い中、遊びたい気持ちが抑えられないためか「眠くない」「寝たくない」と主張する姿も出てきている。家庭と連携し、夕方や帰園後に支障がない家庭の子は、午睡せずに他の場所で過ごすように個別で対応している。午睡をしないことで、夕方機嫌が悪くなったり、夕食前に寝てしまうなど、午睡の必要を感じる子は入眠できるよう環境や声掛けを工夫しながら対応している。

外気温は下がっているが室内は温度が保てているので、引き続き、湿度を含めた環境に留意しながら心地よく休めるようにしていきたい。

排泄

すっかり布パンツへ移行したと思われる子も、日によって「オムツが良い」と甘えて主張することがある。様子を見ながら、個々の気持ちに合わせて対応している。寒くなったせいか、トイレに座るのを拒む子もいるが、友だちの布パンツに興味を示す子もいる。気温が下がっているので無理はせず、且つタイミングは逃さないようにトレーニングを進めていきたい。散歩中のトイレも行きたがる子はほとんどいなくなり、排尿間隔が長くなっていると感じる。

健康

咳や鼻水、日中の一時的な発熱なども見られたが、大きな体調の崩れはなく、出席率良く登園している。

身体を動かす事を好む子が多いので、外で遊べない日には室内でも体を動かして遊べるように工夫し、発散できるようにした。戸外へ出るときも、突然の体調の変化などに留意し、こまめな水分補給や常に体温計を持ち歩くなどして対応してきた。感染症も流行り始めているので、今後も十分に対策を行いながら健康に過ごせるようにしていきたい。

身体発達

テラスでの三輪車を好み、「やりたい」という声が多かった。足を床について漕いでいた子も、いつの間にか上手にペダルを漕げるようになり成長を感じる。足漕ぎを楽しんでいる子も、スピードが速くなったり、上手に曲がれるようになったりしている。追いかけっこも好きな子が多く、走るスピードや曲がったり戻ったりしながら走ることも上手になってきている。制作では折り紙や糊を使うことで、指先の使い方も上手になっている。引き続き、興味のあることに取り組みながら身体発達を促せるようにしていきたい。

情緒

成長の段階なのか、朝泣いて登園する子が時々見られるようになっている。同じ子ばかりでもなく、毎日でもないので、その都度保育者が個別で対応し、安心した気持ちになれるまで寄り添うようにしている。保育室全体の雰囲気が泣き声や叫び声などでざわざわしてしまうと、伝染するように落ち着かない空気になってしまうので、そうならないように、環境を整えたり声掛けで目線を変えたりしている。少人数の方が個々の気持ちが落ち着いて過ごせていると感じるので、特に室内で過ごす際には意識していくつかに分かれて過ごすように保育者同士で連携している。引き続き一人一人の子どもに寄り添いながら、丁寧に対応していきたい。

言葉

文章で話せる子が増え、言葉でのコミュニケーションが活発になってきている。まだ手や口が出てしまうこともあるが、言葉で思いを伝えることで解決しようとする行動も増えてきている。言葉で伝えられたこと、我慢できたことをたくさん褒めながら子ども同士のコミュニケーションを大切にしていきたい。同時に、言われて「うれしい言葉」「悲しい言葉」も少しずつ伝えていく。言葉の発達がゆっくりな子も、ジェスチャーと声で一生懸命思いを表現する姿が見られ、保育者よりも、子ども同士の方が通じ合っている場面も多くみられている。それぞれの表現を大切にし、個々の成長を温かく見守りながら言葉の習得も促していきたい。

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