1歳もも組まとめ・指導計画バックナンバー

1歳もも組2023年度7月のまとめ

健康

7月の中盤から徐々に高熱を出して休む子が出てきた。自宅で、熱性痙攣で救急搬送されたり風邪をこじらせて肺炎で入院した子どももいた。免疫がまだ弱く、発熱したり感染症にかかったりすることも多いので日々の子どもの体調の変化を見逃さないようにした。歩行が安定し、つかまらずに歩けるようになり、脚力やバランス力が身についてきた。走れる子どもとようやく安定した歩行ができる子どもとに差があるので室内でぶつかって転ばないように見守るようにした。

人間関係

クラスの友だちや名前が分かるようになり、関わりが多くなるにつれて友だちと物の取り合いが増えてきた。一緒に遊びを楽しみたい子がいつも同じだったり、見るといつも一緒に遊んでいたり、仲がいいのに喧嘩をしたりする場面が多くなってきた。保育士等が傍にいて一緒に遊びながら仲立ちをするようにした。

環境

ブロックやピタゴラス、絵本など好きな玩具や遊具に自分から関わり、ブロックを電話に見立てたり掃除機に見立てたりイメージを膨らませて遊ぶことができてきた。またそれを見て真似をして楽しむ姿も見られた。

言葉

大人の言うことが分かってきて「○○先生!」「○○ちゃん!」など呼びかけたり、「いや!」などの片言を使ったりする。また、指差しや身振りで表そうとしたりする。
「先生抱っこ!」や「あっち行きたい!」などの二語文も話せる子も出てきた。

表現

気に入った絵本を読んでほしいと持って来たり、大きな紙を用意するとクレヨンでなぐりがきする事を楽しんだりする姿が見られる。
童謡に合わせて保育士等が歌うと知っている言葉を真似して口ずさんだり、体をゆすったりして簡単なふりを楽しんでいる。

 …

0歳たんぽぽ組2023年度7月のまとめ

健康

夏風邪が流行り、熱を出して休む子や、咳や鼻水が出る子が多かった。家庭での様子を聞きながら、一人一人の体調に合わせて活動をした。体調の良い子は玄関で水遊びをした。水の入ったタライに手を伸ばし、水面を叩いたり回したりして水の感触を楽しんだ。またジョーロで頭の上からシャワーのように流すと、見上げて掴もうと手を伸ばす。顔に水がかかっても嫌がる様子はなく、水のかかる心地よさを味わっていた。
食事では、高月齢の子は自分で摘んで食べたり、スプーンを持って食べる仕草をしたりする。また“おいしいね”という様に、友だちとニコニコ顔を見合わせ、食事の時間を楽しんでいる。

環境

暑い日が続き、玄関での水遊びや室内遊びがほとんどだったが、暑さが緩んだ日は園庭や公園で遊んだ。砂を触ったり石を摘んでみたり、咲いているシロツメクサやクローバーを手に取ったり、飛んできた蝶々を目で追ったりと自然に触れて遊んだ。
保育室では、滑り台やトンネル、マットでお山を作ったりして、体を動かすことのできる環境を作った。また一人歩行ができる子が増えたので廊下に出て、手を繋いで歩く練習をしたり、別のクラスに行き、異年齢交流をしたりと場所や環境を変えて過ごした。

人間関係

友だちが遊んでいるところに近寄っていき、顔や足を触ったり、頭を“よしよし”となでる姿がある。また友だちと同じ玩具で遊ぼうとしたり、一緒に滑り台に上ろうとしたりと、友だちに関心を持ち、関わろうとする姿が増えた。お迎えとなり帰る友だちをドアまで来て、“ばいばい”と手を振って見送ったり、持っている玩具を渡そうとする姿もあった。加減がわからず、髪を引っ張ってしまったり、強く握ってしまうこともあるので、すぐに止めれるように傍で見守った。

