健康
風邪や胃腸炎が流行し、休む子が多かった。手洗いうがいの励行を徹底し、感染の予防に努めた。また、看護師によるくしゃみのエチケット指導や手洗い指導を行った。子どもたちも真剣に聞いたり、取り組んだりする姿が見られた。その後も手洗いやうがいの際に聞いたことを思い出し、「こうやってやるんだよね!」と実践する姿が見られた。
人間関係
バナナ氷鬼やだるまさんがころんだなど、友だちとルールのある遊びを楽しんだ。「一緒にやろう!」と誘い合ったり、ルールを教え合ったりして、遊びを深める様子が見られた。
友だちとの関係がより一層深まる中で、相手を独占したい気持ちから、トラブルに繋がることが多くなってきた。相手にも思いがあることをその都度伝えたり、さまざまな友だちと関われるように遊びに誘ったり仲立ちしたりするようにしてきた。
言葉
毎月一度のおはなし会では、絵本の他にも素話を楽しんだ。素話は初めてだったが、興味を持って聞く姿が見られた。また、言葉の繰り返しや、物語を想像しながら楽しむ事ができた。
12月に入り、お当番活動を始めた。前に立って挨拶をする際には、恥ずかしがる様子もあるが、友だちに聞こえるように大きな声で挨拶をしようと、張り切る姿が見られた。また、当番活動を通して自信に繋がったり、友だちの挨拶を聞こうとしたりする姿がより一層見られるようになってきているところである。
環境
園庭のバケツに氷の膜が張ってあることを発見し、触って感触を楽しんだり、溶ける様子をじっくりと観察したりする姿が見られた。また、散歩先の公園で霜柱を見つけ、友だちと踏んだ時の音を楽しんだり、「冷たいね。」と触ってみたりして、冬の自然を感じることができた。
年末に向けて、保育室を大掃除した。日頃から使っている椅子や机、玩具を拭くことで、物を大事にする気持ちを養った。また、大掃除を終えると「ピカピカで気持ちがいいね。」と友だちと話す姿が見られた。
表現
冬のパーティに向けて合唱や合奏を楽しんだ。合唱では、友だちと声を合わせる楽しさを感じたり、季節の歌に親しんだりすることができた。また、合奏ではピアノの音に合わせてすずを演奏した。「きれいな音がするね。」とすずの音色に耳を傾けたり、興味深そうに音を鳴らしてみたりして、どんな音がするか確かめる姿が見られた。本番では伸び伸びと歌ったり、演奏をしたりして、自分たちなりに表現することを楽しむことができた。…
健康
胃腸炎や嘔吐によって欠席する子が多く見られたが、登園する子は元気な様子だった。
鼻水や咳をする子も多く見られたので、一人一人の体調をこまめな検温や午睡時の布団の間隔をあけるなどの配慮をし、健康管理に努めた。手洗いや着替えなどにおいては、保育士と一緒にやりながら手の洗い方を覚え、できると「てがきれいになったね」と喜び、また、脱いだ服をたたむと、「服にアイロンかけたよ」と見せてくれるなど、身の回りのことを自分の力でやってみようと挑戦する姿が見られた。来月も、清潔に保つ心地よさを感じ、その習慣が身につくよう援助していく。
人間関係
公園に散歩に向かうと、子ども同士で「むしさがしをしようー!」「かくれんぼしよーよ!」と友だちと一緒に遊びを見つけている姿が見られた。おもちゃの貸し借りや場所の取り合いでは、「つかいたかったの!」「いまはダメ!あとで!」と揉めてしまう事もあったが、保育士がお互いの気持ちを受け止め、相手に伝えたい言葉を保育士が代弁し、解決方法を提案しながら援助した。継続的に行うことで、子どもたち同士で「じゅんばんこにしよ!」「さきにつかっていいよ!」と友だちの気持ちを思いやる姿が見られ、折り合いをつけながら遊べるようになってきた。
環境
おままごとの遊びの中では、家庭での生活場面をよく見て再現している様子が見られた。皿におもちゃの野菜を乗せるときにも、綺麗に並べてお友だちに「おりょうりできたよ!」と配っていた。戸外遊びではかくれんぼが人気で、「かくれんぼしよー」と友だちを誘い遊んでいた。おにごっこでは、保育士が
鬼になり追いかけると、「こっちだよ!」と言いながらタッチされないように全速力で走り、楽しむ姿が見られた。
言葉
