健康
体力が増してきたこともあり今月中旬頃から活動時間を増やした。子どもたちは寒い日でも戸外に出ることを喜び、特にかくれんぼや『おばけ』や『おに』に変身して追いかけたり追いかけられたりしながら走る遊びを好み、身体だけでなく頭も使いながら遊びこんでいた。また、散歩車なしで手を繋いで散歩先へ行けるようになった。歩ける距離も日に日に伸びてきている。
人間関係
「これなーに?」「かーしーて」「あーとーで」「いーいーよ」「ありがとう」と子どもたちなりの言葉でやり取りをしながら遊ぶことが増えてきた。気の合う子同士で一緒に遊び、人と関わる面白さを味わっていた。また、2歳児クラスへ行き異年齢交流の時間を設けると、自らちゅうりっぷ組児の近くへ行き名前を呼んだり、同じ遊びをしたりして積極的に関わろうとする姿が見られた。
環境
室内遊び中に保育者が布を用意すると子どもたちはすぐに気づき、持つ、広げる、丸める等興味をもちながら触れていた。また、ぬいぐるみにかけて布団に見立てたり、近くにいる友だちといないいないばあをしたり、保育者に「かばんにして」と要求し腕にかけてもらい歩いたり、クシュっと丸めて投げてみたり、感触を楽しみながら布1枚で様々な遊びを保育者や友だちと一緒に繰り返し楽しむ姿が見られた。
言葉
「やって!」「おかわりちょうだい」など一語文や二語文で欲求を伝えようとすることが増えてきた。自分の思いを言葉で表現しそれが相手に伝わったと感じられた時、子どもたちは安堵の表情を浮かべていた。一方「いや」「だめ」と強い感情を言葉で示すことも増えてきた。気もちを汲みとりながら一つ一つ丁寧に答えていきたい。
表現
月の製作では、節分に向けて鬼のお面を作った。鬼の絵本を読むと「おにだ」とイラストに大喜びで笑ったり指を頭の上の置き鬼になりきったりしていた。子どもたちは顔のパーツを理解し鬼の目をシールではったり髪の毛を描いたりして思い思い取り組んでいた。それぞれのパーツを貼り付けていくとだんだんと鬼の顔が出来上がり、子どもたちは完成した鬼を満足げに見ていた。…
健康
1か月を通して、発熱や激しい咳込みといった風邪の症状が見られる子どもが多くいた。気温差も激しく、湿度も低い日々が続いているので、来月も適切な室温・湿度になるように努めていきたい。また、日が出ていても気温の上がらない日は室内でゆっくり過ごすようにした。衣類の着脱に意欲を持つ子どもが増え、子どもがじっくりと取り組めるように余裕を持った活動時間を心がけ、できたときは大いに褒め、達成感を味わえるようにしていく。
人間関係
お店やさんごっこや普段の園生活を通して、担任とだけではなく、他の保育者や他クラスの他児と関わる姿が見られた。お店屋さんごっこでは、初めは見慣れない環境や雰囲気に驚き、保育者の後ろに隠れ、恐る恐る見ていたが、幼児に優しく声をかけられると、手をつないだり、商品を受け取り、「ありがとう」とお辞儀をしたりと交流を楽しんでいた。また、その後、園庭遊びで「いらっしゃい、いらっしゃい」と保育者がお店屋さんごっこをすると「しゃい!しゃい!」と石を並べてごっこ遊びを楽しむ姿が見られた。
環境
高月齢の子どもの中で、色や形に興味を持つ姿が見られるようになる。玩具や散歩中の環境を見て、「あか!」「あお!」とつたえる姿が見られる。今後も日常の中で子どもたちと一緒に気づき、言葉にしていきたいと感じる。また、戸外活動中に「ゴォーーー」という音に気づき、空を見上げ、飛行機を探していた。今月で一歳になる子どもも鳥や飛行機を見つけ、指差し、保育者に教えてくれるようになっている。
言葉
一語文で思いを伝える姿は以前も見られていたが、「あっち行く」など二語文で思いを伝えようとする姿が見られるようになってきた。時には、思いが伝わらずに、保育者の手を引き、身振り手振りで思いを表現し、伝わると嬉しそうに頷いていた。また、成長し、全員に自我が芽生え、玩具の取り合いも増えてきた。保育者が互いの思いを伝え合う仲立ちを大切にしていきたい。
表現
