5歳ひまわり組2020年度5月の保育日誌

5月7日(木) 晴れ 萩原

昨年度3歳児が育てたとうもろこし(爆裂種)を見て、形がとうもろこしだと分かるが、触れてみて違いに気付く。子どもたちに夏に食べるとうもろこしとは違うことやポップコーンになる種だと知らせると納得する。個人の容器の中に湿らせた脱脂綿を入れ、その上に自分でもいだ種を入れる。手元でじっくり観察し、細かな特徴に気付き、保育者に知らせている。販売されている種の方が発芽率は高いと思うが、昨年の収穫から今年度の活動に繋げ、生命の繋がりが感じられるようにしたい。乾燥した種は固く、もぐのに苦戦する姿もあったがその分気付きも多かったと思う。子どもたちが期待するポップコーンパーティーまで繋げられるよう、大切に育てていく。

 

5月11日(月) 晴れ 中村

以前読んだ絵本に出てくるお化けを作りたいと話がある。粘土や段ボール等の名前があがるが教材室へ見に行き、目にした紙コップや空き箱などから想像を膨らませる児もいる。絵本の裏表紙のお化けを再現したりお揃いの懐中電灯を作ったりして喜ぶ児もおり、それぞれが必要な物を考え保育者に提案し思いを形にしていく。最初は形にするのが難しく絵本を眺めている児も多かったが他児が提案した素材を見て「こことおなじかたちだね」「いろをぬったらできるかも」と会話が弾み「○○つかいたい」と教材室へ探しに行く児が増えた。難しい穴あけは保育者が行ったが殆ど自力で作り上げ、1つ完成するともっと作りたいと次に作るお化けを本で探す。気持ちを途切れさせえることなく素材遊びの時間を作っていく。

 

5月21日(木) 晴れ 萩原

4,5歳児で一緒に過ごす。室内で忍者体操をしてから手裏剣形のスターオセロをする。1回戦は4歳児vs5歳児、2回戦は4,5歳児混合でチームを作る。チームが変わることで「どちらの色にするべきか」が分からなくなる子もいるが、勢いのあるゲームを楽しんでいる。4,5歳児とも少人数の登園だったので共通ルールが理解しやすく結果の分かりやすいゲームにする。手裏剣マークのオセロだったため、忍者体操で導入することでゲームへのイメージもしやすかった。子どもたちの意見で初めは4歳児vs5歳児とするものの、差が大きくなったことで混合チームにする案が出され自分達で声を掛け合ってチーム分けすることができた。また、結果数を確かめる際にはオセロを積んだり並べたりして様々な比較をする。楽しみながら数や数字に興味が持てるよう活動を考える。

 

5月26日(火) 晴れ 萩原

畑のサツマイモとトウモロコシの水やりをする。種から発芽させたトウモロコシが大きく生長していることに気付き喜んでいる。トウモロコシがどの位の高さまで生長するのか予想してみると皆30~40cmを両手で示す。中には「163」と具体的な数字を言う子もいるが、何の数字かは分からない様子。自分達が高さ(身長)を測る時を思い出すよう促すと身長計が浮かぶ。部屋で身長計を見ると70㎝以下が測れない(メモリがない)ことに気付く。段ボールで作れば良いという声があがり、作る準備を始め定規を出すと「これで計測できる」と気付く。15㎝、30㎝の定規やメジャーを使って測ってみる。正確な数字を言う子もいれば、「23と24の間」と表現する子もいる。様々な物を測る中で気付きも沢山生まれている。明日は実際にトウモロコシの高さを測ってみたい。また、栽培物への興味、関心にもつなげられるよう工夫していく。

 

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