保育士が子ども同士の関わりの中で相手がどういう気持ちかを継続して言葉にして伝えていくことで「かなしいきもちだよ」「いやなきもちだよ」と子どもの言葉で伝えている姿が見られるようになった。また、クリスマスにサンタクロースから何をもらったかを保育士に嬉しそうに言葉で伝えていた。
友だち同士では、保育室の電車の本を見ながら、「ぼくはこれもらったの」「ぼくはのぞみ!」とプレゼントをもらって嬉しかったことを楽しそうに会話をしていた。
表現
冬のパーティーでの「ジングルベル」の歌の発表に向けておやつ後に練習などをする。練習を重ねていく中で自分のオリジナルの振りふけをつけて歌っている姿が見られた。当日は緊張する様子を見られたが、保育士と目をあわせながら上手に歌うことが出来た。冬の制作では、毛糸をつかったゆきだるまを制作する。毛糸の感触を「ゆきみたいにふわふわしているね!」「わたしの、わたあめ!」と自分が感じたことを具体的に伝え、友だち同士で話し合いながら制作を楽しんでいた。完成した作品を「わたしのかおに、にている!」とユニークな発言を保育士に伝えていた。…
健康
鼻水が出る子が多くなり、胃腸炎や嘔吐により欠席する子もいたが、長引くことなく元気に登園することができた。まだ感染症が流行る時期なので、一人一人の体調の変化に留意していく。鼻水が出ていることに気付くと「はなふいて」と保育者に知らせ、自分でティッシュを取りに行く姿が見られるようになる。きれいになったことに共感し、気持ち良さに気付けるようにしてく。また、体力が付いてきて、全体的に入眠時間が遅くなっている。食事の時間を考慮しながらスムーズに入眠できるよう働きかけた。
人間関係
友だちに興味があり遊びを真似して、同じ玩具を使おうとするなど一緒に遊ぶことを楽しんでいる。時に玩具や場所の取り合いで揉めることもあるが、遊んでいる様子を見守りながら必要に応じて、お互いの気持ちを受け止めて仲立ちしていく。また、泣きだす友だちに気付くと「どうしたの?」と言って顔をのぞき込んで頭を撫でたり、戸外に出る時に靴下や靴を渡してあげたりと微笑ましい場面も見られる。
環境
戸外遊びでは、寒さに負けず元気に過ごせるよう園庭遊びや散歩など、その日の天候や園庭の状態に応じて、なるべく体を動かすことが出来る方を取り入れた。全身のいろいろな動きができるようになり、ますます遊びが活発になってきた。戸外では「まてまてあそび」が大人気で、追いかけられて逃げまわり、シャボン玉や転がるボールも楽しそうに追いかけて遊ぶ姿が見られた。まだ周囲の様子を確認することはない、怖いもの知らずの時期なので、危険のないようにしっかりと見守っていくようにした。
言葉
自分の名前がわかるようになるとともに、友だちの名前を呼んで遊びに誘う姿も見られるようになる。友だちへの関心が増して、登園時に「おはよう」と挨拶する子もいる。友だちが使っている玩具を貸して欲しいと、片言で伝えようとする場面も見られるようになる。見立て遊びのなかでの友だち同士のやり取りも増えてきた。また、家での出来事を嬉しそうに言葉で伝える子もいる。ゆっくりと関わり、伝えたいことをしっかりと受け止めていくようにした。保育者との会話のなかで子どもならではのユニークな発言も聞くことができた。
表現
冬のパーティーに向けてマラカスを使って合奏を楽しんだ。当日の発表では「おもちゃのチャチャチャ」の曲に合わせて少し緊張しながらも、マラカスを手にして振り、上手に音をだすことができていた。
お正月の制作で手形スタンプをした。手のひらに筆で絵の具を塗ると、くすぐったそうにする子はいたが、嫌がらずに嬉しそうにしている子が多かった。獅子舞の顔と手形を台紙に貼り付けて完成した作品を見ると「○○ちゃんがぺたんしたの」「かわいいお顔だね」と笑顔で話す子もいた。…
健康
12月初旬頃から、少しずつ嘔吐下痢の子どもが増えてきた。午睡明けに目を覚ますと大量の緩い排便や、何度も繰り返し下痢の様子が見られたため、保護者に体調の様子を伝えつつ可能な限り早目のお迎えをお願いすることもあった。全員が順番に胃腸炎にかかったため、玩具や保育室の消毒を念入りにし、また、子どもの体調や変化を保護者の方と話して共有するようにした。
人間関係
