・健康
熱の症状で欠席する子どもが多く、全員揃う日が少なかった。気温差の激しい日々が続き、衣類の調節をするように促した。天気の良い日は、戸外で遠い公園に出かけ、のびのび体を動かした。食事では、全員で食べられる量を考え、全員で残飯ゼロの日もあった。
・人間関係
いもほり遠足やバス遠足などイベントの多い11月となり、子どもたちにも持ち物を自分で意識して準備できるように持ち物リストを作成し、話をする。その中で、「晴れていた時は、レインコートどうするの?」など用途を考える姿が見られた。また、生活発表会で行う「ながぐつをはいたねこ」の配役決めでは、子どもたち自身が役のイメージを膨らませ、話し合いを行いながら決め、決定すると「〇〇くん魔王役なんだね!頑張ってね!」と子どもたちで共通の目標に向かって取り組む姿が見られた。
・環境
いもほり遠足に行き、帰園すると「靴の中に砂がたくさん入ってる!」「公園に行った時はないのになぁ」と砂の違いに気づき、どうしてだろうねと問いかけると、「小さい砂なんだろうね」「おいもがよく育つように小さな小さな砂にしてるのかな」と経験を活かし、話し合う姿が見られた。また、様々な公園先で「ここの砂は泥団子できるね」と公園によって砂に違いがあることを気づいていた。
・言葉
生活発表会の劇の練習が始まり、意欲的に掲示してあるセリフを覚えようとする姿が見られている。「。ってなに?おしまいってこと?」と句読点に気づき、学びに変える姿も見られた。また、「とても信頼されている」というセリフを「愛されている」と子どもたちでセリフの意味を理解し、言い換える姿も見られた。
・表現
芋ほり遠足・バス遠足の後に、帰園してすぐに経験画を描く。芋ほり遠足では、「さつまいもは紫だと思っていたけど、今日のいもは茶色だったね!」と気づき、描く子どもや、「おいもは土の中に入っていたから、見えないようにしないと」と体験した記憶を頼りに描いていた。バス遠足のあとの経験画では、友だちと「ここで写真撮ったよね!」と会話を楽しみながら描いていた。…
健康
乾燥する季節になってきたとともに、咳が出る子が多くいたので改めて、手洗いとともにうがいをするよう声かけていった。戸外から帰ると、手洗いうがいをしっかりする姿が見られた。また、保育士が声をかけなくても、子ども同士で「うがいした?」「忘れてるよ」と声掛けしあうこともあった。
環境
秋の季節になり公園に行くと、たくさんの落ち葉があった。集めて上から降らしたり、落ち葉の上に座ったりして遊ぶ姿が見られた。また、落ち葉に穴をあけ保育士と一緒に顔を作る子もいた。ドングリや赤い木の実なども落ちており、カップや袋いっぱいに集めていた。11月は秋の自然に触れ遊ぶことができた。
言葉
成長していく中で言葉のレパートリーがより増えてきた。その中でもあまり使わない方がいい言葉を話す姿も見られるようになってきた。今月は言葉の意味や使い方をより知るために「ちくちく言葉」「ふわふわ言葉」を行った。子どもたちからもどんな言葉があるか多く意見が出ており、「それ、ちくちく言葉だよ」「そうだった、ごめんね」など会話が聞こえるようになったり、「ありがとう」がより多く聞こえるようになったりした
人間関係
普段はゆり組のみで散歩に行くことが多いが、11月はすみれ組と一緒ににしはら公園へ散歩に行った。すみれ組の子と手をつなぎ、楽しくお話しながら歩いており、時には「前つめよう」と声かける姿も見られた。公園につくと、鬼ごっこをしたり、木の実拾いなどしたりして遊んでいた。
表現
馬橋公園やわんぱく広場で取ってきたどんぐりを使って、動物制作をした。ライオンやウサギなど保育士が見せた見本と同じものを作る子や、フクロウ、サイなど自ら形を考えながら作る子もいた。さまざまな大きさのどんぐりから選んだり、ドングリの帽子を使って目や口を作ったりしていた。飾ると、お迎えの際、保護者に何を作ったか嬉しそうに話す姿が見られた。…
