健康
簡単な身の回りのことに意欲的に取り組む姿が増えてきた。食前食後は進んで手を洗ったり、口を拭いたりするようになってきた。中には手を洗わずに席に着こうとする姿が見られたので、「手を洗ってから食べようね」と声をかけ習慣になるように促していった。また、トイレに誘うと成功したり、友だちがトイレに行く様子を見てトイレに行こうとしたりする姿が見られた。「すごいね」「おしっこ出たね」などと声をかけ、できた喜びに共感して意欲や自信に繋げていった。
人間関係
友だちと同じ遊びを楽しむことが増えてきた。「貸して」「一緒にしよう」など思いを伝えながら遊んでいるが、中には思い通りにならないと泣いて訴えたり、友だちを押したりして主張する子もある。「○○したかったね」と言葉にできない思いを代弁したり仲立ちしたりしながら関わっていった。
環境
天候不順で寒い日が続き室内で過ごすことが多かった。保育者が道路や線路を作ると「あっ道路」「線路だよ」と車や列車の玩具を走らせて遊ぶ姿があった。段ボールでトンネルや遮断機を作ったり、保育者も遊びに加わったりしながらイメージが広がるように関わっていった。雪が積もった日には園庭に出て雪遊びを楽しんだ。積もった雪に足を取られたり、尻餅をついたりする様子もあったが、徐々に雪にも慣れ園庭を歩き楽しむ姿が見られた。年上児が雪の山に登る姿を見て、真似をし雪の山に登ろうとする様子もあった。子どもたちが冬ならではの自然に触れられるように保育者も遊びに加わり楽しんでいた。
言葉
友だちや保育者とごっこ遊びを楽しんだ。二語文でやりとりしたり、保育者の真似をして言葉を発したりして自分の思いを伝えようとする姿が見られた。絵本や紙芝居を見て「あっ、バナナ」「○○だよ」と指を差しながら伝える姿も見られた。子どもたちの発する言葉を丁寧に受け取り、わかりやすい言葉で伝えたり、共感したりしながら関わっていった。
表現
好きな色を選び指に付けスタンプをして楽しんだ。「黄色!」「赤!」と色を指差して保育者に伝えたり、色を混ぜ合わせて「あっ、オレンジになった。」と色が変化した事に気付き知らせたりする姿があった。楽しむ様子を見守りながら子どもたちが様々な表現の仕方を経験できるように関わっていった。
食育
ほとんどの子がスプーンや手づかみで意欲的に食べており、好みのメニューはおかわりする姿も多かった。「おいしいね」「いっぱい食べられるね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていった。一方で、苦手なメニューがあったりお腹がいっぱいになったりすると、お茶や汁と混ぜて遊び始める子の姿も見られた。無理強いはせず、食事を終えることを提案したり、量を調節して食べやすくなるような工夫をしたりしていった。