5歳ひまわり組2021年度8月の保育日誌

8月6日(金) 晴れ 萩原

オリンピックも終盤となり、子どもたちに感想や気付きを聞いてみる。柔道・競泳・体操・野球・ヨットなどの競技を見た児が多く、競技の様子やメダルの授与などの場面を、気持ちを高揚させながら話している。その中で「肌の色が茶色い人がメダルを獲ったんだよ」と話す児がいる。肌の色だけでなく、髪や瞳などそれぞれ違い、世界にはいろいろな人がいることを伝えると、さらに自分たちの気付きを伝えようとする。オリンピックが始まる前から、部屋に万国旗を飾ったり話をしたりしたことで、競技や国に興味をもち、5歳児なりに感じたり気付いたりしていることがわかる。子どもが興味や関心をもつタイミングを適切に捉え、クラス全体で共有していけるようにする。

 

8月12日(木) 曇り 萩原

暑さが和らぎ、久しぶりに戸外で身体を動かして遊ぶことができる。全員での氷鬼やかけっこでは、園庭中を思い切り走れることを喜び、友達と競い合ったり協力し合ったりしながらゲームを進めている。また、虫への興味が高まっており、セミやコガネムシを捕まえて観察している。熱中症対策の為、戸外で遊ぶことを控えていたが、今日は園庭でそれぞれ好きな遊びをする。今後、戸外遊びの機会が増えてくると思うが、これまで戸外での運動遊びを控えていた分、身体の動かし方や遊び方に十分注意し、ケガのないよう見守っていく。

 

8月18日(水) 晴れのち雨

日野祭りの装飾やお祭りごっこに使う商品作りをする。「全クラスを招待したいから、たくさんの商品を作ろう」制作への意欲が高まっている。チョコバナナの本体やフランクフルトを作るグループ、バナナにかけるチョコスプレーを細かく作るグループなど、自分に合ったものを探し友達と一緒に取り組んでいく。それぞれのグループの中でリーダー的な存在がうまれ、指示をだしたり教えたりまとめたりするようになる。それぞれの役割において、達成感や充実感を味わうことができているので、集団の中での個の役割ややりがいを大切にしていきたい。

 

8月25日(水) 晴れ

日野祭りまで2週間となったことを伝えると、「どんなことをするのか」と昨年の活動を思い出しながらワクワクとした表情で話している。お祭りのコーナー担当の話し合いでは、年長児としての仕事・役割ということで、期待と意欲を持っている。それぞれのコーナーで「どんな仕事があるのか」「小さい子にどんな声かけをするのか」を考えた上で、自分のしたいコーナーを選択する。人数の偏りはあったものの、子どもたち同士で話し合ったり誘ったりすることで決まる。子どもたちがどう考え、どんな関わりをもち、どんな行動をするのか期待する。また、太鼓のリズム打ちでは、初めのうちは聞いて再現することが難しい児が多かったが、徐々にリズムを捉えられるようになる。また、盆踊りの曲に合わせて自由に打つと、所々で皆のリズムが合うことがあり、「皆の音が合う心地良さ」を感じることができる。友達と合わせて表現する楽しさを味わえるよう、経験を積んでいく。

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