健康
日中は暑く汗ばむ日もあるが、夕方になると涼しくなる。鼻水がでている子どもがふえてきた。「先生、ティッシュはどこ?鼻でちゃった。」と言ってくる。「棚の上に置いてあるよ」と答えると自分で鼻をふく。鼻の周りがキレイになり、気持ちよさを感じ取る。手洗い場に貼ってある“手洗いの仕方のポスター”を見ながら手を洗う子もいる。手をしっかりと洗うことで病気の予防につながるということを理解してきている。
人間関係
登園するとグルっと部屋の中を見渡し「このオモチャで遊ぼう」と遊び始める。最初は一人で遊んでいるが、その遊びが楽しそうに見えると「入れて」と友だちがやってくる。「いいよ」と返事をして一緒に遊ぶ。「私はここで動物園を作るから○○ちゃんは動物のご飯をお願いね」と言葉を交わす。意見が合わない時には「先生、○○ちゃんが言うことを聞いてくれない」と言ってくる。自己主張によるぶつかり合いから、友だちにも気持ちがあることに気付き、友だちといる楽しさを味わう。
環境
自然豊かなにしはら公園へ行く。落葉がたくさんあり、子どもたちは落葉を集めてフカフカのベットを作る。その上に寝転んで「落葉の上は暖かいんだね」と感じたことを言葉で表す。木の周りで遊んでいた子が、木の皮が剥けていることに気付く。「あっ、大変だ。ばんそうこうを貼らないと」と言い、落葉を当てる。自分が怪我をした時に周りの大人がしてくれたことをしっかり見て、実行に移しているのだと感じた。
言葉
“どうぞのいす”の劇ごっこをする。ウサギ役の子は“トントントン”と金づちを打ちながら入場する。“トントントン”という響きが楽しいようで、他の役の子も一緒になり「トントントン」と口ずさむ。”どうぞのいす”の絵本から劇ごっこへ。絵本の内容を知り、次にどのような言葉がくるか感じ取っているのか分かる。「あとのひとにおきのどく」というフレーズも気に入り、友だちと一緒に楽しみながら言う。
表現
毛糸を使ってクリスマスリースを作る。好きな毛糸の色を選んでもらう。「先生、毛糸はフカフカしていて気持ちいいね」と話す。「クリスマスは緑だから緑の毛糸を使うね」とか「私は暖かい毛糸が好きだから赤にするね」と好みの毛糸を選ぶ。紙皿に毛糸を巻き、カラフルなポンポンをボンドで作る。ポンポンの大きさと色も自分で選び、一人一人がイメージしたクリスマスリースが仕上がった。…
健康
咳・鼻水がでている子が多く見られたが、「はなみずでちゃった」と保育士等に伝え鼻水を拭いてもらう子、「せんせい、はなみずふいたよ」と自分でティッシュを取って鼻水を拭いて清潔にする子など自分の不快を言葉で伝えられるようになる。トイレへの声掛けを保育士等がしなくても自分からトイレへ向かってくれる子が増え、オムツが濡れていない子が「トイレすわる!」と意欲的に便座に座る子もまた増えてきている。散歩先の公園では友だちや保育士等を誘って鬼ごっこをして思いっきり身体を動かして遊んでいる。
人間関係
友だちや保育士等との園生活での関わりが増えていく中で、ごっこ遊びの中で保育士等が子どもたちに伝えている言葉を真似して取り入れたり、保育士等が掃除している様子を見てごっこ遊びの中で掃除する真似をしたりして遊ぶ様子が見られる。子どもたちの思いを受け止め、繰り返し伝えていく中で散歩に出かける際のきまりなどを保育士等が話す際にしっかりと聞いてくれ安全に散歩を楽しんでいる。
環境
保育室や園庭のおもちゃでよく遊んでいく中で興味・関心がとても強くなり、大きな積み木を使って電車と駅を作り「まもなくしゅっぱつしまーす」と子どもたちのなかでおもちゃを工夫して使いイメージを膨らませて遊んでいる。散歩で自分だけの特別なバックを用意して散歩へ向かい、ドングリや松の実、落ち葉など秋の季節のものを子どもたち一人一人が集めて楽しむ様子が見られる。
