2歳もも組2020年度11月のまとめ

食事

メニューによっても違いがみられるが、食事が配膳されると自然と気持ちが食事に向き、自分から着席をして食事を始められている。【野菜を食べてみたら美味しかった】という内容の紙芝居を読むと、その日の給食で「にんじんたべてみた」など、笑顔で報告をしてくれる言葉が沢山聞かれ、保育者の顔も自然とほころんだ。友だちと会話をしながら食べるなど、楽しく食事ができるようになっているので、雰囲気を大切にして、食事中のマナーが自然と身につくようにしていきたい。

睡眠

布団に入る直前まで、元気に遊んでいるが、布団に入ると自分から目をつぶり静かにする姿が見られ、自然に入眠できている。掛け布団を頭の下に敷いて安心する様子や、「ふとんをかけて」と体全体に布団がかかり安心する様子など個性豊かな午睡となっている。布パンツで眠る子も少しずつ増えている。今月は寒暖差がかなりあり、日ごとに午睡時の気温、湿度に注意していった。

排泄

寒くなってきて便座にパットを貼ると、パットの柄を見て友だちと会話をするなど、スムーズにトイレへ行けている。紙パンツでも排尿していない子や、布パンツで散歩に出かける子など、個人差はあるが、排尿、排便を教えてくれたり、自分でズボンを脱いだり成長は十分に見られる。集団で声掛けをする以外に、個々のタイミングで声掛ける、お家の排泄の様子をお聞きするなど、今後もトイレトレーニングを無理なく進めていきたい。午睡明けは、眠さ、寒さもあり、トイレへいくまで時間がかかることもあるので、気持ちよく起床ができるように、曲などをかけるなど工夫をしていきたい。

健康

衣服の調節をしながら外遊びを行い、健康に過ごせるようにしていった。鼻水、咳などではじめているが、欠席は少なく、元気に過ごせている。手洗いうがいを頻繁にすることや、室内のプラズマクラスターで加湿をする、室内の換気を定期的に行うなど、感染症対策を行っていった。気温が下がる年末に向けて感染症に気を付けていきたい。また、空調の温度を上げ過ぎず、室内でも厚着をしすぎないように、保護者の方にも調節できる衣服の用意をお願いしていきたい。

人間関係

砂場で大きな山を一緒に作る、小さいクラスの子と一緒に過ごしていると「かわいい」と頭をなでるなど、友だちを意識して過ごす姿が多くなってきている。おままごとでは、お店屋さん、赤ちゃん役など、細やかに遊ぶ姿が見られるが、気持ちが合わないと「やだ」「やめて」など強めの言葉も聞かれるようになっているので、関わって遊ぶことの楽しさが十分に味わえるように見守りながらも、トラブルが起こった際には「こうしたらどうかしら?」など提案をしながら、最後までじっくりと遊び込めるようにしていきたい。

環境

園庭に大きい蜘蛛の巣を見つけると、蜘蛛を眺める、巣をシャベルでつついてみるなど、目を輝かせて何日も観察をする姿が見られた。蜘蛛の巣に葉っぱがひっかかっていると保育者の手を引いて急いで教えてくれるなど、興味関心が深まったことを感じるひとときとなっていた。園庭から見える昼間の月、ヘリコプター、飛行機雲、カラスなど様々な環境を楽しんで体験して、クラスみんなで楽しめて良かった。今後も散歩に出かけ、自然に触れて色々なことを発見していきたい。

言語

「このまえすべりだいした、あのこうえんにいきたい」など様子を詳しく話してくれる様になり、会話が弾むようになっている。友だちとも会話しながら遊ぶ姿が見られ、一緒の絵本をみるなど、可愛らしい姿も見られる。「赤くて、つぶつぶが一杯あって、緑の帽子をかぶっている果物はなに?」とクイズを出すと、「いちご」「さくらんぼ」など、思い思いの発言が出て、言葉遊びも楽しめている。少し長めの本や、紙芝居も集中して見ているので、今後も興味の持てる本などを読んでいきたい。

表現

お楽しみ会に向けて、新しい踊りを踊ると、保育者の真似をしながら、一生懸命踊る姿が見られる。慣れてくると曲をかけるだけで、体を動かすなど、喜んで踊り、楽しい活動となっている。歌が好きな子、手遊びが好きな子、踊りが好きな子など興味は様々であるが、楽しみながら行い、やってみた、できたという、達成感が持てるようにしていきたい。また、踊りなどは異年齢で過ごしている時にもチャレンジして、手本になる楽しさも味あっていきたい。

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