夏から行ってきたフィンガーペインティングをよりダイナミックに行う。一回目は手や指、二回目は筆を追加し、三回目はスタンプを用意し、四回目になる今回は、それだけでなく足や腕といった体全体で行った。筆で自分の体に塗り、感触を楽しむ子ども・大きな紙にのびのびと大きな絵を描く子ども・色を混ぜて楽しむ子どもと様々な楽しみ方をしていた。…
健康
園内で胃腸炎が流行し、クラスでも多くの感染が見られた。保育室内で嘔吐する場合もあったので、看護師の指導の元、適切な嘔吐処理の仕方や感染防止に努めた。クラスでは鉄棒で遊んでいる際、落下し骨折をした子がいたので、職員の危機意識や見方の改善と共に、子どもたちにも普段の生活や遊びの中で「この遊びの仕方は大丈夫かな」と予測や、この先の就学に向けてより危機意識を持てるよう話し合いの場を設けた。行事では冬のパーティーでのご飯のバイキングがとても楽しそうな様子が見られたため、バイキングをきっかけにクラスでも給食のお当番さんが主菜・副菜もよそるようになった。
人間関係
胃腸炎など体調不良で休む子が多く、仲の良い友だちがいない場合、そこから普段関わりが少ない友だちと遊び、相手の良さに気がつく様子が見られた。また、お当番活動では、休みの子がいることに気がつくと代わりに手伝ったり、育てているヒヤシンスの水替えをしてくれる様子が見られた。友だち同士で協力し、助け合う姿を尊重し、見逃さず褒めるように関わった。今後も優しさや助け合いを大事にするクラス作りをしていく。
環境
クラスでベイを取り入れ、年末のため大掃除があったので、保育園・クラスの必要なことを話し合い、まずは集めることを目標にした。初日から気がつくと率先してホールの雑巾がけや靴箱の掃除をしてくれる姿が見られるなど、意欲が高まっていた。もらったベイを数えて友だち同士で自慢しあったり、嬉しそうに話す様子が見られた。来月のお店屋さんごっこでは、今よりもより深く、数の仕組みを一緒に知り、両替えなども取り入れていこうと思う。
言葉
おはなし会で、詩の紹介をしてくれたので、詩とはどういうものか、言葉の美しさや響きを感じられる機会を作った。また友だちが間違ってしまったときの伝え方や教え方が強くなってしまう場面が多く見られたので、相手の思いに寄り添いながら優しく伝えられるよう言葉添えをしたり、言葉を知らせるようにした。
表現
冬のパーティーで楽器(タンバリン・トライアングル・鈴、鍵盤ハーモニカ・木琴)を使いクリスマスソングメドレーの演奏をした。最初は指導がうまくいかず焦りもあったが、相談を重ねながら楽器別ごとに練習を重ね、本番まで無事に完成することができた。本番では自信をもって参加することができ、今までで1番上手な演奏を披露することができ、子どもたちも満足した表情を見せていた。今回の楽器演奏を通し、様々な楽器に触れる機会を多く作り、来月の生活発表会でも合奏を行い、思い出に残る演奏ができるよう援助していく。…
健康
胃腸炎が流行したので、戸外活動後や食事前の手洗い・うがいの大切さを再度子どもたちに伝えた。すると自発的に手洗い・うがいを行う子どもが増え、数か月前に始めたガラガラうがいも定着し始めている。また、食事中は子どもたち同士で「黙食だよ」と声を掛け合い、落ち着いて食事をする風景が見られた。その他、給食前と午睡後の検温を取り入れ、体調の変化に気づきやすいようにした。
人間関係
お店屋さんごっこにむけて制作活動が始まった。5歳児に聞きながら、積極的にチームの一員として制作活動に取り組んでいた。また、今回は3歳児も一緒に制作活動を行っているため、お兄さん・お姉さんとして困っていることやわからないことを教える姿が見られた。更に「手伝おうか?」と優しく年下を気遣う姿も見られた。3歳児との関わりを通し、思いやりの心や責任感が育まれていると感じた。
言葉
長期の休みに入り、年内会うことができない友だちに対して「よいお年を」と言うことを伝えると、子どもたちはその言葉が持つ意味に興味を抱いていた。「来年もよいお年を過ごせますように」という願いが込められていることを伝えると、言葉の意味の理解とともに嬉しそうに友だちや保育者に「よいお年を」と言う姿が見られ、日本の文化に親しみを抱くことができていた。保育者が保護者と年末の挨拶を交わしていると、不思議そうに眺める姿も見られた。
