5歳ひまわり組2020年度1月の保育日誌

1月5日(火) 曇り 萩原

年末年始の休み中のできごと「楽しかったこと、嬉しかったこと」を皆の前で発表する。タコあげをしたことや、自転車の補助輪を取って練習したこと、普段とは違う場所に買い物に行ったことなど、それぞれの思い出を話すことができる。その後の絵馬づくりでは、その思い出からつながり「補助輪を取った自転車で乗れるようになりたい」というものから「学校の勉強をがんばりたい」など、就学してからを見通しての願いもあった。50音表で確認しながら丁寧に書いている。休み中のできごとの発表では、皆の前に立つ緊張から単語のつなぎ合わせになる児もいたが、「誰と、どこで、何を」を意識して話すようにすることで、文章として成り立っていく。全体の前での発表の機会を増やすと同時に「聞く」姿勢をもてるようにしていきたい。

 

1月6日(水) 曇り 萩原

散歩にでかける前に「冬を探そう」と話をする。子どもたちにとっては住宅や商店の正月飾りの方に目が向きやすく、正月探しに変更し、発見を楽しむ。しめ飾りに鶴や絵馬が飾りつけられていたり、クリニック前には門松が飾られており、傍にいってじっくりと観察したりする。公園は他園の児が多くいたので、上の広場で鬼ごっこやかけっこをして遊ぶ。皆、正月飾りを家の玄関や車に飾ることは知っていたが、飾るいわれや付属しているものの意味、名前は知らなかった。話をしていくと、数名は「どこかで聞いたことがある気がする」と、思い出す。情報が溢れる現代においても、伝統文化について知る、触れることが少ないように感じる。子どもたちに正しい情報を提供する為にも保育者自身も、しっかりした知識を幅広くもっていなければならないと改めて感じた。

 

1月20日(水) 晴れ 萩原

園庭遊びでは、羽根つきやすもうごっこをして遊ぶ。どちらも、友達と競い合い、遊びをすすめていく。友達と遊びたい、勝負したいという気持ちはあるものの、負けた時の気持ちの沈み方が大きい児も、悔しさをそのままにせず、壁や柱にぶつかるけいこをし、勝つと喜ぶ。その姿を見て、負けた児が同じように、壁を押したりして「強くなりたい」「勝ちたい」という気持ちを表している。皆で遊ぶ中で、友達の良いところを見つけ、お互いに認め合うことで、仲間意識を強めていけるようにする。

 

1月22日(水) 雨 萩原

節分の鬼のお面と豆入れを作る。豆入れでは、角香箱に鬼の顔を作る。スペースが小さい為、鬼の顔のパーツもサイズが小さいものとなるが、細かく作ろうとする。鬼のお面作りでは、昨日までに出来上がった土台にパーツをつけていく。毛糸、綿、アルミホイル、キャップなど様々な素材の中から選択したり、自分のイメージを保育者に伝え、素材の追加を申し出たりしている。素材を手にするものの、どうしたら良いかが分からず、保育者の援助を求める児もいる。これまでの制作の経験もあり、また、角、キバなど特徴が強くある為、鬼はイメージ→表現はしやすいようだ。しかし、毛糸や綿では素材として魅力を感じているものの、扱いづらさも感じている。失敗からの気付き、工夫を大切にしつつ、場面に応じた、必要なだけの援助をすることで「表現」の達成感が味わえるようにする。

 

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