健康
8月に入り一日を通して暑さの厳しい日が続き、熱中症予防の為室内で過ごすことが多くなる。エアコンで気温や湿度を調整したり、室内でも身体を動かして遊んだ後には汗をかくこともあるのでシャワーをしたりして快適に過ごせるようにする。
室内でも適度に身体を動かして遊べるよう、ムーブメントや体操などを取り入れていく。音楽に合わせて大きく動いたり、時には自分の身体の部位を意識しながら静かにゆっくりと動いたりして、緩急をつけた遊びで楽しめるようにする。今後、涼しくなってくると戸外での運動遊びが増えていくので、怪我の無いよう徐々に運動遊びを増やしていくともに大きく身体を動かすことに慣らしていく。
人間関係
日野まつりの準備で、景品作りを担当する。「どんなものを作ったら喜ばれるか」「小さい子はどんなものが好きか」など、自分たちがその年齢だった時を思い出したりしながら、相手の立場になって考えている。また、装飾作りや太鼓遊びでは、興味をもっている年下児を遊びに誘い入れて教えてあげながら一緒に楽しみ、頼られることで年長児としての意識や自尊心が育ってきている。コロナウィルス感染予防の為、今年度は異年齢での合同保育はできなかったが、遊びの中で少人数ずつの関わりをもつことができた。行事など例年とは形が異なったものになるが、担任間で連携をとり、適切な環境の中で関わりがもてるようにする。
環境
気温を考慮し、室内や園庭で水を使った遊びを行う。室内では、タライに水を張って魚釣りゲームや水鉄砲の的当てをする。また、水風船ではその感触や独特な動きを楽しみつつ、重さ比べや水に浮かべて空気と水の違いや特性を考えている。遊びを通して、身近なものの不思議や疑問を感じ、試してみることで気付き・発見へと繋げていけるよう、さらに遊びを深めていく。
言葉
日野まつりや運動会などの行事やクラスでの活動の進め方で、クラス全体で話し合いをする機会が多くなる。自分の思いや考えを適した言葉で伝えられる児もいれば、友達の意見を聞き同調して終えてしまう児もいる。それぞれの思いを引き出していけるよう、意見を発しやすいような雰囲気をつくったり、考えに合った言葉を伝えたりするなどの援助をし、相互に伝え合い・聞くことができる充実感を味わえるようにする。
表現
日野まつりで使用する太鼓を作る。洗面器や段ボールなど、子どもたちにとって身近な物を用いて作り、本格的な音がでることで制作の過程にも強く興味をもっている。土台が完成すると絵の具を使って色付けしたいとの声が上がり、『夏』や『お祭り』をテーマに友達とイメージを共有しながら自由に描いている。自分達で作り上げた太鼓ということで気持ちもぐんと高まり、友達と拍子を合わせながら、勢いのある太鼓遊びを楽しんでいる。さまざまな方法で自己のイメージや思いを表出できるよう、活動を考えていく。