環境
お店屋さんごっこに向け、「ベイ」という通貨を用いてお買い物ごっこを始めた。毎日1ベイもらえるが、お手伝いやチャレンジタイムを通して更にベイを増やす子どもたちもいた。ベイを使って買った目新しい折り紙やシールなどを遊びに使い楽しそうにしている姿が見られた。また、すぐには使わず貯金をして少し高額なランチョンマットを買い、給食で嬉しそうに敷く姿も見られた。その他、両替表を用いて両替をしたり、保育者と一緒に通貨の引き算をしたりする姿も見られた。
表現
クリスマス会では「ウィンターワンダーランド」の合唱を行った。最初はリズムが取りづらい様子だったが、練習を通してリズムを捉えることができるようになった。また、室内遊びの際に保育室に貼ってある歌詞を見ながら友だちと一緒に口ずさむ姿も見られた。「きらきら星」の合奏では、ペースが速くなる傾向にあったが、保育士の手を見たり、他児の音を聴いたりするように伝えると、安定したペースで行うことができた。本番では
合奏も合唱も自信満々に取り組んでおり、クラスの一体感が感じられた。…
健康
風邪や胃腸炎が流行し、休む子が多かった。手洗いうがいの励行を徹底し、感染の予防に努めた。また、看護師によるくしゃみのエチケット指導や手洗い指導を行った。子どもたちも真剣に聞いたり、取り組んだりする姿が見られた。その後も手洗いやうがいの際に聞いたことを思い出し、「こうやってやるんだよね!」と実践する姿が見られた。
人間関係
バナナ氷鬼やだるまさんがころんだなど、友だちとルールのある遊びを楽しんだ。「一緒にやろう!」と誘い合ったり、ルールを教え合ったりして、遊びを深める様子が見られた。
友だちとの関係がより一層深まる中で、相手を独占したい気持ちから、トラブルに繋がることが多くなってきた。相手にも思いがあることをその都度伝えたり、さまざまな友だちと関われるように遊びに誘ったり仲立ちしたりするようにしてきた。
言葉
毎月一度のおはなし会では、絵本の他にも素話を楽しんだ。素話は初めてだったが、興味を持って聞く姿が見られた。また、言葉の繰り返しや、物語を想像しながら楽しむ事ができた。
12月に入り、お当番活動を始めた。前に立って挨拶をする際には、恥ずかしがる様子もあるが、友だちに聞こえるように大きな声で挨拶をしようと、張り切る姿が見られた。また、当番活動を通して自信に繋がったり、友だちの挨拶を聞こうとしたりする姿がより一層見られるようになってきているところである。
環境
園庭のバケツに氷の膜が張ってあることを発見し、触って感触を楽しんだり、溶ける様子をじっくりと観察したりする姿が見られた。また、散歩先の公園で霜柱を見つけ、友だちと踏んだ時の音を楽しんだり、「冷たいね。」と触ってみたりして、冬の自然を感じることができた。
年末に向けて、保育室を大掃除した。日頃から使っている椅子や机、玩具を拭くことで、物を大事にする気持ちを養った。また、大掃除を終えると「ピカピカで気持ちがいいね。」と友だちと話す姿が見られた。
表現
冬のパーティに向けて合唱や合奏を楽しんだ。合唱では、友だちと声を合わせる楽しさを感じたり、季節の歌に親しんだりすることができた。また、合奏ではピアノの音に合わせてすずを演奏した。「きれいな音がするね。」とすずの音色に耳を傾けたり、興味深そうに音を鳴らしてみたりして、どんな音がするか確かめる姿が見られた。本番では伸び伸びと歌ったり、演奏をしたりして、自分たちなりに表現することを楽しむことができた。…
健康
胃腸炎や嘔吐によって欠席する子が多く見られたが、登園する子は元気な様子だった。
鼻水や咳をする子も多く見られたので、一人一人の体調をこまめな検温や午睡時の布団の間隔をあけるなどの配慮をし、健康管理に努めた。手洗いや着替えなどにおいては、保育士と一緒にやりながら手の洗い方を覚え、できると「てがきれいになったね」と喜び、また、脱いだ服をたたむと、「服にアイロンかけたよ」と見せてくれるなど、身の回りのことを自分の力でやってみようと挑戦する姿が見られた。来月も、清潔に保つ心地よさを感じ、その習慣が身につくよう援助していく。
