0歳りす組2021年度3月のまとめ

食事

どの子も食欲旺盛で「おいしい」と言いながら喜んで食べていたが、好きなおかずばかりを食べようとする子もいたので、「お汁もおいしいよ」「人参が入ってるね」などと声をかけて汁や野菜にも興味が持てるようにしていった。見た目や苦手意識から残そうとしていたが、一口食べてと美味しいことがわかると次々に口に運んでいた。

排泄

友だちの姿に刺激を受けて意慾的にトイレに向かう姿があった。仲良く並んで便座に座り、「しー、しー」と囁き合っていた。排尿したことを一緒に喜んだり、「気持ち良かったね」と爽快感に共感したりしていった。「ちっち、行く」と教えてくれる子もいて、1名は午前中を布パンツで過ごすようになった。

健康

施設内で感染症の陽性者が出たため心配をしたが、他の子どもたちに感染が拡大することはなく元気に過ごせた。換気や消毒を行うとともに、食前は勿論のこと食後にも手指を洗うことを促していった。泡ハンドソープを使って「あわあわ」「ばい菌、バイバイだね」と楽しみながら清潔さを意識できるようにしていった。

トイレトレーニングが進むにつれて、ズボンや紙パンツの着脱が上手になっていった。自分でやってみたいという思いを受け止め、時間がかかったり、やり直したりする姿をゆったりとした気持ちで見守っていった。

睡眠

よく遊び、よく食べ、満ち足りた気持ちから、どの子もとても気持ちよさそうにぐっすりと眠っていたが、月末近くになると、転園や進級について肌で感じ取るのか、保育者に甘えてわがままを言ったり、寝付けずに愚図ったりする姿が見られた。優しくマッサージをしたり、抱擁をしたりするなどスキンシップを十分に図り、安心できるようにしていった。

身体発達

積極的に戸外遊びを楽しんだ。しっかりとした足取りで歩く姿はとても頼もしかった。また、盛り土の山を手を使わずに上り下りできるようになったり、両足ジャンプができるようになったりと足腰の発達に驚かされた。一人一人の発達をしっかりと把握し、伸び伸びと、しかし無理やケガなく遊べるように環境に配慮をしていった。

情緒

家庭で過ごす日が多かったため心配したが、喜んで登園し、保護者の方と笑顔で別れることができていた。友だちの登園に嬉しそうに駈け寄ったり、後をついて回って遊びを真似たりする姿がよく見られた。絵本や玩具を取り合うこともあったが、仲立ちをすると少しずつ貸し借りや共有することができるようになってきた。

言葉

「開けて」「牛乳、おかわり」「にゃんにゃん、いた」「(水が)冷たい」など、自分の思いや見たこと・感じたことを言葉で伝えようとする姿が多く見られた。

また、保育者の話す言葉の意味をよく理解し、見通しを持って生活ができるようになってきた。「汚れちゃったね。お着替えしようか?」と声をかけると服を脱ごうとしたり、着替えを取りに行こうとしたりしている。

お気に入りの絵本をくり返し読んだり、ゆうくりと丁寧に言葉でやりとりを楽しんだりしながら、言葉への興味・関心が深まるようにしていった。

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