1歳あひる組2020年度9月のまとめ

食事

・食事のワゴンが部屋に入ってくると、すかさず手を洗いに行く子、手洗いが終わると自分のエプロンを手に取り席に座る子など、食事を楽しみにし、意欲的である。食べたことがない食材を口にしないことも多いが、声掛けをして一口食べるとそのまま完食できる時もある。手づかみ食べもまだまだ見られるが、スプーンで食べる姿が増えている。楽しい雰囲気の中でさり気ない介助ができるよう心掛けていきたい。

睡眠

・体力がついてきたせいか、昼食後の着替えが終わっても、なかなか入眠しようで遊んでいる子もいるが、多くの子は、電気を消しオルゴールCDが流れると、布団で体をさすってもらったり、歌を歌ってもらったりして安心して入眠出来ている。早くに目覚めて自ら布団から出てきた子は、ままごとコーナーや廊下にでて好きな遊びを楽しんでいる。心穏やかな時間となるように配慮していきたい。

排泄

・以前と比べると排尿の間隔が長くなった様子で、午睡明けにオムツが濡れていない子にはトイレに誘ってみている。トイレで排泄できる子、「ちー、出た」とオムツで排泄したのを知らせる子、「ちー、出る」と知らせてからトイレに向かっているうちに出てしまう子、ズボンの前を抑えて排尿を感じている子など、個人差はあるが排泄を意識し始めている様子である。無理せずゆったりとした気持ちでトイレに慣れていけるようにしたい。

健康

・気温が下がり始めた下旬頃からは、鼻水、咳、軟便の子が増えてきた。朝と日中の気温差があり、長袖で登園するが戸外での日差しが強く汗をかくので、こまめに着替え、十分な水分補給を心掛けた。また、子どもや職員の手洗い、玩具や室内の消毒など感染症予防に努め、異年齢保育の際も密集を避け、換気を十分行った。引き続き注意していきたい。

身体発達

・低月齢児は戸外遊びの際、段差や傾斜のある所を転ばずに駆け下りる事ができるようになってきた。散歩では公園までの道を保育者と手を繋いで歩き始めている。高月齢児はしっかりした足取りで散歩を楽しみ、後ろ向きに歩いたり、友だちと手を繋いで探検したりしている。階段にマットを敷き詰めての滑り台遊びでは、四つん這いで力強く登れるようになってきている。

・保育者の打つカスタネットのリズムを真似して、同じリズムでカスタネットを叩くなど、リズム感の芽生えを感じる。また、歌の前奏で何の歌かわかる子もいる。

情緒面

・自分を出せず控えめだった子が、怒って泣いたり、我を通すようになったり、少しずつ気持ちを表現できるようになってきた。嬉しい反面、友だちとのトラブルも増えたが、保育者が仲立ちで関わり方を丁寧に知らせている。一緒に遊びたい友だちに対し積極的に関わる子や、「友だち!」と言い合って手を繋いでいる子など、友だちとの関わりが増えている。「大丈夫?」と気づかう場面がみられるが、まだまだ自己主張が強く、自分が使いたい玩具や場所の取り合いが見られる。玩具の数やいろんな遊びのコーナーを設け、たくさんの遊びを提供することで、子どもが満足し、落ち着き、安心して過ごせるようにしていきたい。

言葉

・低月齢は、指さしで伝えようとしたり、簡単な単語を言ったり発語も増えている。高月齢児は、「なに食べたい?」と聞くと自分の好きな物を答えたり、保育者や友だちを名前で呼んだり、会話を楽しむようになってきた。「かして」「どうぞ」「ごめんね」など少しずつ言えるようになってきている。今後も丁寧に声を掛け、言葉で気持ちが伝わることが楽しいと感じられるように配慮し過ごしていきたい。

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