5歳ひまわり組2021年度3月のまとめ

健康

春らしい気候・気温の不安定さにより、鼻水や咳のでる児が増えるが、大きく体調を崩すことなく過ごすことができる。その日の活動によっては夕方に疲れのでる児もいるので、昼食後に休息をとれるようにしたり、降園時に保護者に様子を詳しく伝えたりするようにする。また、コロナウィルス感染予防として、手洗い・うがい・手指の消毒や黙食をする。保育園での残り少ない生活を考え、子どもたち自身で丁寧に行ったり、友達同士で声を掛け合ったりしている。就学に向けても意識づくよう、声掛けを継続していく。

戸外遊びでは、長距離の散歩にでたり、十分に身体を動かせるような遊びを提供したりしていき、心地よい疲れを感じる程度の運動量を心がける。

人間関係

3月に入り、卒園に向けた活動が増えていくことで、別れを実感するようになる。寂しさを感じる児や新しい環境に入ることに不安を感じる児が増え、保育者との関わりを求めたり、「離れてもずっと友達だよね」「お友達とたくさん遊びたいから、お休みしないようにしよう」という声が多くあがったりする。就学に期待をもち、安心して卒園できるよう、情緒の安定を図っていく。

環境

円海山の散歩に出掛ける。5月に挑戦した時には山の入り口までだったが、山の奥へと広がる未知の世界に期待を膨らませている。桜や菜の花・メダカ・アメンボなどの動植物から春の訪れを感じたり、高い木々に囲まれたうっそうとした雰囲気や木の根ででこぼことした山道に冒険心を味わったりしている。コロナウィルスの影響で、遠足に行くことができなかったが、今回はおやつをもって普段とは違う散歩にでかけることで、遠足に出掛けたような喜びを感じることができ、子どもたちにとっても保育園最後の思い出を作ることができる。

言葉

卒園を祝う会に向けて、『お別れの言葉』を皆で考えていく。保護者や友達、乳児の時から関わってきた保育者へ感謝の気持ちを抱いたり、楽しかった活動や行事を思い出したりして、文章にしていく。それぞれに強い思いはあるものの、どんな言葉で表現したらよいか、どんな言葉が自分の気持ちにふさわしいのかと考え込む場面もあったが、思いを共有する友達同士で言葉を探っている。卒園を祝う会では、皆で気持ちを合わせて言葉を伝えることができる。

表現

卒園制作では、ロボット・カミィのぬいぐるみを作る。『永く形に残せるものにしよう』ということで、布(フエルト)を使って制作することになる。皆で順番に保育者が穴を開けた部分に糸を通して縫い合わせていく。少しずつ形ができていくと、『自分達のカミィができていく』と喜び、さらにひまわり組らしさをだそうと友達と一緒に考え試行錯誤しながら作っている。今回は工作というより手芸の要素が強く、皆興味をもって取り組んでいる。また、少しずつ交代で進めていくことで協同制作ならではの達成感や充実感を味わうことができたようだ。

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