人間関係
公園に散歩に向かうと、子ども同士で「むしさがしをしようー!」「かくれんぼしよーよ!」と友だちと一緒に遊びを見つけている姿が見られた。おもちゃの貸し借りや場所の取り合いでは、「つかいたかったの!」「いまはダメ!あとで!」と揉めてしまう事もあったが、保育士がお互いの気持ちを受け止め、相手に伝えたい言葉を保育士が代弁し、解決方法を提案しながら援助した。継続的に行うことで、子どもたち同士で「じゅんばんこにしよ!」「さきにつかっていいよ!」と友だちの気持ちを思いやる姿が見られ、折り合いをつけながら遊べるようになってきた。
環境
おままごとの遊びの中では、家庭での生活場面をよく見て再現している様子が見られた。皿におもちゃの野菜を乗せるときにも、綺麗に並べてお友だちに「おりょうりできたよ!」と配っていた。戸外遊びではかくれんぼが人気で、「かくれんぼしよー」と友だちを誘い遊んでいた。おにごっこでは、保育士が
鬼になり追いかけると、「こっちだよ!」と言いながらタッチされないように全速力で走り、楽しむ姿が見られた。
言葉
保育士が子ども同士の関わりの中で相手がどういう気持ちかを継続して言葉にして伝えていくことで「かなしいきもちだよ」「いやなきもちだよ」と子どもの言葉で伝えている姿が見られるようになった。また、クリスマスにサンタクロースから何をもらったかを保育士に嬉しそうに言葉で伝えていた。
友だち同士では、保育室の電車の本を見ながら、「ぼくはこれもらったの」「ぼくはのぞみ!」とプレゼントをもらって嬉しかったことを楽しそうに会話をしていた。
表現
冬のパーティーでの「ジングルベル」の歌の発表に向けておやつ後に練習などをする。練習を重ねていく中で自分のオリジナルの振りふけをつけて歌っている姿が見られた。当日は緊張する様子を見られたが、保育士と目をあわせながら上手に歌うことが出来た。冬の制作では、毛糸をつかったゆきだるまを制作する。毛糸の感触を「ゆきみたいにふわふわしているね!」「わたしの、わたあめ!」と自分が感じたことを具体的に伝え、友だち同士で話し合いながら制作を楽しんでいた。完成した作品を「わたしのかおに、にている!」とユニークな発言を保育士に伝えていた。…
健康
鼻水が出る子が多くなり、胃腸炎や嘔吐により欠席する子もいたが、長引くことなく元気に登園することができた。まだ感染症が流行る時期なので、一人一人の体調の変化に留意していく。鼻水が出ていることに気付くと「はなふいて」と保育者に知らせ、自分でティッシュを取りに行く姿が見られるようになる。きれいになったことに共感し、気持ち良さに気付けるようにしてく。また、体力が付いてきて、全体的に入眠時間が遅くなっている。食事の時間を考慮しながらスムーズに入眠できるよう働きかけた。
人間関係
友だちに興味があり遊びを真似して、同じ玩具を使おうとするなど一緒に遊ぶことを楽しんでいる。時に玩具や場所の取り合いで揉めることもあるが、遊んでいる様子を見守りながら必要に応じて、お互いの気持ちを受け止めて仲立ちしていく。また、泣きだす友だちに気付くと「どうしたの?」と言って顔をのぞき込んで頭を撫でたり、戸外に出る時に靴下や靴を渡してあげたりと微笑ましい場面も見られる。
環境
戸外遊びでは、寒さに負けず元気に過ごせるよう園庭遊びや散歩など、その日の天候や園庭の状態に応じて、なるべく体を動かすことが出来る方を取り入れた。全身のいろいろな動きができるようになり、ますます遊びが活発になってきた。戸外では「まてまてあそび」が大人気で、追いかけられて逃げまわり、シャボン玉や転がるボールも楽しそうに追いかけて遊ぶ姿が見られた。まだ周囲の様子を確認することはない、怖いもの知らずの時期なので、危険のないようにしっかりと見守っていくようにした。
言葉
