健康
朝夕と日中で気温差があり、鼻水がでる児が増えてきている。感染症の予防も含め、鼻水の処理の仕方や咳エチケットについて皆で確認する。また、気温や活動に合わせた衣服の調節ができるよう見守りや声掛けをするとともに、保護者にも衣服の確認や補充をお願いする。
涼しくなり、戸外で遊ぶ機会が増え、ドッジボールやリレーなどで思いきり身体を動かせることを喜んでいる。夏の間は室内で過ごすことが多かったので、徐々に運動遊びを増やしていくとともに、ケガのないよう十分に配慮する。
人間関係
日野まつりのお店屋さんでは、初めのうちは緊張や戸惑いの姿があったものの、目線に合わせて身をかがめながら優しく声を掛けたり、ゲームの遊び方を分かりやすい言葉で伝えたりして、相手に応じた対応ができるようになる。普段の生活や遊びの中でも、年下児を気遣ったり世話をしたりする姿が増えてきている。関わりの中で育まれる年長児としての意識やそこから繋がる自信を高めていけるよう援助していく。
環境
日中は暑さを感じる日が多いが、木々の色の変化や虫の声、空の様子など、身のまわりのさまざまな自然から季節の移ろいを感じている。また、バッタやコオロギなどの秋の虫を見つけてはじっくりと観察している。過ごしやすい時期になるので、積極的に園外に出て秋の自然に触れられるようにする。
言葉
文字への興味が高まり、長めの物語をゆったりと読む時間が多くなっている。また、言葉への探求心も強くなり、回文などの言葉遊びや昔話に出てくる独特な言い回しを楽しんだりするようになる。さらにイメージや語彙量を広げていけるよう、さまざまなジャンルの絵本や物語を提供していく。
表現
日野まつりの太鼓では、音楽に合わせて表現する楽しさや、友達と息を合わせて打つ心地よさを感じることができる。また、打つことに慣れてくると、より良く・力強く見せる『見せ方』を考えたり、友達同士で声を掛けあったりするようにもなる。友達と一緒に表現する楽しさをさらに味わえるよう、運動会ごっこの遊戯に繋げていく。
ボディペインティングでは、それぞれのペース・遊び方で色遊びを楽しむことができる。手形をつけることから始まり、徐々に身体全体に絵の具を塗りたくるなどダイナミックになっていく。保育園の集団の場であるからこそ体験できる活動を積極的に取り入れ、豊かな感性を育めるよう援助していく。