健康
寒さの厳しい日が続き鼻水や咳が出たり、冬の感染症が流行して胃腸炎等で休む子もいた。その日の気温や体調に合わせて空調の温度を調節し、またなるべく薄着を心がけ元気に過ごせるようにしていった。生活の流れが身につき「手を洗おうね」と声をかけると進んで水道に行き手を洗おうとし、声掛けをする中で少しずつ袖をまくる姿も見られるようになってきた。水道の前では蛇口に触れて水を出そうとしたり、ハンドソープの泡を自分でつけて洗おうとするようにもなってきた。子どもが自分で手を洗っている時には見守り、洗い残しがある時にはさりげなく手伝うようにした。食事ではお肉や魚が人気で食べ終わると「おかわり!」と元気に伝えていて、喫食状況を見るとパンの日よりもご飯の日の方がよく食べている。
人間関係
友だちが遊んでいる玩具を一緒に使いたくて傍にいき、一緒に遊ぶなど関わりを持って楽しそうに遊ぶ姿が多く見られるようになってきた。玩具を貸してほしい時や取り合いになった時に叩いたりと手が出ることもあるが、「かして」「どうぞ」と伝えられるようになってきた。そのため以前と比べて手が出ることが減ってきたように思う。いざこざが起きそうな場面では保育士等の配置や声のかけ方を工夫し、未然に防ぐことが出来るようにしていった。
環境
散歩では交代で保育士等と手を繋ぎ歩く機会を増やした。また、少し遠くの公園にも行けるようになった。公園ではドングリなどの自然物や池のカモやコイなどの生き物、そして身近な遊具に興味を持ち、進んで近くに行ったり触れて遊ぶ姿が見られた。よく行く近くの公園では、新しくできたアスレチックに興味を持って下の低い段の登り降りを楽しんだり、走れるようになったことが嬉しいようで走ることを楽しむ姿が見られた。室内ではバンダナを用意すると、風呂敷代わりにしてお気に入りの玩具を包んでもらったり、赤ちゃん人形に掛けて寝かしつけをしたりして遊ぶ姿が見られた。小さいテーブルを出したり棚を移動したりして子どもが興味を持って遊ぶことができるように工夫した。
言葉
お気に入りの歌や手遊び、絵本は「もっかい!」と何度も繰り返し歌ったり読んでもらうことを楽しむ姿が見られた。また、保育士等や友だちの言葉を真似をしながら言葉も少しずつ増え、簡単なやり取りが出来るようになってきた。また二語文などを話せる子同士では「これは?」「○○」と子どもたち同士で話す場面もあった。子どもたちが伝えたいことを受け止めて応答的なかかわりを心がけながら、引き続きやりとりを楽しんでいけるようにしていく。
表現
節分の制作では鬼のパンツを作った。初めて筆に挑戦し、一人ずつ筆を持って筆に絵の具をそっとつけて自由に柄模様を作り仕上げた。机上でゆったりと作品を作るのが大好きなため、集中して参加していた子どもたちだった。また、座って長い時間遊べるようになってきたため、夕方テーブルに模造紙を広げてみんなで一緒にお絵かきとシール貼りをする機会を設けた。クレヨンを持つ筆圧が強くなり、いろんな色に持ち変えながら描くことを楽しんでいた。またシールでは手先が器用になったことで、台紙から自分でシールを剝がせるようになる子が増えてきた。できたことを見て欲しい気持ちも芽生えて、「これ!」「できた!」と言って保育士等にアピールする様子も見られた。