健康
気温が寒い日や暖かい日があった。自分で「今日は寒いから上着、着よう」と言い、着る。自分でチャックを閉めることができる子も増えた。散歩から戻ると「もう手を洗ったよ。」「もう替えたよ。」と自主的に身の回りの事を済まして嬉しそうに伝える。また生活の切り替えが早くできるようになり、片付け等にかかる時間が短くなった。排便の時に自分で拭くやり方を伝えると、家でも自分でやるようになったと保護者の方から嬉しい話があった。自分でできるようになったという自信が次への意欲を育てる。
人間関係
室内でも戸外遊びでも気の合う友だちと遊ぶことも楽しむ。並んだタイヤを渡って遊んでいるうちにバスマットを敷き始め、お家作りが始まる。せっせと砂場セットを運び、「いらっしゃいませ~」「キッチンカーなの」とお店屋さんごっこへと遊びが広がっていく。友だちとの関りが増えた反面ぶつかり合いも見られるが、保育士等の仲介を通して相手の気持ちに少しずつ気づくようになってきた。
環境
カルタ遊びに興味を持ち、誘い合って始める。最初は絵を見て取っていた子が「(読み札を)見せて」と同じ文字の札を探し、そのうち耳で聞くだけで札を取る。そうしていくうちに、書くことにも意欲を見せ、「これは、○○くんの“ま”と同じだね」と気づき、名前が記入されているカゴなどを見ながらクレパスを手に取り、塗り絵に使った紙の裏に書いていく。文字や数字に関心を持ち、自然と覚えていく過程をみる。
言葉
遊びの中に急に入ってきた友だちに対して「○○ちゃん、“入れて”って言って」「入れて」「いいよ」などと友だちとの関りの中で、言葉で伝えて解決しようとする姿が見られるようになった。また「ここはこうね。」「○○くん、こうして」自分の思いを伝え、話ながら気の合う友だちと制作や再現あそび、ごっこ遊びなどを楽しむようになった。
表現
いつでも手にできるように鈴を部屋に置いた。また音楽が聴けるようにCDプレーヤーを準備した。すると「今日はこCDが聴きたい」「クリスマスの曲だ。鈴を鳴らそう」と音楽を楽しむ姿があった。発表会の『どうそのいす』ごっこや『あわてんぼうのサンタクロース』の演奏を通して、友だちと一緒に歌ったり体を動かして表現することを楽しんだ。発表会が終わった後も余韻を楽しみ、気の合う友だちを誘って一緒に小道具で遊んだり歌ったりしている。…
(健康)
朝晩は、寒かったが日中は天気も良く、暖かい日が続いて戸外遊びを楽しんでいた。咳、鼻水の出る子もいたが特に大きく体調を崩す子はなく、元気に過ごしていた。外遊びから帰ってきて手洗いの声かけをし「きれいになって気持ちいいね!」と清潔にする心地よさを伝えてきた。また、着脱面では、自分たちでやろうとする姿が多く見られ脱いだ服も保育士に教えてもらいながら上手に畳んで袋にしまうことが出来るようになってきた。
(人間関係)
公園に散歩にいくと、「○○ちゃん手をつなごう!」と誘い合ったり公園に着くと、「一緒にすべり台しよう!」「まてまてごっこしよう!」と友だちとの関わりを楽しんでいた。そんな中、お互いの言葉や理解の行き違いから、トラブルになることもあるが、保育士が仲立ちをし、解決方法を提案しながら援助し見守ってきた。
(環境)
戸外遊びでは、追いかけっこが人気で「おにごっこしよう」と保育士や友だちを誘い簡単なルールのある遊びを少しずつ理解しながら楽しんでいた。また、公園に散歩に出掛けると公園に咲いている花や赤い実を集中して拾い、自然に触れて楽しむ姿も多く見られた。
(言葉)
友だちとの関わりがある中で、色々な言葉を覚え、二語文、三語文で話せる子が増え、楽しそうに話する姿が多く見られた。又、クリスマス会にサンタクロースからプレゼントをもらったことを嬉しそうに保育士や友だちに伝えていた。また、友だちに対して言われて嬉しい言葉、嫌な言葉があることを少しづつ伝えていった。
(表現)
12月の制作で画用紙で靴下を作り色々な型に絵の具を付けて、のびのびと集中して描画する姿が見られた。クリスマス会で「♪あわてんぼうのサンタクロース」の歌を保育士のギターの音を聞きながら、楽しく歌ったり、自分たちで作った手作りどんぐりマラカスで個々にリズムに乗ってマラカスを振り演奏を楽しんでいた。…
