3歳さくら組2019年度3月のまとめ

健康

朝夕と日中で気温差があり、鼻水や咳の出る子が増える。自分で気付いて鼻をかんだり、うがいや水分補給をしたりして心地良く過ごせるようにする。また、発疹は少なかったものの水痘にかかる子もいる。細かな体調の変化も見逃さないようにする。

追いかけっこやリレーごっこなど、友達と競い合いながら身体を動かして遊ぶことを好む。中には負けることを気にして取り組もうとしない子もいるので、保育者も遊びに参加しながらのびのびと身体を動かせるようにする。

人間関係

進級への期待が高まりと同時に、年上児としての意識も強くなってきている。0歳児と一緒の散歩では、初めはどう接したらよいか分からず戸惑いもあったようだが、慣れると優しく手を引いたり、姿勢を低くして語りかけたりする姿も見られた。入室時には、率先して帽子や靴などを脱がせて片付ける。思うように関われない子も中にはいるが、意思の疎通ができた時には満足感を味わっている。ほめたり認めたりして進級への自信に繋げていく。

環境

春らしい陽気になり、『春探し』をしながら散歩を楽しむ。チューリップやたんぽぽ、桜の他、つくしも発見し興味をもって触れてみる。お花見散歩では、風に舞う花びらを喜んで追いかけたりごっこ遊びに取り入れたりする。身近な自然やその変化・面白さに気付き、興味を深めることができるよう援助していく。

言葉

異年齢児と関わる中で、相手の年齢に応じた声のかけ方ができるようになる。特に0歳児との関わりでは、思うように通じないことで戸惑ったり困惑したりする姿もあったが、保育者が仲立ちや代弁していくうちに、3歳児なりに相手の思いを推察して声掛けをするようにもなる。関わりの様子を見守り、その状況に応じた援助ができるようにする。

表現

絵の具を使って卒園児へのプレゼントや自画像を描いたり、ブラシと網を使ったスパッタリングで桜を表現したりする。同じ絵の具でも、道具の使い方によってさまざまな表現があることを知り、楽しむ。思いやしたい表現にあった道具の選択ができるよう、材料や道具を豊富に準備し、経験を積み重ねていく。

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