4歳あさがお組2020年度10月のまとめ

健康

咳や鼻水が長引く子もいるが、休むことなく元気に登園する。手洗い・うがいや水分補給など、健康に過ごすために必要なことがわかり、すすんで行うようになっている。運動会ごっこで追っかけ玉入れや異年齢同士のリレーなど、友達と力を合わせる楽しさを感じながら、意欲的に遊びや生活ができるようになっている。引き続き運動遊びを楽しみながら、子ども同士が密にならないよう、間隔などを工夫する。

人間関係

保育者や友だちとひょうたん鬼ごっこやハンカチ落としなど色々なルールのある遊びを楽しむ。初めての遊びでは、保育者がわかりやすく説明しながら行って見せ、様子を見ながら手を添えて伝えたり、繰り返して遊んだりすることで理解していく。遊びの中で自己主張をし合っている時には、必要に応じて仲立ちをしながら、互いの思いや考えを伝え合い、相手の気持ちに気付けるようにしていく。

環境

あさがおの種の収穫を楽しむ姿が見られる。「みどりじゃなくて、ちゃいろくなったやつだよ。」と、友達同士で教え合いながら一粒一粒大切に入れ物にいれていく。来年のあさがお組に収穫した種を受け継ぐことを伝えながら、命を繋いでいくことの大切さが感じられるような声掛けをしていく。公園へ散歩に行く時には、横断歩道や車道から死角になる場所では、しっかり立ち止まり、皆で「右、左、右」と車などが来ていないかを確認する。必要に応じて言葉をかけ、子ども自身で安全に気をつけられるようにする。交通ルールに関心がもてるよう、絵本や紙芝居を用いていく。

言葉

午睡前の保育者の素話を楽しみにしている。「今日は昨日と同じ忍者の話ね。」「明日は海賊の話を聞きたい!私はお姫様ね。」など、要望も出てくる。子ども一人一人をなりたい役にしてあげることで、話の世界観を自分のイメージで楽しんでいる。子ども同士で積木を使って舞台を作り、人形を動かして劇ごっこを楽しむ姿も見られる。子ども同士の関わりを大切にし、自由な発想や表現を認めながら、演じることの楽しさや充実感を味わえるようにする。

表現

運動会ごっこに向けて、万国旗やダンスの装飾品を制作する。虹の万国旗作りには、好きな絵の具を7色選んでスポンジにのせ、画用紙に塗りたくる。「うわー、きれい。」一人一人の個性が出る作品に、見ている子たちからもため息が漏れる。「もう一枚やってみたい。」意欲的に違う色合いを試したい子もいる。色の混ざる様子や変わりゆく模様を楽しんでいる様子が見られる。遊びの中で、子どもが自己表現をしようとする気持ちを捉え、必要な素材や用具を用意したり、援助したりしながら、子どもの表現意欲を満足させ、表現する喜びを十分に味わわせるようにしていく。

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