健康
手を洗う際には「石鹸でゴシゴシしてバイキンバイバイしようね」と声を掛けると、「バイバイ」と言って手を洗っている。着替えでは、「自分でやる」と保育士に伝え意欲的に取り組んでいる。着替えが一つ一つ着実にできるようになってきている。意欲もより強くなり、「できない」と言いながらも「お手伝いする?」と声を掛けると「自分で」と頑張っている。手伝ってほし時は「これやって」と伝えに来る。自分でできる物とできない物の区別ができるようになってきていると感じる。子どもたちペースで取り組めるよな援助を心掛け、手伝いを求める時には自分の部分を残しながら援助し、「自分でできた」という思いを持てるようにしていく。
人間関係
高月齢児は、友だちに「○○ちゃん遊ぼう」と誘い合う姿も多く見られるようになり、友だちと一緒にご飯を作ったり鉄棒をしたりして楽しんでいる。また、普段手遊びで行っている「3匹の子ぶた」を思い出し、「今オオカミから逃げてるの」と言い、バスマットを盾にして隠れて遊んでいる姿も見られる。保育者が一緒にやっていたことを子どもたちだけで遊んでいることに成長を感じる。低月齢児は、「おいで」と言って誘ったり手を繋いで歩いたりしながら友だちとの関わりを楽しんでいる。また、友だちと一緒に絵本を読みながら、知っている言葉や喃語を話してやり取りを楽しんでいる姿も見られる。
環境
進級に向けて午後の活動では、なるべく仕切りを開放して過ごしている。開放すると机でおままごとをしたり絵本を友だち同士で読む姿が見られた。また、米粉粘土遊びでは自分たちでコロコロし蛇を作れるようになった子どもが増えた。ままごとの鍋やコップ使ってジュースやご飯を作っている姿もある。子どもたちがやりたい遊びを選べるよう、棚の位置や玩具を増やすなどの工夫をし、室内遊びを充実させていく。
言葉
高月齢児は、2語文、3語文を話すようになり保育士や友だち同士で少しずつ会話をする場面もある。中月齢児は、単語や2語文がかなり出るようになってきている。保育士が絵本や紙芝居を読む中で、オウム返しをしたり「これは?」と疑問に思ったことを言葉にして伝えようとする姿が多く見られるようになってきた。低月齢児は、絵本を数人で読んでいる姿がある。指を指したり知っている単語や発語でやり取りを楽しんでいる。トラブルもあるが、友だちとの関わり方を遊びの中で学んでいけるような仲立ちを心掛けていく。また、場合によって読み聞かせの前等に全体で話す場を設けていく。
表現
クリスマス会では、ジングルベルをマラカスで演奏した。乳児全員がいる中で演奏は、緊張している顔を浮かべている子もいた。しばらくすると、雰囲気にも慣れ、マラカスを曲に合わせて振り、自分たちなりの表現を楽しんでいた。クリスマス会が終わった後はマラカスをままごとに使って調味料にしたり音楽が流れると、マラカスを振って自分たちで遊びをイメージを膨らませて展開させていっている姿が見られた。…
健康
日中も冬らしい寒さとなり、寒さから咳や鼻水など風邪の症状が見られ、感染症からの発熱で休む子もいた。戸外遊び後の手洗いを毎日繰り返し行う中で習慣となり、進んで水道に向かい手を出して洗おうとしたり、ハンドソープを出そうとする姿が見られるようになった。また着替えの場面では、以前と比べて更に自分で行おうとする姿が見られ、衣服から方腕のみ出してあげるとその後は自分で脱げるようになり、また脱いだ衣服を袋にしまおうとする子もいた。食事面では全員が完了食へ移行し、食具を使ってこぼさずに上手に食べるようになった。そのため環境を変えて子どもたちが向かい合わせで食べるように席を配置したことで、友達の顔が見えて嬉しそうにする姿が見られた。これから健康面で気温が下がり冬の感染症が流行する時期のため、手洗いなど丁寧に行い感染症を予防できるようにしていく。
人間関係
