4歳あさがお組2020年度2月のまとめ

健康

咳や鼻水の出る子がいたが、元気に過ごしている。看護師より、手洗い指導を受ける。紙芝居を見たり、保育者が見本となり、手を洗ったA先生・洗わないB先生に分かれ、手を洗わないB先生の手は、魔法のスプレーをかけると、水が黒くなる様子を真剣な表情で眺めたりする。「うわ~。」と驚いたり、自分の手が気になり、急いで手を洗おうとしたりする子もいる。その後も、手洗いポスターを見ながら丁寧に手を洗う姿が見られる。自分の健康に関心を持ち、病気の予防などに必要な活動を自分からしようする態度を育てていく。

人間関係

当番活動や、次の活動の準備を友達同士で誘い合い、協力して行ったり、ドッジボールやだるまさんがころんだなどの集団遊びを楽しんだりしている。友達の影響を受けて、集団あそびに興味を持ち始めた子もいるので、その子に応じた援助をしていく。なかよし散歩では、異年齢グループで活動したり、一緒に手を繋いで歩いたりしながら会話を楽しんでいた。お別れ会に向けて、今後も活動を共にしながら、異年齢児との関わりを深めていく。

環境

クラスで育てた、ほうれん草と小カブの収穫をする。「大きくなったね!」「葉っぱが違うね。」「きゅうりのにおいと同じ。」など、自分の思いを言葉にする。葉の収穫の仕方を見せると、興味を持ってプランターに集まる。虫がいないことを知ると、畑では土に触れたくなかった子も、意欲的に収穫を楽しむ。冬野菜の知識が深まるように、図鑑や野菜カードをいつでも手の届くところに置く。室内で育てているヒヤシンスの花の色を友達と話しながら、「これは紫、こっちは黄色じゃない?」と心待ちにしている。親しみやすい植物に触れる機会を持ち、実際に世話をすることによって、いたわったり、大切にしようとする気持ちを育む。

言葉

お正月遊びから引き続き、かるたやすごろくを友達と楽しむ。子ども同士で言葉のやりとりをしながら読み札を読んだり、ルールを決めたり、遊びを進めている。時折、意見のぶつかり合いもあるが、すぐに保育者は入らず、様子を見守り、必要に応じて共に考え、助言していく。当番は、皆の前に立ち、自分の家庭での過ごし方や、友達からの質問に答える。以前は恥ずかしかった子も、手を挙げて前で発言することを楽しみにする。話すことだけでなく、聞くことの楽しさや、一緒に聞くことで生まれる一体感を感じられるようにする

表現

卒園プレゼントでは年長への思いを抱きながら丁寧に作る。「ひまわりさんには内緒にして、あとでびっくりさせてあげようね。」と子どもたちがプレゼントを渡すことを楽しみにしている。年長児への感謝の気持ちが湧いてくるような言葉掛けをしていく。ひな人形の制作をする。菱餅をイメージする3色の紙粘土を使う。粘土の感触や色合いを喜び、成形する。雛人形の表情を描画や、着物を着せながら、「おとこのこのぼうしはおもしろいかたちだね。」「なんでひしもちのいろはこのいろなの?」と、ひな祭りについて興味を示す子もいる。制作を通じて、簡単なひな祭りの由来がわかる絵本や紙芝居を用意する。

育児あれこれ