健康
歯科健診後、赤染めをする。活動前に「歯磨きをしてきたか」を確認すると「大丈夫!!」
と自信を持っている児と、心配になって舌で歯を触っている児がいる。赤く染まった歯を磨いていくなかで、磨き残しの部分が多いことに気づく。コロナウィルス対策で、園生活の中では歯磨きをしていないこともあり、歯の健康についての意識が薄く感じる。乳歯から永久歯への生え変わりの時期なので、歯磨きやうがい・食事などで健康な歯のための生活習慣がしっかりと意識づくよう援助していく。
気温が低くなるが、鬼ごっこやドッジボールなどで積極的に身体を動かして遊ぶ。その中で身体が温まり、時にはうっすらと汗をかく児もいる。様々な運動遊びに取り組めるよう活動を提供していく。
人間関係
クラス全体で毎日ドッジボールに取り組んでいる。ゲームを繰り返していく中で、身体の使い方がわかり、早く強くボールを投げられる児が増えてきている。チーム分けの時には、強い児と同じチームになるようにしたい児がいれば、強さが均等になるように采配しようとする児がいる。友達の得意なことや上手なことに気づくことで、友達を認めることに繋がっている。それぞれのよいところに気づき、認め合えるクラスづくりをしていく。
環境
移動動物園では、興味をもって様々な動物に触れる。大きな動物に餌やりをする中では食べる時の口の動かし方の違いに気づき、小動物に触れる時には儚さを感じて優しく扱おうとする。これまで、カブトムシの世話などから『生命』について考えてきたが、今回は動物との触れ合いから、命の大切さや重みを感じることができる。人や動物、様々な生き物に同じ命があることを知ることで、自分と同じく周りの人も大切にできる人になることを期待する。
言葉
文字への興味が高まってきて、絵本や童話を自分で読んでみようとしたり、自分の名前や手紙を書いてみようとしたりする姿が増えている。子どもたちの興味がさらに深められるよう、遊びや活動の中で読んだり書いたりする機会をつくっていく。
おたのしみ会に向けての話し合いでは、皆の前で自分の考えや思いを発表する。自分の考えに合う言葉が見つからない時には、近い言葉で伝えてみたりジェスチャーを併せてみたりしている。集団の中で自己をアピールする機会を増やしていき、友達同士の認め合えるようにする。
表現
これまでクラスで読んできた絵本から皆で話し合い、『アリババと40人の盗賊』と『ヘンゼルとグレーテル』から劇づくりをする。それぞれ、ストーリーや登場人物からイメージを膨らませていき、どう表現したいかを考えてみたり、友達とやりとりをしてみたりしている。イメージが共有されていくことで、楽しさが増してきている。さらに子どもたちのアイディアや表現を引き出し、取り入れながら劇遊びに繋げていく。