5歳ひまわり組2020年度3月のまとめ

健康

春らしい気候・気温の不安定さがあり、鼻水や咳のでる児が増えるが、大きく体調を崩すことなく過ごすことができる。午睡がなくなり、その日の活動によっては夕方に疲れが大きくなる児もいるので、昼食後に休息をとれるようにしたり、降園時に保護者に様子を詳しく伝えたりするようにする。

散歩では、行先を遠くにしたり、散歩先でも十分に身体を動かしたりするようにして、心地よい疲れを感じる程度の運動量を心がけるようにする。

人間関係

3月に入り、就学への期待が高まる児が多いが、なかには卒園を祝う会ごっこを重ねていくことで別れを実感し寂しさを感じる児や新しい環境に入ることに不安を感じる児も増えてきている。

子どもたちから、「もう少しで離ればなれになっちゃうから、たくさん一緒に遊んでおこう」「卒園しても仲間だよね」という声もあがり、より積極的に友達と関わろうとする姿が増える。

環境

2回目の円海山散歩に挑戦する。事前に地図を見てコースを考えたり、分岐点で『どちらにしようかな』と選んだりすることで、冒険気分を高めている。桜やメダカ、アメンボなど、前回の散歩では見られなかったものに触れることができ、春の訪れを感じることができる。今年度はコロナウィルスの影響で、遠足に行くことができなかったが、今回はおやつをもって普段とは違う散歩にでかけることで、遠足に出掛けたような喜びを感じることができ、子どもたちにとっても保育園最後の思い出を作ることができる。

言葉

卒園を祝う会の準備では、『お別れの会言葉』の内容を皆で考えていく。それぞれが入園した時から関わってきた人、お世話になったことを思い返して、懐かしみながら話しあっている。思いを発表する時に、どんな言葉で表現したらよいか考え込むこともあったが、友達同士で補足しあったり、思いに近い言葉を探ったりしている。皆の思いをまとめ、『お別れの言葉』で感謝を伝えることができる。

表現

ひなまつり制作の時に作った紙粘土を使って、自由に制作をする。手作りの紙粘土の為、水分量が多かったり、材料の牛乳パックの大きな固まりがあったりするが、時間をかけてこねていくうちに全体がまとまり、なめらかになっていく変化を感じることができる。「完成した作品は、形を残すことができる」と紙粘土ならではの特性を伝えると、『どんなものを思い出として残したいか』とじっくりと考えてから作り始める。初めのうちは平面で作っていく児が多かったが、立体の捉え方がわかるとイメージのままに立体で作っていくことができるようになる。自由なイメージをいきいきと表現することができたと思う。

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