3歳さくら組2022年度1月の保育日誌

1月5日(木)・晴れ 本多

園庭に出ると、「鬼決めしよ~」と友だちに声をかけ、5~6人の子どもが自然に

集まって氷鬼が始まる。年長児がしているように、丸くなりその中央に片足を出し、順番に声をかけ決めていく。全員がルールを理解しているわけではない中で、友達と声を掛け合いながら、やりとりしている姿が見られる。時には、自分の思いが強すぎてトラブルになる事もあるが、保育者が間に入りながらやり取りを支え、遊びを継続させることで、友だちと一緒に過ごす楽しさを味わっている。年長児が、竹馬や独楽、お相撲等をしていると、自分からやってみたいと意欲的に関わっていこうとする姿もある。周囲の環境や年長児の遊び方によく気付けるようになったことに成長が感じられる。子どもたち一人ひとりの興味関心に保育者が気づき、丁寧援助していく。

 

1月10日(火)・晴れ 本多

11月に種まきした、ほうれん草やカブの種から発芽して大きく育ってきた。保育者が土や肥料を持ち様子を見ようとしていると「何しているの?」「それ何?」と興味を示し、それまでしていた遊びを中断して集まってくる。シャベルや手を使いながら土のかたまりや固さ、匂いをかいでみたりして、感触を確かめている。カブの葉が伸びて、大きく生長していることに気づき、「大きくなったね~」「食べれるかな?早く食べたいよ!」「まだ、だめだよ~」等と友だちや保育者に言いながら、成長したカブを友だちと喜びあう。12月の発表会では、『大きなカブ』を題材に劇ごっこを楽しみ、より興味がわき、身近に感じているようだ。日々の子どもたちの生活や遊びに沿いながら、自分たちが育てている意識や、動植物への関心、命の大切さ等も伝えていければと思う。

 

1月17日(火)・曇り 本多

英語で遊ぼうに参加する。年間を通して経験してきているので、朝、活動の予定を伝え英語の名前のバッジをつけると、楽しみにする。しばらく園庭で遊んだ後、年少組の時間になり、保育室で待っていると講師が来る。今日は、臨時の講師で初めての対面であるが、子どもたちはこれまでと変わらず、ニコニコした表情で親しみを持って挨拶をしたり、友だちと話したりしている。英数字を一緒にカウントしたり、ランダムに並んでいるものを数えながら順番に並べたりする。講師の言動を聞きながら、真似てみたり、音楽を聞いて体を一緒に動かして楽しんでいる。出来ると講師と、顔を見合わせてタッチをして喜びあう。人と関係を深めていく中で相手の事や言葉を知ろうとする意欲が大切だと感じる。子どもたちが色々な人や言語に触れ合いながら、その子なりに自分を表現しながら、やり取りする楽しさを経験していければと感じる。

 

1月23日(月)・曇り 細矢

朝から気温が低く、室内で過ごす。子どもたちは自分の好きな遊びを見つけ、遊び始める。自分の好きな道具、物、衣服を見つけ、自分で遊びの場を整える。一つひとつ思いいれがあるように、自分のイメージを実現しようとしているようである。「先生、見て~、ここに座ってね~」と言う。レストランが出来あがり、「先生、何がいいですか?」と尋ねる。保育者がお客さんになり応えると、丁寧に食材を皿に盛り付け、差し出してくれる。遊びの中でのやり取りの中では、役に成りきり、その遊びのイメージを大切にするようになり成長が感じられる。複数の友だちが入ってくると、イメージを共有して遊ぶのはまだ難しい場面もあるので、必要に応じて保育者も遊びに参加しつつ、一人ひとりの遊びを大切にしつつ、友だちとの遊びの共有や関係性をつなげ深めていけるようにしたい。

 

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