3歳ぺんぎん組2019年度1月のまとめ

環境

テーブルにあった個人マークを外し、給食やおやつ、制作も自由に好きなところに座って活動するようになる。まだ座れていない子に「ここ空いてるよ」と教えたりと今までになかった関わりが見られるようになってきた。お楽しみ会に向けて室内にラインテープを貼ったり自由遊び中に音楽を流したりしていることで普段の生活からも「発表会」というイメージが徐々に湧いてきている様子だ。ダンスの活動中は椅子を並べ順番を待っていたが、そこから「映画館ごっこ」が始まり、友だちと一緒に座る子、反対側で歌やダンスを披露する子と自然と分かれて遊ぶ様子もあった。

人間関係

仲良しの友だちとこれをして遊びたい、という明確な意思表示が現れるようになってきた。約束事をして「後で遊ぼうね」と話し合うやり取りも見られるようになる。まだ年少で約束自体を忘れてしまったり、遊びたい気持ちや自分はこうしたいという思いが先行しすぎてうまくいかなかったりする時もあるが、保育者が過度に介入することなく見守っていきながら子どもたちのやり取りを促していきたい。

健康

入室後や食事前のうがいが定着してきた様子が見られる。うがい、手洗いが風邪などの予防になるというイメージがついてきたのか、水道場にある手洗いのイラストにも以前より関心を示しているようだった。登園時と日中では気温にだいぶ差が出ているので、子どもたち自身で衣服の調節を出来るように声をかけていく。

表現

ブロック遊びや折り紙など、何かイメージを持って作り、それを言葉で伝えられる様になる。イメージを表現するということに楽しさや面白さを感じている様子で、お楽しみ会の練習なども個々のイメージを膨らませるような声掛けを意識した。お楽しみ会のダンスは約半数に分かれて踊るが、双方のダンスを見学して「こうするとかっこいいね」「こんなところがかわいい」とお互いに伝え合う事でその後の表現もより鮮やかになっていったように思う。十分にイメージを表現できるようにその子が表現しやすいものを用意してあげたい。

言葉

自分のやりたいことや思いを保育者や友だちに話す機会が多くなり、徐々に人前に出て話をすることにも意欲を見せる姿が多くなってきた。発表のような形ではなく、保育の中の自然な流れで自分の考えをみんなに発表したり伝え合う事ができたりするように工夫していきたい。年明けのカルタ遊びからひらがなへの興味を持った子も多く、読解力がつくことでより言葉への興味も増すと思われる。長らく部屋に貼っていた50音表を使って自分で単語を書こうとする姿も少しずつ見られるようになってきた。子どもの興味を見極めてその少し先を提示してあげたい。

育児あれこれ