言葉

食事の時に保育士等が「いただきます」と手を合わせると3人が同時に真似をして手を合わせる仕草をした。別の日にスプーンを口に持っていくと、顔を背けるので、「あれ?ご馳走様するの?」と聞くと手を合わせて意思表示した。「お腹いっぱいになったのね。ご馳走様しましょうね」と伝えた。子どもの行動を言葉にして話しかけるようにした。高月齢児は「パパ ママ」「せんせー」などの一語文が出てきた。低月齢児も喃語が盛んになった。「○○なのね」などと応えて、伝えようとする思いを受け止めた。

表現

保育士等が『むすんでひらいて』や『とんとんとんとんひげじいさん』などの手遊び歌を歌うと、手をグーパーして手遊びをしたり、音楽を流すと体を揺らしたりして、リズムに合わせて体を動かす。またブロックやカップ同士を叩き合わせて音を鳴らすことも楽しんでいる。
制作では手形や足形をとって、『海の生き物』を作った。これまで手を広げることができなかった子も自分でパーをすることができた。「上手にペッタンできたね。」と伝えると満足そうな表情をしていた。…

5歳ひまわり組2023年度6月のまとめ

健康

梅雨明けしてから気温がぐっと上がり、シャワーが始まった。シャワーやプールの着替えの度に、衣服を畳むよう声かけをしていくと、だんだんと意識して進んで畳む姿が見られるようになった。また虫歯予防の日に、歯ブラシを持参し、みんなで歯磨きの練習をし、今後も歯磨きの大切さを理解した上で取り組めるように行った。

人間関係

グループができ、人間関係がはっきりしてきた中で、いつも仲のいい友達以外の子に語気が強い言い方をしたり、親しいグループ間でも発言の力加減や相手との関係性を見る姿が見られた。そのため、子どもたちの遊びの様子から関係などをよく観察し、適切に仲立ちできるようにしていく。

言葉

友だちとの会話の中で、相手の受け取り方で傷ついたり、ふと発した言葉の内容でケンカ・トラブルになることがあった。状況を聞き、話し合いをする中で、「こういう言い方はどうかな」と提案し、お互いが納得いく方向へ導けるように関わった。また子どもたちだけで解決できるよう話し合いをするとき、相手になぜそのような行動をしたのか理由を聞き、友だちの立場になってもう一度考えることの大切さを伝えた。少しずつ相手の思いを汲みながら自分の意見をはっきりと主張できるようになってきたところである。

環境

室内をきれいに保とうとする意識が芽生えるよう、給食後に食べカスが落ちていたりすると、声をかけ自分で床や机を拭けるように声をかけるようにしてきた。「部屋がきれいだときもちがいいよね!」と子どもたちから意見が出てくるようになった。また、天候がいい日には泥んこ遊びを行い、全身を使って泥の感触や水の気持ちよさを感じて楽しく遊ぶ姿が見られた。

表現

七夕行事に向け、笹飾りと七夕制作を行った。今回は折り紙を多く用いて制作した。笹飾りではハサミで切り込みを入れて、伝統飾りの貝を作った。笹に飾るとくるくる回り綺麗に見えるため完成すると喜んでいた。七夕制作では、折り紙で織姫と彦星の着物と顔を作った。顔をペンで描いてもらうと、性別がわかるように描く子が多かった。

 

 

 …

4歳ゆり組2023年度6月のまとめ

健康

暑さが厳しくなってきたので、プールが始まると子ども達はとても気持ち良さそうな表情をしていた。また「きもちいい!」と爽快感を表現する声も聞こえてきた。更に「急に入ると体がびっくりしちゃうからね」と声をかけると、遊びたい気持ちを我慢して準備体操をきちんと行い、体の隅から洗うように伝えるとゆっくりプールに入り、ルールを守る姿が見られた。他にも子ども達が体調を崩さないように水温管理に気を配り、外気温を考慮しながらプールを行った。

人間関係

仲の良い友達が休んでいるとき、1人で過ごすのではなく、いつもはあまり遊ばない友達に声をかけ、一緒に遊んでいる様子が見られた。後日、一緒に遊んだ友達を誘って遊んだり、自分から「入れて」と遊びに参加したりする様子も見られ、クラス内の人間関係が少しずつ広がってきている。また、ごっこ遊びの中でも役割分担に対し、話し合いで解決する姿が見られた。