自分の名前がわかるようになるとともに、友だちの名前を呼んで遊びに誘う姿も見られるようになる。友だちへの関心が増して、登園時に「おはよう」と挨拶する子もいる。友だちが使っている玩具を貸して欲しいと、片言で伝えようとする場面も見られるようになる。見立て遊びのなかでの友だち同士のやり取りも増えてきた。また、家での出来事を嬉しそうに言葉で伝える子もいる。ゆっくりと関わり、伝えたいことをしっかりと受け止めていくようにした。保育者との会話のなかで子どもならではのユニークな発言も聞くことができた。
表現
冬のパーティーに向けてマラカスを使って合奏を楽しんだ。当日の発表では「おもちゃのチャチャチャ」の曲に合わせて少し緊張しながらも、マラカスを手にして振り、上手に音をだすことができていた。
お正月の制作で手形スタンプをした。手のひらに筆で絵の具を塗ると、くすぐったそうにする子はいたが、嫌がらずに嬉しそうにしている子が多かった。獅子舞の顔と手形を台紙に貼り付けて完成した作品を見ると「○○ちゃんがぺたんしたの」「かわいいお顔だね」と笑顔で話す子もいた。…
健康
12月初旬頃から、少しずつ嘔吐下痢の子どもが増えてきた。午睡明けに目を覚ますと大量の緩い排便や、何度も繰り返し下痢の様子が見られたため、保護者に体調の様子を伝えつつ可能な限り早目のお迎えをお願いすることもあった。全員が順番に胃腸炎にかかったため、玩具や保育室の消毒を念入りにし、また、子どもの体調や変化を保護者の方と話して共有するようにした。
人間関係
友だちや保育士と関わって遊ぼうとする姿が見られ、時には無理やりお友だちが使っている玩具を取ろうとして叩たかれたり嚙みつかれたりする姿が見られた。自分の気持を言葉で表現できない時期であるため、嚙みついた子にも嚙みつかれた子にもその気持ちを代弁していき、噛んだ子には、嚙まれたら痛いことを繰り返し伝えていくようにした。引き続きしっかりと傍について見守るのと同時に、心が満たされゆったりと過ごせるよう援助していく。
環境
雨の日や気温の低い時、又、鼻水が出ている子が多い日には、室内遊びを行った。
乳児用の平均台やマットを広い多目的室に準備して、危険の無いようにして遊んだ。
自分が今できないことも友達ができていると一緒に滑り台によじ登り、立ちあがって嬉しそうであった。友達と同じ環境に親しみ触れる中で、様々な物に興味や関心を持ってきている。
言葉
遊びのやり取りから「○○あった」「○○いた」などの二語文がでてきている。
「ジャンバー着て外に行こうね。」と言うと「○○ちゃんのジャンバー」と保育者の言葉をすぐ真似てオウム返しをしてくる。保育士は、言葉に込められた子どもの思いをしっかりとらえ、話したいという子どもの気持ちを汲み取り、言葉を補いながら会話が通じ合う喜びを満たしていきたい。
表現
いつも行く公園に着くと、今迄緑色だった銀杏の葉が、黄色に色づき沢山落ちて絨毯のようだった。黄色く色づいた葉を拾って、「みて!」と保育士のもとに持ってくる。
子どもは、自分が感じ取った事や心を動かされたことを、身近な人と一緒に楽しんだり伝え合ったりするようになる。来月も身近な環境に関わる中で、子どもたちと一緒に、見たり触れたり嗅いだりし、子どもの感覚に心を傾け寄り添っていく。…
健康
朝晩の気温はぐっと下がったが、日中過ごしやすい気候の日が多く、芋掘り遠足で遠くまで歩く練習もかねてまだ行ったことない遠い公園に行く機会を増やした。春と比べて体も成長し、体力がついたことで、たくさんの距離を歩けるようになり、また午睡時間に寝なくても平気な子が増えた。食事では、子どもたちがやりたいと話していたお当番がご飯をよそるのを始め、しゃもじの持ち方や食べる人の気持ちを考えて丁寧によそうよう伝えた。ご飯が上手によそれるようになったら、就学を見越してみそ汁もよそうように進めていこうと思う。
人間関係
運動会を経てから、集団活動をした際に見通しをもって自分たちで考えて行動したり、朝の会など集中が必要な場面で、子どもたちが気付いて教え合ったり、クラスの中での立ち位置が中心にいる子が呼びかける様子が見られるようになってきた。その中で、友達同士の関係性や伝え方によって傷ついたりトラブルがあるので、見極めながら自分たちで解決できるよう援助していく。