言葉
子ども同士での関わりも増え「一緒にあそぼう」「これ(玩具)かして」など子どもの中で会話を広げている。保育士等との言葉のやりとりの中でも、自分がしたかったこと、嫌だった気持ちなど、言葉を通して伝えられるようになってきた。友だち同士で意思疎通がうまくいかない時、保育士等の仲立ちのもとで友だちに「〇〇がいやだった」「おもちゃをかしてほしかった」と伝えられるようになり、友だちの嫌だった気持ちなどを少しずつわかってきたが、引き続き様子を見守りながら援助していく。
表現
12月のクリスマス制作に向け、クリスマスブーツを作る。好きな色を聞いてクリスマスブーツに綿をつけてデザインする。「サンタさんくるかな?」と期待を寄せて一人一人ブーツに綿を貼り付ける。おもちゃスタンプでは、普段慣れ親しんでいるおもちゃに絵の具をつけ、一人一人力一杯クリスマスブーツにスタンプをして自分だけのブーツを作る。「サンタさんにでんしゃもらう!」「わたしはプリンセスもらう!」とクリスマスを楽しみにしながら取り組んでいた。…
健康
戸外遊びでは、鉄棒やのぼり棒、タイヤ引きなど腕の力を使ったり、全身の力を使って遊ぶことが多くなってきた。体力がついてきて、戸外遊びが長く続くようになってきた。
鼻水が出ると「はな」と言ったり、鼻を指さして伝えようとする姿や、服が濡れると着替えようとするなど不快な思いを感じて伝える姿が多くなってきた。
身の回りのことに意欲的に取り組み、特に服の着脱は自分でできることが増えたり、協力動作が多くなってきた。
人間関係
友だちを意識することが多くなり、やってあげたい気持ちや一緒にいたい気持ちが強くなってきた。自然と手をつないで歩いたり、一緒のものを見て笑いあったり同じ空間にいることを喜んでいる。また、関わりが多くなってきた分トラブルもあるが、保育士等が仲立ちしながら、互いの気持ちを簡潔な言葉で伝えると、納得することも増えてきている。絵本や紙芝居を、友だちと見ることでより楽しく感じたり、興味を持って見てみようとする姿も増えてきている。
環境
散歩先では行動範囲が広がり、木の後ろでかくれんぼをしたり、小さな家に入って友だち同士の関わりを楽しんでいる。また、落ち葉などを集めて上から降らせて楽しんだり、踏んで音を楽しむ姿があった。季節の移りかわりを体験する良い機会となった。散歩では、2台で行っていた移動車を1台にして、散歩先へ向かう。手を繋いで歩くことが楽しくなってきた。一人一人の体力や気持ちに合わせて行うようにする。
机上遊びではパズルやシール貼りなど手先を使った遊びに夢中になっている。
言葉
言葉がはっきりしてきて伝わることが多くなり、よりコミュニケーションをとることが楽しくなっている様子がある。好きなことから発語に繋がっていくことが多く、車や電車、動物、友だちの名前など身近なものからどんどん言葉が出てきている。紙芝居や絵本では簡単なストーリー性のあるものも楽しめるようになってきている。
表現
体操や季節の歌、手遊びをのびのび楽しんでいる。歌詞もはっきり歌えるようになってきたので、より歌うことが楽しくなってきた様子。
散歩先では、地域の方に挨拶をして関わりを持ち、嬉しそうにしたり、前を通った消防車などのはたらく車に大喜びして手を振るなど、可愛い姿が沢山見られた。子どもたちの気持ちを大切にして、思いに共感しながら過ごしていきたい。
…
健康
