4歳あさがお組2022年度8月の保育日誌

8月5日(金) 曇り時々晴れ  中野

久しぶりに気温が落ち着き、園庭でのんびりと遊んだ後に、保育室でお店屋さんごっこを行う。広告の切り抜きを商品にし、財布作りも自分たちで進めてきた。半数ずつに分かれて店員・客役に分かれて役になりきって遊ぶ。レジでは「ピッ」と言いながら、商品とお金を交換し、それぞれの役割を楽しみながら遊ぶ。少しずつ準備を重ねてきたので、カバン・財布にも愛着があり、楽しさがより感じられたのではないかと思う。場を設定し、どのようにお店屋さんをするかは、そのときの子どもたちの遊びの展開に任せる。友達の姿を真似し、呼び込みの声にも工夫が見られ、活き活きと夢中になっているのが印象的だった。ひまわり組の廃材遊びに興味を持ち、作ってみたいと意欲を持つ子もいるので、今後は廃材でも商品を作り、お店屋さんに発展させていきたい。

 

8月10日(水) 晴れ  中野

朝にサツマイモ畑横で摘んだオシロイバナやゼラニウム・アサガオで色水を作って遊ぶ。草花の種類によって簡単に色が出るものや、よく揉まない後でないものがあるが、色水ができると「できた」と喜びの声をあげる。黄色のオシロイバナはオレンジの色水ができ、「なんでだろう」と疑問を感じている。花や水を足して夢中で遊ぶ。草花の色水は園内の花を摘み取り、これから行う遊びに期待感をもって参加できたかと思う。花によって色の出方が違うこと、個数によって色の濃さに変化があることに気付いてその後の遊びを発展させることができた。他の草花ではどんな色が出るか試して、自然の不思議を感じられるようにしていく。

 

8月19日(金) 晴れ  中野

室内で身体を動かして遊ぶ。みんなで円になり、足の裏を合わせると「花火見たい」と子どものつぶやきがある。足をあげて「ヒュー、ドッカン」と打ち上げ花火を表現する。子ども同士掛け声を合わせてタイミングを計り、表現を楽しむ。その後、マット・三角コーン等を用意し、自分たちでコーナーを作って運動遊びをする。ジャンプコーナーやジャンケンコーナーでは、遊び方を自分たちで決めて遊びを展開する。普段一緒に遊ばない子も協力して遊ぶ姿が見られる。「花火」に見立てた一言に、急遽、表現遊びを取り入れてみる。つぶやいた子以外の子も花火=打ち上げ花火を想像し動きを合わせて表現してみようとする姿に、イメージを共有して遊びを作り上げていく子どもの力を感じた。今後も子どもからのつぶやきを大切にしていきたい。運動遊びでは遊びによって流動的な関わりの変化が見られる。遊ぶ環境を提供し、関係を温かく見守っていく。

 

8月25日(木) 曇り  中野

鉄棒に興味がある子が多く、女児を中心に前回りや足かけ逆立ちをして遊ぶ。男児は鉄棒にソフトフラフープを掛けてブランコにして遊ぶ。足が思ったようにフープに掛けられずに「できない」「どうやって」と助けを求める子もいるが、友達から「やったらできるよ」と励まされ、時間を掛けながらもやってみようとする。成功すると、周囲の子もともに喜ぶ。体のどこに力を入れればいいか分からない子もいるが、挑戦しようとする意欲が強い。気持ちを大切に受け止め、傍で見守り、安全に配慮しながら鉄棒遊びを楽しんでいく。友達が挑戦する姿を応援し、成功すると一緒に喜ぶことができる姿に子どもの心の成長を感じる。相手の良さを認められることを褒め、自分の良さにも気付いていけるようにし、自信をつけていく。

育児あれこれ