環境

紙コップで・ひらがな・数字・アルファベットを描いた玩具を作る。初めは、なんの秩序なく並べていたが、「1を一番上にしたいな!」「みてみて、これ“まさみ”ってかいてある!」と遊びを通して文字に興味を持つ姿が見られた。また、全体活動でティッシュ箱を使用し、自由制作を行った。他の廃材も用意すると、組み合わせ、車やロボット、珍しいものでいうと、ししまいの顔といった発想力豊かに楽しんでいた。

言葉

遊びの最中に、友達から「入れて」と言われたときに「ダメ」「いやだ」と言う様子が見られた。理由を尋ねると、「○〇くんと遊んでいるから…」「今は一人であそびたいの」と答えが返ってきた。しかし、拒否された側は自分と遊ぶことを嫌がっていると感じてしまうため「ダメって言われたらどう思う?」と相手の立場になって考えるように促した。更に「〇時になったらいいよ」や「後で遊ぼう」など、相手を傷つけない表現方法を伝えた。

表現

室内遊びの最中に、部屋内にあるビニールテープのライン、通称“ゆり組ライン”を引っ張り、取る姿が見られた。全体であつまり、①ゆり組ラインがあって嫌だなのお友だちの意見②ゆり組ラインがあってほしいなのお友だちの意見と双方の意見を聞いた。その中で、「半分だけ引こうよ!」という意見が子どもの中から出てきた。2週間ほど、半分のラインだけで活動するも、ラインが引いてある方だけに偏る姿が見られ、もう一度、全体に必要性を問う。そうすると「あったほうがいいね!」と伝える姿が多くみられ、子どもたち同士で話し合う姿が見られた。今後も全体の前で自己表現をする場を設けていきたい。

 

 

 …

3歳すみれ組2023年度6月のまとめ

健康

ヘルパンギーナや溶連菌などの夏風邪が流行し、全員そろう日が少なく、体調の変化に気をつけて日々の保育をみていった。気温も上がり、汗ばむ時期になってきたため、その日の活動や気温をふまえてシャワーを行い、心地よく過ごせるようにした。シャワーをする中で、丁寧に身のまわりのことを行っていけるようにそばにつき伝えていった。食事面では、以前より食べるようになり、野菜などの苦手なものにも「見ててね!」と進んで挑戦するようになり、1口食べてみておいしいと感じると完食する姿も見られた。

人間関係

気の合う決まった友だちと遊ぶことが増え、園庭や散歩に行くときに「今日、一緒に遊ぼうね」と話しかける姿が見られた。約束をして一緒に遊ぶ中で、同じことで笑い、遊びを膨らませて遊ぶ様子も見られた。また視野が広がったことで友だちへの興味・関心が深まり、友だちが困っていたり、全体活動の中で指示と違った行動をしていた際、保育士に知らせる姿や、配慮が必要な友だちに対して、戸外に行くときに靴や帽子を持ってきてくれる姿があった。

環境

春に植えたピーマン、トマト、オクラの水やりをグループごとに毎日行い、生長の変化に気づき、生長に期待がもてるようにしていった。ピーマンが大きく育って収穫できると、みんなで触れる機会を作った。そこでピーマンの形を眺めたり、においを嗅ぐ姿が見られ「ピーマンのにおいがする!」と嬉しそうにしていた。ほかの野菜が収穫できたら、クラスで餃子の皮を使ってピザクッキングを行う計画をしている。クッキングを楽しみにし、今後も暑さに気を付けて水やりをしていく。

言葉

お気に入りの絵本や紙芝居の読み聞かせを聞く中で、気に入った場面や言葉を口ずさむ姿や、毎日の朝の会で季節の歌を歌い、覚えた歌詞をリズムに合わせて楽しそうに歌う様子が見られた。そして絵本や紙芝居を読み終わったあとに過程を見て「どうして○○なの?」と不思議に思ったことを一緒に考えたり、様々な感情を一緒に共有できる機会になるため、たくさん取り入れていきたいと思う。