戸外に行くための準備を覚え「お散歩に行こう」と子どもたちに声をかけると、保育士等と一緒に自分のマークから靴下入れや帽子を手に取ると履こうとしたり被とうとする姿が見られた。また、散歩から帰り部屋の水道に向かうと、泡石鹸を出そうとしたり洗った後にペーパータオルを渡すと自分で手を拭こうとする姿も見られた。積み重ねから生活の流れが身についているように思う。着替えでも、少しずつ服を着せようとすると自分で服に手を入れるなどの姿も見られた。食事では全員が食具を使って上手に食べられるようになり、最近は食べ物をこぼすのも量も少なくなったことから安心してそばで見守れるようになった。
人間関係
友だちへの興味が増し、戸外での水分補給の際には紙コップを持って「(かん)ぱーい」と保育士等や友だちと乾杯することを楽しむ姿が見られた。また傍に近づき友達に抱きついたり、友達が泣いていると頭を“よしよし”となでる様子が見られ、また同じ玩具で遊ぼうとする様子も見られた。物の取り合いや突然叩いたり服や体を引っ張ることからトラブルは引き続き見られたが、保育士の言葉かけで叩くのが止まったり手が出る姿が少し減ってきたように思う。
環境
活動に動くようになり、興味ある所へトコトコと歩いて探索している姿が見られた。戸外では公園の築山の上り下り手をつかずに何度も繰り返したり、道路の段差のところを敢えて通ったりと歩く楽しさを感じている姿が多くあった。室内では手先を使った遊びに興味を持ち始め、型はめやストローを穴に入れる玩具に夢中になって遊ぶ姿が見られた。型はめ遊びは最初難しかった子も繰り返す中でできるようになり、手を叩いて喜ぶ様子も見られた。また室内の棚に置く玩具を見直し、月齢や興味にあった玩具を置き、適宜子どもたちに合わせて変えるようにする。
言葉
散歩のときに「ワンワン」「(はっ)ぱ」など覚えた単語を繰り返し言う姿が見られた。思いや欲求を喃語で気持ちを伝えようとする姿も出てきて、「いやだったのね」「○○したかったのかな?」と言葉で代弁し、安心して気持ちを表現できるように受け止めた。“読んで”とお気に入りの絵本を持ってきて保育士等の膝にちょこんと座る姿も見られた。食事の時に、「おいしいね」と保育士等が語りかけると、「おいしいね」「うんうん」と言ったり頬に手を当て、“おいしい”ポーズをよくしていた。言葉や気持ちを伝え合う姿が多くあった。
表現
寒さが訪れたことで公園や散歩中に落ち葉が見られるようになり見つけると、保育士等と一緒に落ち葉を踏んで感触を楽しんだり手いっぱい集めて舞い上げてひらひら落ちる光景を楽しむなど自然を感じで遊ぶことができた。制作はみのむし制作をし、みのむしの蓑を思い浮かべ、茶色・おうど色・はだ色の3枚の折り紙をそれぞれ子どもたちにちぎってもらい、顔をつけて作った。これまで室内遊びで、新聞ちぎりから紙ちぎりまでたくさん遊んできたこともあり、お手本で折り紙をちぎって見せると早くやりたそうにしていた。ちぎりやすいように折り紙の端っこに少し切れ目を入れてあげると上手にちぎることができていた。ビリっと思い切り切れるのが楽しいようで、切れるたびに手をパチパチする姿も見られた。完成すると部屋の中にある木に飾り、気づいた子どもたちは指さして嬉しそうにしている姿が見られた。…
健康
10月上旬は、手足口病は流行り、全員揃う日が少なかった。また、登園できるようになった子どもたちも手や足、口にできた水泡を痛がる様子が見られ、食事量が下がったりと全体的に体調の優れない様子が見られた。下旬は、体調不良で欠席する子どもも少なくなったが、感染症の流行する季節になるので、体調の変化を保護者と連携し、留意し、見守っていく。
人間関係
2回のなかよしグループでの活動を通し、ゆり・すみれ組のペアの友だちを覚え、積極的に関わろうとする姿が見られた。新聞紙ゲームでは、「せーので乗るよ!」と声をかけ、バランスを取り、支える姿も見られた。その後もなかよしグループでハロウィンパーティーも行ったことにより、より一層、異年齢交流での関わりが深まっていた。