友だちの遊びに興味を持ちそばに行って一緒に遊ぼうとしたり、年上のクラスの子の姿をよく見て真似して鉄棒にぶら下がるなど、以前と比べて興味が広がり進んで遊びを見つけて遊ぶ姿が多くなった。友だちの使っている玩具が欲しくて取り自分の物にしようとする場面も多く見られ、保育士等が仲立ちして「かしてしようね」「どうぞできるかな?」と言葉かけすると持っていた玩具を差し出したり、手振りで「かして」の表現をして欲しいと伝える子もいた。また、朝と夕方には登降園する友だちに気付くと嬉しそうに手を振ったり、笑顔でそばに近づいてタッチする姿が見られた。関わりたい気持ちを十分に受け止めて、声をかけながら見守っていく。
環境
食べ物の玩具や絵本の中の食べ物を手にとって食べる真似をする姿が見られるようになったため、おままごとの玩具(スプーンなども)や人形を増やしていった。夕方に遊びコーナーに机を用意してあげると、その上にお皿やフライパン・食べ物をのせて友だちや保育士等に食べてもらおうと渡したり、人形の口に食べ物を持っていき食べさせる子もいた。またカバンにお気に入りのおもちゃや絵本を入れ、腕にかけて保育士等に手を振ってお出かけするような場面も見られた。成長につれ手先が器用になり、型はめやBブロックでよく遊ぶようになった。Bブロックはこれまで自分たちでうまくつなげられなかったが、一緒に遊ぶ中でコツをつかみ今では何個も重ねることができるようになった。
言葉
言葉が出ていた子は更に盛んに単語を発する姿が見られ、「とんとんとんひげじいさん」など簡単な手遊びの歌詞や絵本のセリフ・物の名前など、保育士等の真似をして声に出すようになってきた。喃語も更に増えてきて、それぞれが気持ちを表現している。また保育士等が話していることを理解し、指差しをしたり頷きながら語尾を真似したりする子もいる。また少しずつ友だちの名前を覚え、名前を呼ぶと近くに行って指さしをする姿も見られた。伝えたい気持ちを優しく受け止め一人一人の言葉に丁寧に応え共感し、発語を促していく。
表現
クリスマス会では、たんぽぽ組の発表の番になると前に座り「おもちゃのチャチャチャ」の曲に合わせて鈴を振って演奏をした。ほぼ3分間の演奏中、誰も泣かずに嬉しそうに鈴を鳴らして発表ができ頑張ったと思う。また他のクラスの発表や職員の発表でも、嬉しそうに手を叩いたり集中して見る姿が見られた。制作はクリスマスツリーを作り、初めてシール貼りに挑戦した。クリスマスツリーの形に切った画用紙にシールを貼って装飾した。シールを貼る際にひっくり返ってしまうなど難しそうにする子もいたが、ほとんどの子は回数を重ねていく中で保育士等が半分剥がしたのを取って上手に貼ることができていた。…
・健康
熱の症状で欠席する子どもが多く、全員揃う日が少なかった。気温差の激しい日々が続き、衣類の調節をするように促した。天気の良い日は、戸外で遠い公園に出かけ、のびのび体を動かした。食事では、全員で食べられる量を考え、全員で残飯ゼロの日もあった。
・人間関係
いもほり遠足やバス遠足などイベントの多い11月となり、子どもたちにも持ち物を自分で意識して準備できるように持ち物リストを作成し、話をする。その中で、「晴れていた時は、レインコートどうするの?」など用途を考える姿が見られた。また、生活発表会で行う「ながぐつをはいたねこ」の配役決めでは、子どもたち自身が役のイメージを膨らませ、話し合いを行いながら決め、決定すると「〇〇くん魔王役なんだね!頑張ってね!」と子どもたちで共通の目標に向かって取り組む姿が見られた。
・環境
いもほり遠足に行き、帰園すると「靴の中に砂がたくさん入ってる!」「公園に行った時はないのになぁ」と砂の違いに気づき、どうしてだろうねと問いかけると、「小さい砂なんだろうね」「おいもがよく育つように小さな小さな砂にしてるのかな」と経験を活かし、話し合う姿が見られた。また、様々な公園先で「ここの砂は泥団子できるね」と公園によって砂に違いがあることを気づいていた。
・言葉
生活発表会の劇の練習が始まり、意欲的に掲示してあるセリフを覚えようとする姿が見られている。「。ってなに?おしまいってこと?」と句読点に気づき、学びに変える姿も見られた。また、「とても信頼されている」というセリフを「愛されている」と子どもたちでセリフの意味を理解し、言い換える姿も見られた。
・表現
