5歳ひまわり組2020年度6月のまとめ

健康

歯科健診や内科健診を通して、自分の身体に興味をもつようになる。歯科健診では、乳歯から永久歯への生え変わりの時期ということもあって特に関心が強く、歯の本数や形などをじっくりと観察している。歯の大切さを再認識できるよい機会となる。遊びが気になり、歯磨きが雑になってしまう児が増えているので、丁寧に磨けるような環境作りをしていく。

戸外遊びではゲーム遊びなどで意欲的に身体を動かして遊ぶ。適度に休息や水分を摂ったり、汗をかいた後は着替えやシャワーをしたりして心地良く過ごせるようにする。

人間関係

遊びや生活の中で、困った場面で声を掛け合ったり助け合ったりする姿が多く見られるようになる。また、年下児の手伝いにも意欲的に取り組み、認められることで年長児としての達成感や充実感を味わうことができている。さまざまな人と関わる中で、相手を思いやる気持ちを育んでいけるよう援助をしていく。

環境

地域のじゃがいも掘りに参加する。茎から根→実と繋がる様子を観察し、「じゃがいもは根っこが太ったものだ」ということがわかる。また、収穫の喜びから、栽培している夏野菜への関心や世話への意欲が膨らみ、水遣りや雑草抜きなどをさらに積極的に行うようになる。継続して関心をもてるような援助を行っていく。

散歩先で虫探しをすると、捕まえた虫を写真に撮り、帰園した後写真と照らし合わせながら図鑑で調べている。捕まえる楽しさより、生き物を大切にしようとする気持ちが強くなってきている。命の大切さにも気付き、その気持ちを育んでいけるようにする。

言葉

文字に興味をもつ児が増えている。長めの絵本や物語をじっくりと読んだり、友達と読み合ったりする姿も増えてきている。いろいろな物語の世界を楽しんだり、言葉を知ったりすることができるよう、幅広く本を用意する。

友達に思いを伝える中で、相手にうまく伝わらず悔しさや怒りを感じる様子がある。言葉を選んだり、仲立ちする友達から助言を受けて自分達で解決しようとしたりする。やりとりを見守り、必要に応じた援助をおこなっていく。

表現

七夕飾りの制作では、ひっかき絵やスパッタリングなどさまざまな制作手法を試してみる。その工程を楽しみつつ、「これからどうなるのか」と変化やできあがりに期待感をもって取り組んでいる。それぞれの手法を楽しみつつ、その美しさや不思議を感じて「今度はもっと大きな紙で試してみたい」と話す児も多い。さらに活動を深めていけるよう活動を考えていくとともに、今後協同制作にも繋げていけるようにする。

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