食事
好き嫌いや食べる量にムラがある子もいるが、家庭と伝え合いながら無理のないようにする。楽しい雰囲気となるような明るい声掛けをしていく。
睡眠
抱っこで入眠していた子は布団で安心して入眠できるようになる。
排泄
友達が便座に座る様子を見て真似をする子が増える。ズボンやオムツの着脱を自分でできる子がいる。自分でやりたい気持ちを尊重して必要な援助をしたり声をかける。
健康
熱や鼻水、咳の症状がある子が多い。家庭と相談して小児科や耳鼻科の受診を勧める。季節の変わり目なので、日々の天候に合わせた服装や室温管理をする。歯磨きを嫌がる時があるが、楽しくできるよう好きな歌に合わせて仕上げ磨きをする。
身体発達
高月齢児は走ったりボールを投げたり、タイヤなどから両足飛びでジャンプをするなど体全体を使う動きが増える。低月齢児は一人立ちから初めの一歩が出ると日に日に歩数が増え、移動範囲が広がるので怪我に注意する。手遊び歌やリズムに合わせて繰り返し腕や手を動かす。シール貼りなど指先を使う遊びを短時間、集中して楽しむ。
情緒面
友達に興味が強くなり好んで抱き合ったり手をつないだりして喜ぶ。自分で欲しい物や、やりたい事や嫌だと思う気持が強くなる。指差しや片言、泣く事や噛みつく事などでそれらの意思表示をする。その時の一人一人の気持ちを汲み取り、代弁していく。
言語
高月齢児では保育者が話す言葉の語尾を繰り返す。絵本を見ながら保育者が「これは何?」と質問すると犬や猫は「ワンワン」「ニャンニャン」と、車や電車は「ピーポー」「インカンエン(新幹線)」「ヒオーイ(飛行機)」と言う。時々、二語文を話す子もいる。低月齢児は喃語が益々増える。引き続き丁寧に応えて共感していく。