表現

七夕の制作では、模様紙にハサミで切込みを入れて吹き流しを作った。制作でハサミを取り入れるのが2回目だったので、再度ハサミの持ち方や切り方を丁寧に伝えながら進めていった。手先が器用な子が多く、難しいと思っていた連続切りをほとんどの子ができていて、完成した際にも「もっとやりたい!」という声があったので、活動や遊びの中で安全が確保できたときに取り入れていきたいと思う。また雨の日の活動で初めて楽器遊びを取り入れ、音楽に合わせて鈴を鳴らした。音楽に親しみ触れ合う機会を活動で取り入れていきたい。

 

 …

2歳ちゅーりっぷ組2023年度6月のまとめ

健康

梅雨に入り、気温や温度差で鼻水が出ている子が多く、中には咳が出る子もいた。
体調を崩しやすい時期でもあるため、気温差に留意しながら室内の換気やエアコンの温度調整を確認し、快適に過ごせるようにしていた。
散歩中など疲れて座り込んでしまったり喉が渇いたと話しをすることがあったので健康状態に気を付け水分補給や休息と活動のバランスに配慮することに努めた。

人間関係

気の合う友だちを誘って同じ玩具で遊んだり、一緒にブロックを組み立てたりして子ども同士でやりとりをして遊ぶ姿が見られる。一緒に遊ぶ楽しさを味わいながら過ごしている。意見を言い合う姿も続いているが、遊びを提案し、譲り合いながら、折り合いをつける姿も増えている。必要に応じて仲立ちをし、友だちと遊ぶ楽しさを味わえるように見守った。

環境

緑の多い公園に行くと、てんとう虫やダンゴムシがいると自分で直接手にのせたり、蝶々がいるとみんなで追いかけたり触れて喜んでいた。友だちや保育者に見せて喜びを共有する姿もあった。子どもたちの親しみを持って触りたい気持ちを受けとめ、できる限り触れられるように配慮し、生き物の感触やぬくもりを感じれらるようにしていった。

言葉

自分から保育者や友だちに少しずつ話しかけるようになって家でのことや楽しかったことなど楽しそうに話しかけてくれるようになってきた。
手遊びや季節の歌など歌うことを楽しみ、ふとした時に気に入った歌を口ずさむ姿が見られた。

表現

電車の制作を行う。のりの使い方において、適量を取ることを伝えると、指先で調整し考えながら取り組んでいた。
戸外遊びでは夏の暑さで汗をかいた後にシャワーを気持ちよさそうに浴びている。
一人一人の気持ちを受けとめながら、梅雨のつかの間の晴れ間を味わいながら身体を動かすことの楽しさを味わえた。

 …

1歳もも組2023年度6月のまとめ

健康

前半は咳や鼻水、発熱、下痢症状、下旬には熱でお休みをする子がみられた。午睡中に咳込みが目立つ際は十分な換気と、咳がひどい時は起こして咳がおさまるまで傍につき再眠できるようにした。一人一人の健康状態に留意しながら、疲れがみられる日や暑い日にはこまめな水分補給とともに室内で落ち着いて過ごせるように配慮した。

人間関係

自分の思いを伝えることができるようになってきて、嫌な思いに大泣きをする子もいる。遊ぶ傍で見守り気持ちの立て直しを援助した。低月齢の子は指さしながら喃語や片言で保育士に思いを伝えようとしている。友だちとの関わりで玩具や絵本の取り合いになることもある。相手にも思いがあることに気付くことができるよう仲立ちをしていった。保育士が具体的な関わり方の見本を実際にして示すことで、子どもがその状況に応じた適切な行動や言い方があることに気付けるようにしていった。

環境

七夕の制作で季節を感じながら、見る、聞く、触るなどの経験を通して、感覚の働きを豊かにする取組みをした。星の形の画用紙を見て「きらきら」と言い手を揺らす子。星にシールを貼るときは指先の感覚に集中していた。夜空には「スポンジスタンプ」で好きな絵具の色でボンボンと彩りをそえる。すいかの画用紙をみて「すいか!」「やりたい」と気持ちを伝える姿もみられ、黒の絵具を綿棒につけるとすいかの種に見立てちょんちょんと色をのせた。一人一人じっくりと興味の対象に関わることができる環境を整え、子どもの見いだしたことや感じ取ったことに思いの寄り添った言葉をかけていった。