友だちや保育士と関わって遊ぼうとする姿が見られ、時には無理やりお友だちが使っている玩具を取ろうとして叩たかれたり嚙みつかれたりする姿が見られた。自分の気持を言葉で表現できない時期であるため、嚙みついた子にも嚙みつかれた子にもその気持ちを代弁していき、噛んだ子には、嚙まれたら痛いことを繰り返し伝えていくようにした。引き続きしっかりと傍について見守るのと同時に、心が満たされゆったりと過ごせるよう援助していく。
環境
雨の日や気温の低い時、又、鼻水が出ている子が多い日には、室内遊びを行った。
乳児用の平均台やマットを広い多目的室に準備して、危険の無いようにして遊んだ。
自分が今できないことも友達ができていると一緒に滑り台によじ登り、立ちあがって嬉しそうであった。友達と同じ環境に親しみ触れる中で、様々な物に興味や関心を持ってきている。
言葉
遊びのやり取りから「○○あった」「○○いた」などの二語文がでてきている。
「ジャンバー着て外に行こうね。」と言うと「○○ちゃんのジャンバー」と保育者の言葉をすぐ真似てオウム返しをしてくる。保育士は、言葉に込められた子どもの思いをしっかりとらえ、話したいという子どもの気持ちを汲み取り、言葉を補いながら会話が通じ合う喜びを満たしていきたい。
表現
いつも行く公園に着くと、今迄緑色だった銀杏の葉が、黄色に色づき沢山落ちて絨毯のようだった。黄色く色づいた葉を拾って、「みて!」と保育士のもとに持ってくる。
子どもは、自分が感じ取った事や心を動かされたことを、身近な人と一緒に楽しんだり伝え合ったりするようになる。来月も身近な環境に関わる中で、子どもたちと一緒に、見たり触れたり嗅いだりし、子どもの感覚に心を傾け寄り添っていく。…
健康
朝晩の気温はぐっと下がったが、日中過ごしやすい気候の日が多く、芋掘り遠足で遠くまで歩く練習もかねてまだ行ったことない遠い公園に行く機会を増やした。春と比べて体も成長し、体力がついたことで、たくさんの距離を歩けるようになり、また午睡時間に寝なくても平気な子が増えた。食事では、子どもたちがやりたいと話していたお当番がご飯をよそるのを始め、しゃもじの持ち方や食べる人の気持ちを考えて丁寧によそうよう伝えた。ご飯が上手によそれるようになったら、就学を見越してみそ汁もよそうように進めていこうと思う。
人間関係
運動会を経てから、集団活動をした際に見通しをもって自分たちで考えて行動したり、朝の会など集中が必要な場面で、子どもたちが気付いて教え合ったり、クラスの中での立ち位置が中心にいる子が呼びかける様子が見られるようになってきた。その中で、友達同士の関係性や伝え方によって傷ついたりトラブルがあるので、見極めながら自分たちで解決できるよう援助していく。
環境
芋掘り遠足で、畑に行って芋を掘ったり、畑にある野菜や果物を実際に見ることができたのが良い経験になったように思う。クラスでは、育てやすいヒヤシンスの球根を一人ずつ水栽培で育てている。名前をつけて愛でる姿が見られたり、また責任をもって毎日水替えをすることで変化にすぐ気付き、生長を嬉しそうに話している。さやえんどうをプランターで育てているが、大事にクラスで育ててクッキング活動に取り入れようと思う。
言葉
毎月サッカー教室を行っていることもあり、今行われているワールドカップに興味を持つ子が多く、朝の会で試合相手の国名と世界地図を見ながら場所を確認していた。世界の文化や言葉にも興味を持っている様子が見られたので、世界に関する本や図鑑を用意した。友だち同士の会話では、相手を思いやる言葉かけや伝え方が増えてきて、言い方が強いなどのケンカが減った。今後も子どもたちでの話し合いを大切にし、必要な言葉をかけられるよう保育をしていく。
表現
芋掘り遠足とバス遠足の経験画を描いた際、以前と比べ思い出深い場面や場所が見てわかるように上手に描けていて、絵画の成長を感じた。もっと絵が丁寧に、より情景がわかるよう「周りに何があったかな?」「肌の色は何色かな?」など一人ずつ声をかけていきながら完成させた。経験画を通し、もっと表現が広がっていくよう個人で使用するクレヨンを用意し、絵画活動を増やしていく。…
健康
