5歳ひまわり組2020年度2月の保育日誌

2月1日(月) 晴れ 萩原

幼児クラスの豆まき集会に参加する。5歳児室で節分の由来の紙芝居を見て歌をうたった後、園庭での豆まきに向かう。「これはひまわり組のお仕事だよね」と、鬼のパンツを履き、お面をつけて嬉しそうに『驚かせる準備』をする。太鼓の音に合わせ勢いよく3,4歳児の前に出るも、照れたり、恥ずかしそうだったりする児もいる。ダンスを踊った後から、数名が「そろそろ鬼が来る」と、不安そうな表情を浮かべる。鬼の登場で恐怖心が大きくなり、泣いたり隠れたりする児もいたが、他児は鬼に向かっていく。改めて、保育園で日本の伝統行事や年中行事に参加し、由来を知る大切さを感じた。これから2か月だが、一つ一つの活動、行事を大切にしていきたいと思う。

 

2月10日(水) 晴れ 萩原

「長距離を歩く散歩」で子どもたちがくじら公園を選ぶ。途中の自治会掲示板で、プレイパークが開催される旨の張り紙があり、友達同士で「何をして遊ぼうか」と話し合い、期待を大きく膨らませながら早いペースで歩く。公園では、皆で竹林に入る。竹の滑り台や手すり付きの階段など整備されており、見通しもよく、遊びやすくなっている。斜面の昇り降りや竹の滑り台など、葉や土にまみれながら自然の中で思い切って身体を動かす楽しさを味わっている。公園までの往復の道のりは早めのペースで歩いてみる。歩きながらも会話を楽しむ余裕はあるが、車道側に寄ってしまう事が度々あった。就学に向けて、歩く時のマナーや注意点をしっかりと知らせていきたい。公園では他園の年下児に注意しながら遊ぶ。斜面を転がったり、滑ったり、バランスをとって歩いたりしながらダイナミックに遊べた。自然の中にいる自分を感じながら、のびのびと遊べるよう、散歩先を考えていきたい。

 

2月15日(月) 雨 萩原

順に文集作りをしていく一年間をふりかえっての思い出を描くが、じっくりと思いだそうとする児がいれば、最近の取り組みで楽しかった場面を描く児もいる。普段の自画像では色鉛筆を使っているので、黒一色で表現することに難しさを感じている。友達のアドバイスを受けながら描きすすめていく。名前や好きな給食、将来の夢は、ひらがなで書く。50音表で文字や書き順を確認しながら丁寧に書こうとする。書き上げると満足そうな表情を見せる。雛人形の準備では、障子紙を小さくちぎる。画用紙やコピー用紙と固さが違うことにまず気が付く。そこからじっくりと観察し、「線(繊維)が多いせいだ」と気付いたり、「紙は元々木からできているからだ」と友達に伝えたりする児がいる。途中で「紙を濡らしたら柔らかくなってちぎりやすいのではないか」と気付いた児がいて試してみる。障子紙の強さの特性もあり、ちぎりにくかったが、そこからの気付きや、ひらめきがもてたのは良かったと思う。

 

2月25日(木) 晴れ 萩原

冬野菜の種を購入した時に一緒に買った『ブロッコリースプラウト』の種の水栽培を始める。袋に書かれた栽培方法を読んで伝えると、これまでの栽培物との違いに気付く。土や日光を必要としないことでは、「実は水にも栄養があるのではないか」「種の中に栄養があるのではないか」と、考えている。水を張った容器にまいてから数分後に、種の様子を観察する児もいる。30分程で、種の外皮が破けるとその生長の速さに驚いている。これまでさまざまな野菜を栽培しているが、今回のような水栽培は初めてで、新たな発見、気付きもできた。中には「生きているんだね」と、命を感じる児もいた。収穫を目標にすることももちろんだが、それまでの過程も大切にしていきたい。

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