芋ほり遠足・バス遠足の後に、帰園してすぐに経験画を描く。芋ほり遠足では、「さつまいもは紫だと思っていたけど、今日のいもは茶色だったね!」と気づき、描く子どもや、「おいもは土の中に入っていたから、見えないようにしないと」と体験した記憶を頼りに描いていた。バス遠足のあとの経験画では、友だちと「ここで写真撮ったよね!」と会話を楽しみながら描いていた。…
健康
乾燥する季節になってきたとともに、咳が出る子が多くいたので改めて、手洗いとともにうがいをするよう声かけていった。戸外から帰ると、手洗いうがいをしっかりする姿が見られた。また、保育士が声をかけなくても、子ども同士で「うがいした?」「忘れてるよ」と声掛けしあうこともあった。
環境
秋の季節になり公園に行くと、たくさんの落ち葉があった。集めて上から降らしたり、落ち葉の上に座ったりして遊ぶ姿が見られた。また、落ち葉に穴をあけ保育士と一緒に顔を作る子もいた。ドングリや赤い木の実なども落ちており、カップや袋いっぱいに集めていた。11月は秋の自然に触れ遊ぶことができた。
言葉
成長していく中で言葉のレパートリーがより増えてきた。その中でもあまり使わない方がいい言葉を話す姿も見られるようになってきた。今月は言葉の意味や使い方をより知るために「ちくちく言葉」「ふわふわ言葉」を行った。子どもたちからもどんな言葉があるか多く意見が出ており、「それ、ちくちく言葉だよ」「そうだった、ごめんね」など会話が聞こえるようになったり、「ありがとう」がより多く聞こえるようになったりした
人間関係
普段はゆり組のみで散歩に行くことが多いが、11月はすみれ組と一緒ににしはら公園へ散歩に行った。すみれ組の子と手をつなぎ、楽しくお話しながら歩いており、時には「前つめよう」と声かける姿も見られた。公園につくと、鬼ごっこをしたり、木の実拾いなどしたりして遊んでいた。
表現
馬橋公園やわんぱく広場で取ってきたどんぐりを使って、動物制作をした。ライオンやウサギなど保育士が見せた見本と同じものを作る子や、フクロウ、サイなど自ら形を考えながら作る子もいた。さまざまな大きさのどんぐりから選んだり、ドングリの帽子を使って目や口を作ったりしていた。飾ると、お迎えの際、保護者に何を作ったか嬉しそうに話す姿が見られた。…
健康
日中は暑く汗ばむ日もあるが、夕方になると涼しくなる。鼻水がでている子どもがふえてきた。「先生、ティッシュはどこ?鼻でちゃった。」と言ってくる。「棚の上に置いてあるよ」と答えると自分で鼻をふく。鼻の周りがキレイになり、気持ちよさを感じ取る。手洗い場に貼ってある“手洗いの仕方のポスター”を見ながら手を洗う子もいる。手をしっかりと洗うことで病気の予防につながるということを理解してきている。
人間関係
登園するとグルっと部屋の中を見渡し「このオモチャで遊ぼう」と遊び始める。最初は一人で遊んでいるが、その遊びが楽しそうに見えると「入れて」と友だちがやってくる。「いいよ」と返事をして一緒に遊ぶ。「私はここで動物園を作るから○○ちゃんは動物のご飯をお願いね」と言葉を交わす。意見が合わない時には「先生、○○ちゃんが言うことを聞いてくれない」と言ってくる。自己主張によるぶつかり合いから、友だちにも気持ちがあることに気付き、友だちといる楽しさを味わう。
環境
自然豊かなにしはら公園へ行く。落葉がたくさんあり、子どもたちは落葉を集めてフカフカのベットを作る。その上に寝転んで「落葉の上は暖かいんだね」と感じたことを言葉で表す。木の周りで遊んでいた子が、木の皮が剥けていることに気付く。「あっ、大変だ。ばんそうこうを貼らないと」と言い、落葉を当てる。自分が怪我をした時に周りの大人がしてくれたことをしっかり見て、実行に移しているのだと感じた。
言葉
“どうぞのいす”の劇ごっこをする。ウサギ役の子は“トントントン”と金づちを打ちながら入場する。“トントントン”という響きが楽しいようで、他の役の子も一緒になり「トントントン」と口ずさむ。”どうぞのいす”の絵本から劇ごっこへ。絵本の内容を知り、次にどのような言葉がくるか感じ取っているのか分かる。「あとのひとにおきのどく」というフレーズも気に入り、友だちと一緒に楽しみながら言う。
表現