環境
芋掘り遠足で、畑に行って芋を掘ったり、畑にある野菜や果物を実際に見ることができたのが良い経験になったように思う。クラスでは、育てやすいヒヤシンスの球根を一人ずつ水栽培で育てている。名前をつけて愛でる姿が見られたり、また責任をもって毎日水替えをすることで変化にすぐ気付き、生長を嬉しそうに話している。さやえんどうをプランターで育てているが、大事にクラスで育ててクッキング活動に取り入れようと思う。
言葉
毎月サッカー教室を行っていることもあり、今行われているワールドカップに興味を持つ子が多く、朝の会で試合相手の国名と世界地図を見ながら場所を確認していた。世界の文化や言葉にも興味を持っている様子が見られたので、世界に関する本や図鑑を用意した。友だち同士の会話では、相手を思いやる言葉かけや伝え方が増えてきて、言い方が強いなどのケンカが減った。今後も子どもたちでの話し合いを大切にし、必要な言葉をかけられるよう保育をしていく。
表現
芋掘り遠足とバス遠足の経験画を描いた際、以前と比べ思い出深い場面や場所が見てわかるように上手に描けていて、絵画の成長を感じた。もっと絵が丁寧に、より情景がわかるよう「周りに何があったかな?」「肌の色は何色かな?」など一人ずつ声をかけていきながら完成させた。経験画を通し、もっと表現が広がっていくよう個人で使用するクレヨンを用意し、絵画活動を増やしていく。…
健康
給食及びおやつ後のうがいが習慣化したため、風邪や感染症防止の観点より、戸外活動から園に戻ったときにもうがいをするようにした。5秒間のガラガラうがいを1回行うルールを作り、子ども達に伝えると、自分達できちんと手洗い後にうがいをするようになった。また、寒さが厳しくなってきたので、子ども達に上着を着るかどうか尋ね、気温に合わせて衣服を調節する大切さを伝えていった。次第に戸外活動の前に自分で考えて上着を着る姿も見られるようになった。
人間関係
席替えを行ったことにより、クラス内のグループも変わった。それに伴い、グループ名を新しくすることになったが、以前よりも話し合いが円滑に行われ、短時間で全員が納得するグループ名を決めることができた。更に、グループ全員ではなく、それぞれのグループから1人ずつ代表で当番活動を行うことにした。今までと違うルールになったので、うっかり当番活動を忘れる子もいるが、気づいた子が教える姿も見られた。当番活動を通して互いに助け合う心や、責任感を学ぶことができていると感じられる。
言葉
子ども達の語彙が増えてきたので「ちくちく言葉」と「ふわふわ言葉」について考える時間を作った。子ども達に挙手制で発表してもらったところ、ふわふわ言葉の方がたくさんあがった。画用紙を用いて一覧にし、今後は「ちくちく言葉は0回、ふわふわ言葉は1回以上使っていこう」というルールを作った。すると、子ども達同士で「ちくちく言葉だよ」と教えあったり、一覧にした言葉以外のちくちく言葉やふわふわ言葉に気づいて保育者に伝えたりする姿が見られた。
環境
散歩に行く途中、いちょうの木が紅葉していく様子を観察したり、落ち葉となり、木についている葉っぱが減っていくことを寂しがったりしていた。また、折れていた木の枝をほうきのように使い、たくさんの落ち葉を集めたり、集めた落ち葉を降らして友だちと楽しんだりしていた。他にも、風に乗ってひらひらと舞う落ち葉を掴もうとしたり、ムクロジやジャノヒゲの実を集めてままごとに使ったりするなど、戸外活動を通して思う存分秋の自然に触れることができた。
表現
紙粘土とどんぐりを使い、好きな料理を表現する制作を行った。保育者が一人一人のリクエストに応じた絵具を紙粘土に垂らすと、子ども達は一生懸命こね、紙粘土に色がつく様子を面白がっていた。また、ボンドでどんぐりをつけることにより、ケーキやピザ、だんごなど、思い思いの料理に近づくことをとても楽しんでいた。完成後は互いに見せ合って感想を言ったり「いつ持って帰れるかな?」と自宅に飾ることを楽しみにしたりしていた。…