2歳こぐま組2022年度8月のまとめ

食事

先月に引き続き、赤ちゃん返りから「先生、○○ちゃんのところに来て」「先生食べさせて」などと訴える子があり、その姿を見て他の子も一緒になって「食べさせて」と甘えていた。意欲的に食べている友だちを褒めてやる気を引き出したり、少しでも自分で食べようとする姿を褒めて次への意欲に繋げたりしていった。

また、「これはなぁに?」「おいしい?」などと会話を楽しみながら、いろいろな食材への興味・関心が持てるようにしていった。

排泄

自分から「おしっこ出そう」と保育者に伝えてトイレに向かう姿が見られるようになってきた。まだ尿意を感じ取れない子も、トイレでの成功体験を重ねて自信が湧いている様子が覗える。午睡時も紙パンツを汚さない日も多くある。降園時に成功体験を伝えていくことで保護者の方の意欲も芽生え、家庭でのトイレトレーニングも順調なようだ。

健康

水遊びを通して、着替えや脱いだ衣服をたたむなどの身の回りのことを、ほとんど一人でできるようになった。また、保育者が片づけをしている様子をよく見ていて、進んで手伝い、玩具が乾きやすいように壁に斜めに立てかけたり、玩具を重ならないように並べたりしてくれていた。「手伝ってくれてありがとう」「すごいね!これならきれいに乾くよ」などと、意欲的な姿をしっかり褒めていった。

睡眠

夏の疲れからか、いつもよりも早い時間帯から入眠し、ぐっすりと眠る姿が多く見られた。呼吸や寝顔に乱れや苦しさは現れていなかったが、体調急変の可能性もあるので、睡眠チェックを怠らないように努めた。起床するなり機嫌よく話したり、布団をたたんだりする姿から、良質な睡眠が得られたことが覗えた。

身体発達

いろいろな運動遊びを通して体幹が鍛えられてきて、大きなボールの上に腹這いになって乗ったり、座って足を浮かそうとしたりとバランスを楽しむ遊びを喜んでいた。走る姿も勇ましくなり、転倒することもほとんどなくなった。同時に、手指の発達も見られ、思った場所に正確にピースを置いたり、イメージに近づくよう丸めたり伸ばしたりがスムーズにできるようになり、パズルや粘土などの遊びもじっくりと楽しめるようになってきた。

情緒

引き続き情緒不安定な子がおり、影響を受けた子がすぐさま真似て一緒になって赤ちゃん返りをしていた。遊びの場面では、小さい子たちの面倒を見たり、率先して準備や片づけを手伝おうとするが、トイレや食事となると「先生、来て」「先生して」と保育者に甘えて自分でしようとしなかった。満たされない思いを汲みとり、励ましたり、できたことを褒めたりしながら、少しでも自分でやってみようという気持ちが持てるように関わっていった。

言葉

流暢に話せるようになり、いろいろな歌を通しで歌えるようになってきた。それに伴い、以前は興味のなかった「お話し」もじっくりと聴いて楽しんでいる。年下の友だちにも「○○ちゃんも欲しい?はい、どうぞ」などと優しく声をかけながら接する姿が見られ嬉しく思う。いろいろな物の数を数えたり、ぬり絵をしたりしながら、数字や色への興味・関心も深まるようにしていった。

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