毛糸を使ってクリスマスリースを作る。好きな毛糸の色を選んでもらう。「先生、毛糸はフカフカしていて気持ちいいね」と話す。「クリスマスは緑だから緑の毛糸を使うね」とか「私は暖かい毛糸が好きだから赤にするね」と好みの毛糸を選ぶ。紙皿に毛糸を巻き、カラフルなポンポンをボンドで作る。ポンポンの大きさと色も自分で選び、一人一人がイメージしたクリスマスリースが仕上がった。…
健康
咳・鼻水がでている子が多く見られたが、「はなみずでちゃった」と保育士等に伝え鼻水を拭いてもらう子、「せんせい、はなみずふいたよ」と自分でティッシュを取って鼻水を拭いて清潔にする子など自分の不快を言葉で伝えられるようになる。トイレへの声掛けを保育士等がしなくても自分からトイレへ向かってくれる子が増え、オムツが濡れていない子が「トイレすわる!」と意欲的に便座に座る子もまた増えてきている。散歩先の公園では友だちや保育士等を誘って鬼ごっこをして思いっきり身体を動かして遊んでいる。
人間関係
友だちや保育士等との園生活での関わりが増えていく中で、ごっこ遊びの中で保育士等が子どもたちに伝えている言葉を真似して取り入れたり、保育士等が掃除している様子を見てごっこ遊びの中で掃除する真似をしたりして遊ぶ様子が見られる。子どもたちの思いを受け止め、繰り返し伝えていく中で散歩に出かける際のきまりなどを保育士等が話す際にしっかりと聞いてくれ安全に散歩を楽しんでいる。
環境
保育室や園庭のおもちゃでよく遊んでいく中で興味・関心がとても強くなり、大きな積み木を使って電車と駅を作り「まもなくしゅっぱつしまーす」と子どもたちのなかでおもちゃを工夫して使いイメージを膨らませて遊んでいる。散歩で自分だけの特別なバックを用意して散歩へ向かい、ドングリや松の実、落ち葉など秋の季節のものを子どもたち一人一人が集めて楽しむ様子が見られる。
言葉
子ども同士での関わりも増え「一緒にあそぼう」「これ(玩具)かして」など子どもの中で会話を広げている。保育士等との言葉のやりとりの中でも、自分がしたかったこと、嫌だった気持ちなど、言葉を通して伝えられるようになってきた。友だち同士で意思疎通がうまくいかない時、保育士等の仲立ちのもとで友だちに「〇〇がいやだった」「おもちゃをかしてほしかった」と伝えられるようになり、友だちの嫌だった気持ちなどを少しずつわかってきたが、引き続き様子を見守りながら援助していく。
表現
12月のクリスマス制作に向け、クリスマスブーツを作る。好きな色を聞いてクリスマスブーツに綿をつけてデザインする。「サンタさんくるかな?」と期待を寄せて一人一人ブーツに綿を貼り付ける。おもちゃスタンプでは、普段慣れ親しんでいるおもちゃに絵の具をつけ、一人一人力一杯クリスマスブーツにスタンプをして自分だけのブーツを作る。「サンタさんにでんしゃもらう!」「わたしはプリンセスもらう!」とクリスマスを楽しみにしながら取り組んでいた。…
健康
戸外遊びでは、鉄棒やのぼり棒、タイヤ引きなど腕の力を使ったり、全身の力を使って遊ぶことが多くなってきた。体力がついてきて、戸外遊びが長く続くようになってきた。
鼻水が出ると「はな」と言ったり、鼻を指さして伝えようとする姿や、服が濡れると着替えようとするなど不快な思いを感じて伝える姿が多くなってきた。
身の回りのことに意欲的に取り組み、特に服の着脱は自分でできることが増えたり、協力動作が多くなってきた。
人間関係
友だちを意識することが多くなり、やってあげたい気持ちや一緒にいたい気持ちが強くなってきた。自然と手をつないで歩いたり、一緒のものを見て笑いあったり同じ空間にいることを喜んでいる。また、関わりが多くなってきた分トラブルもあるが、保育士等が仲立ちしながら、互いの気持ちを簡潔な言葉で伝えると、納得することも増えてきている。絵本や紙芝居を、友だちと見ることでより楽しく感じたり、興味を持って見てみようとする姿も増えてきている。
環境
散歩先では行動範囲が広がり、木の後ろでかくれんぼをしたり、小さな家に入って友だち同士の関わりを楽しんでいる。また、落ち葉などを集めて上から降らせて楽しんだり、踏んで音を楽しむ姿があった。季節の移りかわりを体験する良い機会となった。散歩では、2台で行っていた移動車を1台にして、散歩先へ向かう。手を繋いで歩くことが楽しくなってきた。一人一人の体力や気持ちに合わせて行うようにする。