給食及びおやつ後のうがいが習慣化したため、風邪や感染症防止の観点より、戸外活動から園に戻ったときにもうがいをするようにした。5秒間のガラガラうがいを1回行うルールを作り、子ども達に伝えると、自分達できちんと手洗い後にうがいをするようになった。また、寒さが厳しくなってきたので、子ども達に上着を着るかどうか尋ね、気温に合わせて衣服を調節する大切さを伝えていった。次第に戸外活動の前に自分で考えて上着を着る姿も見られるようになった。
人間関係
席替えを行ったことにより、クラス内のグループも変わった。それに伴い、グループ名を新しくすることになったが、以前よりも話し合いが円滑に行われ、短時間で全員が納得するグループ名を決めることができた。更に、グループ全員ではなく、それぞれのグループから1人ずつ代表で当番活動を行うことにした。今までと違うルールになったので、うっかり当番活動を忘れる子もいるが、気づいた子が教える姿も見られた。当番活動を通して互いに助け合う心や、責任感を学ぶことができていると感じられる。
言葉
子ども達の語彙が増えてきたので「ちくちく言葉」と「ふわふわ言葉」について考える時間を作った。子ども達に挙手制で発表してもらったところ、ふわふわ言葉の方がたくさんあがった。画用紙を用いて一覧にし、今後は「ちくちく言葉は0回、ふわふわ言葉は1回以上使っていこう」というルールを作った。すると、子ども達同士で「ちくちく言葉だよ」と教えあったり、一覧にした言葉以外のちくちく言葉やふわふわ言葉に気づいて保育者に伝えたりする姿が見られた。
環境
散歩に行く途中、いちょうの木が紅葉していく様子を観察したり、落ち葉となり、木についている葉っぱが減っていくことを寂しがったりしていた。また、折れていた木の枝をほうきのように使い、たくさんの落ち葉を集めたり、集めた落ち葉を降らして友だちと楽しんだりしていた。他にも、風に乗ってひらひらと舞う落ち葉を掴もうとしたり、ムクロジやジャノヒゲの実を集めてままごとに使ったりするなど、戸外活動を通して思う存分秋の自然に触れることができた。
表現
紙粘土とどんぐりを使い、好きな料理を表現する制作を行った。保育者が一人一人のリクエストに応じた絵具を紙粘土に垂らすと、子ども達は一生懸命こね、紙粘土に色がつく様子を面白がっていた。また、ボンドでどんぐりをつけることにより、ケーキやピザ、だんごなど、思い思いの料理に近づくことをとても楽しんでいた。完成後は互いに見せ合って感想を言ったり「いつ持って帰れるかな?」と自宅に飾ることを楽しみにしたりしていた。…
健康
ここ2か月間、体調不良や私用で休むことが多かったが、今月に入り一人も休むことなく登園してくる子が増えてきた。しかし、例年に比べて気温の寒暖差が激しく日中に発熱や咳の症状が出る子もいた。こまめに熱を測り、看護師や職員と連携を取りながら保護者に状況を伝えるようにした。これから気温も下がることも想定し、徐々にうがいのやり方も教えていきたい。
人間関係
徐々に他児と一緒に関わろうとする姿が見られた。女児はおままごとや塗り絵、男児はブロック類で車を連結させ、立体的な空間の家を作る。会話をしながら遊びに発展していくことが増えてきたと共に、「こうしたい」という気持ちも芽生え、「勝手につけないでよ」などの訴えや、癇癪を起こすことが多くなった。子どもたち同士で伝える大切さを見守りながら、必要に応じて保育士が介入し助言や言葉を促していった。また、解決した後は、完成するよう最後まで一緒にやると達成感を味わうことが出来ていた。
環境
久しぶりに仲良しグループ活動があった。雨で馬橋公園には行けなかったため、各グループに分かれていす取りゲーム、園内探検、貨物列車などをした。久しぶりの異年齢交流だったため、緊張し、泣いてしまう子もいたが、ペアのお兄さん、お姉さんに「一緒に繋ごう!」と言われると勇気を振り絞り活動に入ることが出来た。最後の自由遊びでは、一緒にパズルやピタゴラスを使ってお家を作った。物の形を見ながら、どの部分に当てはまるか、そのような形を組み合わせることでイメージしたものが作れるのかを考えながら行い、完成すると喜ぶ姿がみられた。定期的にこのような活動を増やしていき、人間関係を広げていると共に、年上の子が作る物から刺激を受け、イメージが膨らんでいき、様々なやり方があることを知ることができるよう援助していく。
言葉
