食事
1名が中期食Ⅱから後期食へ、2名が完了リズムから幼児食へと移行した。
後期食の子は、とても上手につまんだり、口に運んだりができるようになった。幼児食の4名も意欲的に食事に向かい、手づかみやスプーンを使って一人で食べようとしている。時間がかかっても最後まで一人で食べ進めている姿を焦らずゆったりと見守りながら、具材が取りやすいよう器の場所を入れ替えたり、器の中で集めたりするなどさりげなく援助をし、自分で食べる美味しさを味わえるようにしていった。
排泄
うんちが出たことがわかり、お尻を洗いに行こうと沐浴室に向かったり、股を手で押さえて保育者に伝えたりする姿が見られる。「うんちが出たね」「教えてくれてありがとう」などと声をかけ、伝えられた嬉しさが感じられるようにして、次への意欲に繋がるようにしていった。また、「きれいになったよ」「スッキリして、気持ちがいいね」などと話しかけながら優しく洗い流し、清潔になる心地良さが感じられるように図っていった。
健康
比較的体調が安定していたので、しっかりと水遊びを楽しむことができた。よく食べ、よく遊び、よく眠るリズムが整ってきたことで体力がついてきたと思われる。生活の見通しも持てるようになり、食事の前に手洗い場に向かったり、着替えの際に自分のプールバックを取って来たりする姿が見られる。衣服の脱着では、袖に手を添えると自分で腕を抜いたり、手を通そうとしたりする姿がある。
睡眠
よく遊び、よく食べ、心もお腹も満たされると自分から布団に向かい、お腹や背中をさすると、あっという間に眠りに落ちている。時折、甘えて抱っこを求めてきた時には、優しく抱き上げ、子守唄を歌うなどしながら安心して眠れるようにしていった。
身体発達
また1名が歩けるようになり、1名も盛んに一人立っちをしたり、数歩ずつ歩いたりできるようになった。より活発に移動をして遊ぶ姿を側で見守り、安全に伸び伸びと楽しめるよう、細目に玩具を片付けたり、棚を移動して広いスペースを作ったりしていった。どの子も水遊びを喜び、ペットボトルシャワーやバケツを使って、自分で水を汲んでは体に掛けて感触を味わっている。
情緒
友だちとの関わり合いを喜ぶ姿が多く見られるようになってきた。「ばぁ!」と声をかけて遊びに誘ったり、大きな笑い声をあげながら追いかけっこしたりと、お互いを受け入れ合っている様子が伺える。時には、保育者を独り占めしたくて押そうとしたり、泣いてアピールをしたりすることもあったので、思いを受け止め、一対一で関る時間を持つなどして情緒の安定を図っていった。
言葉
お気に入りの絵本を手にすると保育者の膝に座って一緒に読むことを楽しんでいる。最後までじっっと耳を澄ませて聴いたり、動物や食べ物の名前などをオウム返ししたりしながら言葉への興味・関心を深めている。ゆったりとした環境で、何度も繰り返す“もう一回”のリクエストに丁寧に応えていった。
また、“話したい”という思いを汲み取り、「そうだね、○○だね」「これはなにかな?」などと言葉でのやりとりを楽しみながら発語を促していった。