言葉

公園で大きなダンゴムシをみつける。保育士等が手のひらにのせると、「うわぁ~!」と歓声、「むしさん!むしさん!」と顔を近づけ数人でじっとみつめる。保育士が「ダンゴムシさん、丸くなっているね。お昼寝しているのかな」と子どもの気持ちを代弁したり、更にやり取りが引きだされるような応答をしたりして仲立ちをしていった。身近な生き物に興味を持ち目にしたものに反応するときは、言葉でのやりとりを一緒に楽しみ、生き物にも命があり大切に扱うことを伝えていった。

表現

室内遊びで体操の曲を流すと、リズムにあわせて体を動かして楽しむ。曲が終わると、体操の動きをまねしながら「もっかい!体操したい」と伝えてくれる子もいる。大きく動く際は、子ども同士が接触しないよう十分なスペースをとり一緒に楽しむようにした。

 

 …

0歳たんぽぽ組2023年度6月のまとめ

健康

先月に続き下痢の症状が見られる子が数名いたが、大きく体調を崩すことなく元気に登園する子がほとんどだった。気温、湿度が高い日が増えてきたので、除湿や冷房を入れて室内温度の調整に気をつけていった。また、気温に合わせて衣服を調節したり、汗をかいた日には沐浴で汗を流したりして快適に過ごせるように配慮した。

人間関係

友だちとの関わりが少しずつ増えてきて、傍で顔や体に触れようとしたり、玩具を取り合ったりする姿が見られるようになる。保育士等との関わりを楽しむことも多くなり、一緒に遊んで笑顔を見せている。担任以外の保育士等に人見知りすることもあるが、前月より落ち着いてきた。自分の気持ちを泣いたり、声を出したりすることで伝える子もいる。

環境

腹ばい、ハイハイ、歩行などでのびのびと体を動かして、行動範囲や興味の幅が広がってきた。マットやトンネル、ボール遊びなど全身を使って遊べる環境を設定し、興味を示した玩具も自由に取り出せるようにした。また、異年齢交流の場では、他のクラスの友だちに興味を示し、笑顔で近寄っていく姿が見られるようになる。保育士等との安心した環境の中で、一人遊びや探索遊びが十分に出来る空間を確保し、ゆったりと過ごせるようにしていく。

言葉

喃語を発して自分の思いを伝えようとしたり、保育士等とコミュニケーションを取ろうとしたりする姿が見られる。言葉を理解しているような行動も見られることもあり、見守りながら過ごした。引き続き「○○だね」と言葉を添えて関わり、発語に繋げていく。また、音楽を流したり、歌や手遊びをすると声を出したり、保育士等の真似をして両手を動かしたり、体を揺らしてリズムをとったりする子もいる。

表現

音楽や保育士等の歌に合わせて、身体を揺らしたり、手を叩いたり、玩具を床や棚に打ち付けて音を出すのを楽しんだりと個々での表現が豊かになってきている。七夕の制作で指スタンプをした。絵の具を手に付けると不思議な顔をする子がいたが、嫌がる子はいなかった。保育士等と一緒に叩くようにして台紙に色をつけることができ、色鮮やかな七夕飾りが完成した。

 

 …

5歳ひまわり組2023年度5月のまとめ

健康

活動に見通しをもって取り組むようになり、一日の予定や次の活動を考えて行動するようになってきた。特に当番活動では、やりがいを持って活動する姿があり、自分から進んで給食の準備や植栽の水やりを行う姿が見られた。また、食育の活動ではお米研ぎを通して、作ることや食べることの大切さを感じることができた。自分たちで研いだお米はより一層おいしく感じたようで、よく食べる姿があった。

人間関係

友だちと一緒に室内ではカードゲーム、戸外では鬼ごっこや虫探しなどをして関わり合いを楽しんでいた。気の合う子と合わない子がいる中で、互いに折り合いをつけようとする姿も見られるが、ぶつかり合うことも多かった。自分がされて嫌だったことや、相手に対して言いたいことがあるときはまず自分で伝えるよう促し、状況を整理しながら伝え方を提示したり、やり取りを仲立ちしたりしつつ見守っていった。春の遠足では、4歳児との関わりを深めながら一緒にスタンプラリーをしたり、縦割りの活動を楽しんだりして交流した。