中旬にかけて、いちょう制作をする。事前に準備した型にスポンジを使い、好きな色を付けながらスタンプのように押していく。女児は、ピンクや赤、オレンジなどの暖色系、男児は緑、黄緑、黄色などの寒色系に加えて中性色が人気だった。取り組んでいる時は、「これ、ハートみたい」、「これは○○くんが好きな色だよね」と他児の情報も把握しながら自分が感じたことを自分なりの言葉で表現している様子が見られていた。また、手を洗うときは、「泡がいつもと違う」と興奮している子もいた。これからも季節に因んだ物を作っていきたい。
表現
先月以来の英語活動があった。運動会の準備などで、回数が減ってしまっていたため、久しぶりに講師の先生に会えたことにとても喜んでいた。天候や体調を発音した後、二色から三色の記憶するゲームでは、色や組み合わせによって覚えることが大変なこともあった。当たるとガッツポーズをしながら喜びを分かち合っていた。体を使ったダンスや表現ダンスも上手に踊れて楽しむことが出来た。…
健康
朝夕と日中の気温差で咳や鼻水の出る子がいた。鼻水が出ると「鼻水を拭いてください」と言いにきていた子が自分でティッシュを取って拭く姿がみられた。
公園で追いかけっこをして走り、そして、段差からのジャンプや低い木への木登りなど、全身を使って遊ぶことでバランスよく歩けるようになり公園への行き帰りにかかる時間が短くなってきている。
人間関係
園庭にタイヤを並べて一人ずつタイヤに乗り込む。「私が運転手だよ」「お買い物に行くの」
「動物園に行くの」と言いながらごっこ遊びを楽しんでいた。また散歩に向かう時に「○○ちゃん一緒に手をつなごう」と呼びかける姿が見られた。様々な友だちと手をつないで散歩に行くことが楽しいと感じてもらえるように引き続き戸外活動に期待の持てる声かけを工夫していく。
環境
天気の良い日が続き、一日を通して散歩に出かけられる機会が多かった。公園に落ちている木の実や落ち葉をお店屋さんごっこのケーキやプリンに飾り付けをしたり、ひびが入っているドングリをみつけて中はどうなっているのかという興味から、外の硬い皮の下に薄い皮があることを知り、全部むくと「白くなったよ」と嬉しそうに見せてくれた。自然物を使って遊びを展開する様子がよく見られた。
言葉
子ども同士での関わりも増え「一緒にあそぼう」「これ(玩具)かして」など子どもの中で会話を広げている。保育者との言葉のやりとりの中でも、自分がしたかったこと、嫌だった気持ちなど、言葉を通して伝えられるようになってきた。友だち同士で意思疎通がうまくいかない時、保育者の仲立ちのもとで友だちに「〇〇がいやだった」「おもちゃをかしてほしかった」と伝えられるようになり、友だちの嫌だった気持ちなどを少しずつわかってきたが、引き続き様子を見守りながら援助していく。
表現
公園で拾ったドングリをペットボトルに入れマラカスを作り音に合わせて振る。音楽を聴きながら振るうちにキーボードのリズムとマラカスのリズムが合っていった。またキーボードのリズムに合わせて歩いたり、きらきら星の歌を歌うときに「きれいな声で歌おうね」
の言葉がけで歌う様子がみられ、褒められると嬉しそうに笑顔を見せていた。…
健康
朝晩の寒暖差があり、鼻水を出す子が増えた。鼻水が出ると「ハナ、でた」と保育者に伝えたり、自分でティッシュをとって拭いたりするようになった。
午前の散歩から戻り手を洗った後や保育者が着替えセットを並べ始めると、自分の着替えセットを探し始めて着替えを始める。なかなか着替えをする気持ちにならない子もいるが、「自分で着替える?お手伝いしようか?」などと声をかけると「自分で!」や「手伝う!」と答え、着替えを始めるようになった。やる気が出るように声掛けを工夫していく。
人間関係
公園で遊んでいると「かくれんぼ、しよう」「もういいかーい」「ここよー」「ばあ」と子どもたちで遊び始める。また今まで保育者に「まてまてしよう」と声をかけていた子が、「○○くん、まてまて~」と友だちを追いかけたり、「△△ちゃん、どこ?」と他児の名前を呼んで保育者に尋ね、駆けていく。