机上遊びではパズルやシール貼りなど手先を使った遊びに夢中になっている。
言葉
言葉がはっきりしてきて伝わることが多くなり、よりコミュニケーションをとることが楽しくなっている様子がある。好きなことから発語に繋がっていくことが多く、車や電車、動物、友だちの名前など身近なものからどんどん言葉が出てきている。紙芝居や絵本では簡単なストーリー性のあるものも楽しめるようになってきている。
表現
体操や季節の歌、手遊びをのびのび楽しんでいる。歌詞もはっきり歌えるようになってきたので、より歌うことが楽しくなってきた様子。
散歩先では、地域の方に挨拶をして関わりを持ち、嬉しそうにしたり、前を通った消防車などのはたらく車に大喜びして手を振るなど、可愛い姿が沢山見られた。子どもたちの気持ちを大切にして、思いに共感しながら過ごしていきたい。
…
健康
戸外に行くための準備を覚え「お散歩に行こう」と子どもたちに声をかけると、保育士等と一緒に自分のマークから靴下入れや帽子を手に取ると履こうとしたり被とうとする姿が見られた。また、散歩から帰り部屋の水道に向かうと、泡石鹸を出そうとしたり洗った後にペーパータオルを渡すと自分で手を拭こうとする姿も見られた。積み重ねから生活の流れが身についているように思う。着替えでも、少しずつ服を着せようとすると自分で服に手を入れるなどの姿も見られた。食事では全員が食具を使って上手に食べられるようになり、最近は食べ物をこぼすのも量も少なくなったことから安心してそばで見守れるようになった。
人間関係
友だちへの興味が増し、戸外での水分補給の際には紙コップを持って「(かん)ぱーい」と保育士等や友だちと乾杯することを楽しむ姿が見られた。また傍に近づき友達に抱きついたり、友達が泣いていると頭を“よしよし”となでる様子が見られ、また同じ玩具で遊ぼうとする様子も見られた。物の取り合いや突然叩いたり服や体を引っ張ることからトラブルは引き続き見られたが、保育士の言葉かけで叩くのが止まったり手が出る姿が少し減ってきたように思う。
環境
活動に動くようになり、興味ある所へトコトコと歩いて探索している姿が見られた。戸外では公園の築山の上り下り手をつかずに何度も繰り返したり、道路の段差のところを敢えて通ったりと歩く楽しさを感じている姿が多くあった。室内では手先を使った遊びに興味を持ち始め、型はめやストローを穴に入れる玩具に夢中になって遊ぶ姿が見られた。型はめ遊びは最初難しかった子も繰り返す中でできるようになり、手を叩いて喜ぶ様子も見られた。また室内の棚に置く玩具を見直し、月齢や興味にあった玩具を置き、適宜子どもたちに合わせて変えるようにする。
言葉
散歩のときに「ワンワン」「(はっ)ぱ」など覚えた単語を繰り返し言う姿が見られた。思いや欲求を喃語で気持ちを伝えようとする姿も出てきて、「いやだったのね」「○○したかったのかな?」と言葉で代弁し、安心して気持ちを表現できるように受け止めた。“読んで”とお気に入りの絵本を持ってきて保育士等の膝にちょこんと座る姿も見られた。食事の時に、「おいしいね」と保育士等が語りかけると、「おいしいね」「うんうん」と言ったり頬に手を当て、“おいしい”ポーズをよくしていた。言葉や気持ちを伝え合う姿が多くあった。
表現
寒さが訪れたことで公園や散歩中に落ち葉が見られるようになり見つけると、保育士等と一緒に落ち葉を踏んで感触を楽しんだり手いっぱい集めて舞い上げてひらひら落ちる光景を楽しむなど自然を感じで遊ぶことができた。制作はみのむし制作をし、みのむしの蓑を思い浮かべ、茶色・おうど色・はだ色の3枚の折り紙をそれぞれ子どもたちにちぎってもらい、顔をつけて作った。これまで室内遊びで、新聞ちぎりから紙ちぎりまでたくさん遊んできたこともあり、お手本で折り紙をちぎって見せると早くやりたそうにしていた。ちぎりやすいように折り紙の端っこに少し切れ目を入れてあげると上手にちぎることができていた。ビリっと思い切り切れるのが楽しいようで、切れるたびに手をパチパチする姿も見られた。完成すると部屋の中にある木に飾り、気づいた子どもたちは指さして嬉しそうにしている姿が見られた。…