環境
年間を通し、下半期に入ったこともあり、室内の玩具を入れ替える。将棋や世界地図のパズルを室内に準備すると、やってみたい!と子どもたち同士でやり方を確認し、遊び込む姿が見られていた。将棋では、保育士が一度ルールを説明し、対局すると、周りにいた子どももルールを覚え、その後は子どもたち同士で楽しんでいた。興味を持つ子どもが多かったので、4セット用意すると、多くの子どもが将棋に触れ、楽しさを感じていた。
言葉
10月は保育参加月間で、全家庭の保護者の方々が参加してくださり、子どもたちも毎日嬉しそうに交流をしていた。朝の会で「質問コーナー」を行うと、「好きなフルーツはなんですか?」「お仕事は何をしてるんですか?」など子どもたちで場に応じた言葉を選び、質問をする姿が見られた。
表現
絵の具遊びやアイロンビーズ遊びを行い、細やかな色の違いを遊びの中で感じていた。絵の具遊びでは、少しずつ色を足し、自分だけの色の変化を楽んでいた。また、アイロンビーズでは、キャラクターのほほの色や帽子の色を自分たちで考え、作品…
健康
10月終わりごろになると、気温が下がってきた。着替えの際に長袖か、半袖かどちらにするか自分で考え選ぶ子がいた。それを見て「僕も長袖にする」と着替えボックスから取り出し着替える子もいた。また、気温に合わせて服装を変えるといいことも話していくと、友だちの姿が保育士の声掛けを聞いて、服装を選ぶ子が増えていった。
環境
レゴを使い車や家を作り遊ぶ子が増えたので、レゴの人形を多く用意した。人形を使い作った家でごっこ遊びや飛行機、車に乗せて遊ぶ子がいた。人形だけ持ち、走り回りながら戦いごっこをする子もいたので、様々な景色を印刷し、遊べる場所を用意したり、一緒に家を作ったりした。
人間関係
今月は縦割り活動を2回行った。1回目では「新聞紙ゲーム」を行った。だんだんと小さくなる新聞紙の上に3人チームで落ちないよう協力して乗っていた。2回目は「○×ゲーム」を行った。正解だと思う方に「こっちじゃないかな?」とチーム同士で話し合い決める姿も見られた。
言葉
10月の英語ではハロウィンをテーマにした活動が多く行われた。「ゴースト」「バット」など様々なお化けの英語を知り、「トリックオアトリート」とハロウィンならではの英語も学んだ。日常でも「トリックオアトリート!」という姿も見られ。ハロウィンのイラストを貼ると「あ!ジャックオランタンだ!」という子もいた。
表現
運動会の経験画を描いた。パラバルーンやかけっこ、メダルをもらったことなど、楽しかったこと、思い出に残ったことを画用紙に描いていた。パラバルーンが思い出に残っている子が多く、様々な色のクレヨンを使い描いていた、また、たくさん思い出があった子は、画用紙いっぱいに、かけっこ、サーキットなど様々な種目を描いていた。…
健康
病気の本に興味があり、読み聞かせをする時に「これ読んで。」と子どもたちからリクエストがある。絵本を読み終わるとすぐに「咳をする時はお口を隠すんだよね。」「手のばい菌は石鹸で洗ってバイバイしないとね。」と伝えにくる。そこで看護師によるうがい指導を行った。口の中にはばい菌が入ってくる話やブクブクうがいとガラガラうがいの違いや方法を教えてもらう。実際やってみたりもした。その日の夕方、園庭から戻ると早速、うがいをする姿があった。
人間関係
水たまりがある園庭で遊ぶ日。遊び始める前に「水たまりに入らないで遊んでね。」と伝えると、水たまりの中には入らないように淵のギリギリで泥水をすくおうとする。散歩先で遊び始める前に「先生が、帰るよって言った帰ろうね。」「はーい」と約束をする。実際に帰る時に「まだ遊びたい」と言い出しても保育士等が「お約束は?先生が帰るよって言ったら?」と聞くと「、、、帰る。」と答える。自分が約束したことを守れるようになってきた。