室内では、積み木を一緒に積み重ねて高くなったことを喜んだり、車の玩具を棚の上や床に一緒に走らせる。また一人の子がカバンに玩具を入れて腕にかけ保育者に「いってきまーす」と手を振りお買い物ごっこを始めると、他児も同じようにカバンを持って真似る。“お友だちと一緒”を好んで遊ぶ姿が多くみられた。
環境
公園では落ち葉がたくさんあった。葉っぱのおばけを保育者に作ってもらい、「おばけ~」と見せ合いをする。そのうち、落ち葉を抱えて降らせて遊ぶ。たくさんの落ち葉の山があると足を入れて「お風呂、お風呂」と喜び、シャワーのように掛け合う。遊びが広がっていった。
ドングリを見つけると「どんぐり!」と嬉しそうに拾う。木の実を見つけると「赤い実、あった」「(紫の実は)ブドウだ!」と喜びながら摘まみ取り、手にいっぱい集める。その木の実や落ち葉をカップに入れて、お料理作りが始まった。遊びに工夫が見られるようになった。
言葉
「よんで」と絵本を持ってくる。保育者が読むと「もう1回、もう一回」と何度もいい、そのうち絵本の内容を覚えて保育者と一緒に読み始め、言葉の繰り返しを楽しむ。
「これ、なに?」と保育者に聞いてくる。「○○だよ」と答えると満足そうに頷き、また「これ、なに?」と次々に興味を持って聞いてくる。欲しい玩具があると手を重ねて「かして」とお願いしたり、使っていた玩具を取られてしまうと「かえして~」と言う。言葉で思いを伝えることができるようになってきた。
表現
製作をした。箱の中に紙を敷き、色を付けたビー玉を入れて転がす。始めはビー玉が転がることを楽しんでいたが、転がると紙に色がついていくことを発見して、その様子を不思議そうに見つめていた。
また色画用紙を葉っぱの形に切り、クレヨンで色とりどりに塗ってもらった。筆圧が強くなりしっかりと色が付いた葉っぱ、好きな色だけで塗られた葉っぱ。廊下の壁を色とりどりの落ち葉でいっぱいになった。…
健康
歩行が安定してきた子どもが増えてきたこともあり、室内遊びにフラフープやマット遊びで体を動かす。フラフープでは、持って歩いてみたり、保育者が持つフープをくぐってみたりと遊び方を楽しんでいた。また10か月の子どももバランスを取り、安定し、他児と「いないいないばあ」と屈伸しながら楽しむ姿が見られた。一か月を通して、咳・鼻水といった症状が多く見られたが、「はな」と言葉にし、鼻水を拭こうとする姿も見られていた。今後も気温が下がり、感染症も流行っていく季節になるので注意して見守っていく。
人間関係
春先から保育者との信頼関係が少しずつ構築され、最近では友だちに興味を持ち、自ら関わり合おうとする姿が見られる。「せっせっせのよいよいよい」や「あくしゅでこんにちは」の手遊びを歌うと、友だちと手を繋ぎ、リズムに合わせて楽しむ姿が見られた。その中で、双方の思いのぶつかり合いも見られ、時に手が出てしまう姿も見られる。来月以降も子どもの気持ちに寄り添い、認め、受け止めていきたい。
環境
全体的に足腰がしっかりしてきたこともあり、11月中旬より立ち乗りバギーに乗り散歩に出かける。(10か月の子どもは一人乗りバギーに乗る)以前乗っていた4人乗りバギーより高い位置が見えるようになったこともあり、より一層周囲の様々な環境に興味や関心を広げていた。空を飛ぶ飛行機や家に飾ってあるサンタの飾り物を見つけ、保育者に伝え、発見したことに喜びを感じていた。今後も子どもの視点が変わり、一人一人の驚きや感動に寄り添い、言葉をかけていく。
言葉
「マンマ」や「ねんね」など生活習慣や慣れ親しんだ活動内容を表す言葉を自らで発したり、保育者の言葉を聞き、行動に移したりする姿が見られた。その他にも「ワンワン」や「にゃんにゃん」など区別し、言葉を発していた。10か月の子どもも「ばいばい」と声をかけると手を振ったり、「タッチ」と言うと手を合わせたりと喜ぶ姿が見られた。来月以降も子どもの発見や気づきを見逃さず、丁寧に言葉をかけていきたい。
表現
散歩の途中で飛行機の音に気づき、「こーき!」と指をさす姿や、消防車のサイレンの光る様子を見て「キラキラだね」と声をかけると、手をひらひらさせる姿が見られた。また、「一本橋こちょこちょ」と手遊びを楽しみ、友だちと保育者がやっているのを見ると、保育者に腕を伸ばし、思いを伝えていた。もう一度してほしい思いを伝える際も「もっか!」と人差し指を立て、表現をしていた。…