環境

室内の玩具の使い方やゲームのルールなどが分かるようになり、友だちや保育士と楽しんでいた。カードゲーム(UNO)では、子どもたち同士でルールを教え合いながら遊ぶ姿が見られた。戸外では、過ごしやすい気候の中で思い切り体を動かせるよう、遠足や散歩、野菜の苗を植えるなどして、自然と触れ合う機会を多く作った。特に昆虫を見つけるのが好きで、友だちと一緒に虫の種類を確認したり、知っている子に聞いたりして、興味を深めていた。

言葉

読み書きが出来るようになったことで活動の幅も広がり、本を読んだり手紙を書いたりして楽しんでいた。
当番活動では各クラスに回って出欠確認を行うことで、数字への興味や関心に繋がっていった。友だちとの関わりの中では、円滑な人間関係を築くための言葉の使い方や伝え方がまだ難しいため、保育士が状況を整理しながら仲立ちし、どんな言い方だったら喧嘩にならないか、嫌な気持ちにならないかなどを考えられるよう、具体的な言葉で代弁したり、子どもたちから言葉を引き出したりしていった。

表現

空き箱や折り紙を使ってロボットや人形を作り、ままごと遊びのようにして友だちと楽しむ姿が見られた。また、ぬいぐるみの洋服を画用紙やリボンなど様々な画材を使って作り、完成したものを見せ合って満足感をえていた。遠足後には、遠足で楽しかったことをクラスの皆で報告し合い、友だちの話を聞いたり、自分の話をしたりすることで思い出を共有し、絵を描いて表現した。…

4歳ゆり組2023年度5月のまとめ

健康

4月に引き続き、咳込みや鼻水といった症状が見られ、欠席する子どもが目立った。今後も家庭と連携し、体調管理に努める。活動では、サーキットを行い、あみくぐりに挑戦したり、片足でけんけんぱを行ったりと十分に動かす。また、クッキングではひまわり組と合同でお米とぎのクッキングを行う。「ほかほかの匂いがする!」と食べることへ興味を持ち、自分たちで作った料理をおいしそうに食べる姿が見られた。

人間関係

新高円寺公園に散歩にいくと、クラスの子どもが大好きな滑り台がある。その滑り台を使って、「カンカン~♪」と手を伸ばし、踏切に見立て遊ぶ姿が見られていた。その後、一人の子どもが「ジェットコースターにしようよ!」と声をかけると・受付・誘導と係に分かれて、遊びを展開させる姿が見られた。その中でもうまく思いが伝わらなかったり、理解されなかったりする姿が見られるときは仲立ちし、ことばの引き出しを増やしていく。

環境

植栽(あかじそ・はつかだいこん・へちま)を植えるにあたって、子どもたちと看板つくりを行う。園庭にブルーシートを敷き、段ボールで机を作り、“青空お絵描き教室”にすると、多くの子どもが興味を持ち、集まった。保育士が薄く鉛筆でひらがなを描くと、まねて書いたり、なぞったりとひらがなに興味を持つ姿が見られた。その後「名前を書きたい!」と意欲的な姿が見られ、真剣な表情で名前を書き、友だちと見せ合う姿が見られた

言葉

ひまわり組と蚕糸の森公園し、春の遠足にでかけ、その後経験画を描く。一人一人に何を描いたのかじっくり時間をかけて聞くと、「これは僕のシート。トミカの絵があったからカラフルにしたんだ」「これは雨だよ。最後帰るときにちょっと降ってきたでしょ。だからちょっとだけなの」と子どもの記憶を描き、表現することで、保育士や友だちに言葉で伝える姿が見られた。

表現

室内遊びでは、巧技台をステージに見立て、子どもたちで観客席となる椅子を運び、「アイドルごっこ」を楽しむ姿が見られる。また、マイクはジュースの玩具を使い、「ようかいしりとり」や「ずいずいずっころばし」などイメージの世界を広げ、表現している。6月は梅雨の時期に入ってくるので、遊びを通して、表現する喜びを十分に味わえるようにしていく。…