環境
前半は残暑が続き、散歩に行くことができなかった。遠足を次週にひかえ、少し長い距離を散歩に行くことができた。行き帰り子ども同士で手をつないで歩ききることができた。公園内を移動するときもすぐに集まることができた。待ちに待った遠足の日。公園でドングリを拾ったりかけ回ったり元気に遊び、お弁当を食べた。クタクタになりながらも声をかけあい元気に帰園した。
言葉
誕生日会の時に、お祝いするお友だちに質問をしてもらっている。「質問したい人、いますか?」と聞くと子どもたちが「はーい」と手を挙げる。「好きな食べ物は何?」「好きな色は?」質問する側も答える側も一生懸命考える姿がある。質問の内容も変わっていき、「好きなシンカリオンは何?」と自分の好きなキャラクターの話になった。誕生日の子はわからなかったので「えー・・・っと」と悩みながらも何とか質問に答えようとする姿が微笑ましかった。
表現
初めてハサミを使用してハロウィンの制作を行った。全体にハサミの使い方、扱い方などを約束する。キラキラテープ紙を切り、ステッキを作った。次に線に沿って切り、カバンを作った。一人ずつハサミの使い方を見守りながらの作業となった。細長い線を何本も切った。誰一人と「もうやらない」と投げ出す子はなく、集中して最後までやりきっていた。…
健康
公園で夢中になって遊び手繋ぎで帰る途中子ども達が口々に「お腹すいた~給食なんだろうね!などと言って子ども同士話す姿が見られる。園に近づくととてもいい匂いにつられて子どもたちも「カレーかな?カレー大好き!」と言っているので、手洗いを済ませて食事に誘っていける。ゆったりと落ちついた雰囲気の中で友だちと食べる楽しさを経験しつつ急がせたり待たされたりせずに一人一人のペースを尊重して味わう時間となるようしていった。
人間関係
子どもたちは遊びを通して自分とは異なる思いや感情を持つ他の子どもの存在に気づき徐々に子ども同士関わりを持ってきている。保育士等は遊びの中でお互いの良さなどが生かされ一緒に遊ぶ楽しさを持てるようそれぞれの友だちの良いところを伝えるようにしていきたい。保育士等も子ども一人一人の良さや可能性を見い出し、その子どもらしさを損なわずありのままを受け入れるように心掛けるようにした。
環境
今年の夏はとても暑かったので、葉の裏にセミの抜け殻をたくさん見つけた。
始めて見る抜け殻に「こわ~い」と言って近づかない子や触ろうとして少し触れたら取れて下に落ちてしまったり思いがけない経験をする事ができた。又、園庭にいつもより大きな芋虫がいて絵本で見る青虫よりかなり大きく誰も触れず少し離れた場所から見ることができた。青虫にも色々な種類がいることを実体験で知ることができ、皆生き生きしていた。生き物に愛着を感じるようになって欲しいと思った。
言葉
子どもたちは、絵本や紙芝居が大好きです。最近は、ストーリー性のある「三匹の子ブタ」や「お母さんやーい」など、おたまじゃくしが自分の親を探す物語も真剣に見てくれた。最初は自分に似ているドジョウを親だと思って「お母さん?」と聞くのですが最後にカエルに自分も変化してようやく葉の上にいる本当のお母さんを見つけるストーリーだ。子どもたちは手足が出てくるおたまじゃくしがとても不思議なよう。簡単な言葉の繰り返しが大好きな子どもたち、色々なことに興味を持ってもらいたい。
表現
秋になっても残暑が厳しく日中園庭に出る前に水まきをすると綺麗な虹が出ることがあった。「見てみて虹が出てる!」手を伸ばすと水の跳ね方が変化したり乾いた砂が濡れて濡れて黒い水玉模様になったり、大きな声を上げてとても楽しそうにしてる。子どもたちが自分の目で見て、じっくりと関わり様々な気づきや発見の喜びを経験する時間をこれからも大切にしていきたい。…