健康
春から手洗い・うがいの大切さを伝えていき、うがい用のコップを用意すると進んで行うようになり、習慣が身についていった。簡単な身の回りのことを自分で行うことができるようになり、自分で行うのが難しいときには、一緒に行いやり方を伝えたり、必要な援助をしていった。食事面では苦手なものもちょっとずつチャレンジし、食べてみておいしさに気づいたり、最後まで食べられた子もいた。チャレンジしたことや食べきった達成感を認め、自信につなげていった。
人間関係
年度を通し、友だちを誘い合い、集団でごっこ遊びを楽しんでいた。遊びの中で思いがぶつかり合いトラブルになることもあった。保育者が間に入り、落ち着いてからお互いの思いに気づけるよう仲立ちをしていった。集会などで他クラスと交流をし、異年齢児との親しみが増すと、普段の生活でもクラスを行き来して一緒に遊んだりする姿も見られた。中学生との交流では一緒に遊ぶ中ですぐになれ、したい遊びに積極的に誘ってみたり抱っこやおんぶなどしてもらって交流を楽しむ姿が見られた。
環境
戸外遊びでは植物や虫を探して遊び、季節ごとの植物を見たり、虫に触れて遊んだ。子どもたちの発見に共感したり、一緒に虫を捕まえたりして自然と触れ合える機会をつくっていった。保育室の棚や籠の入れ替えや部屋のレイアウトを替え、遊びやすい環境を考えていった。低い棚にすると遊びのスペースとして活用し、お店屋さんごっこなどの遊びが広がっていった。遊びではさみを始め、正しい使い方を伝えていった。慣れていくと自分でどんどん切り進めるようになり、「もっと切りたい」と言う声も聞かれた。
言葉
友だち同士で注意しあうときや言い合いになったときに、きつい言い方になることがあった。子どもたちの思いを受け止めてから、言われた方の気持ちを考えるようにし、別の言い方もあることを伝えていった。クリスマス会以降から、保育室でかるたが流行り、文字に興味を持つ子が増えた。かるたを楽しみながら、ひらがなの読み方を覚えていき、保育者がいなくても自分たちで絵本を読んだりするようになっていった。
表現
リズム遊びが好きで、英語であそぼうや運動会や発表会などでみんなで一緒に踊ることを楽しんだ。体を動かすことの気持ちよさやのびのびと表現することの楽しさを共感していった。また、遊びの中で踊りながら繰り返し聴いていた歌を口ずさむ姿もあった。ごっこ遊びが好きでキャラクターやいろんな役になりきってやりとりを楽しんでいた。遊びに夢中になる中でトラブルになることもあり、必要に応じて間に入り遊びを見守っていった。