健康
朝夕は少しずつ少しずつ涼しくなり、日中との気温差を感じる季節だったこともあり、咳や鼻水が出る子もいたが、体調を大きく崩すことなく元気に過ごした。また、室内で竹馬や縄跳びなど運動会の練習に積極的に取り組み、体を動かしていた。
人間関係
運動会の練習では、友だちと声を掛け合いながら取り組む姿が見られた。うまくいかない時には、励まし合い、成功したときには笑顔で喜び合うなど、友だちと協力して一つのことに向かう姿が印象的だった。こうした経験を通して、友だちとの絆や思いやりの気持ちがより深まっていった。
言葉
友達とのやり取りの中で「がんばれ」「できたね」などと声を掛け合う姿が多く見られた。練習の中で言葉で気持ちを伝え合う経験を通して、コミュニケーションの力も育っていった。
環境
9月前半は暑さのため室内で竹馬や縄跳びの練習を中心に行った。加えて、荒馬やかけっこ、リレーなども少しずつ取り入れ、体を動かす経験を広げていった。後半からは、外で練習をすることができ、子どもたちが安全に楽しく練習できるよう、水分補給や衣服の調整に気を配りながら活動していた。
表現
竹馬や縄跳びの練習を通して、体を動かす楽しさを感じながら表現する姿が見られた。体の動きや表現で気持ちを伝え、挑戦する意欲も高まっていった。また、「マリオダンス」では、リズムに合わせて声を出して楽しみながら練習に参加していた。…
健康
運動会に向けて体育館や園庭ホールなどで鉄棒、一本下駄などのサーキットやパラバルーンをして体を動かした。様々な種目で体の動かし方を覚え、活用する姿が見られた。また、涼しい日も増えて戸外で遊ぶ活動も増えてきた。毛虫が出てくるようにもなってきたので気を付けるようにしていった。
環境
机上遊びをいくつか増やした。「ウノ」や「キャプテンリノ」などボードゲームを出すとやり方を覚え友だちと一緒に遊んだり、保育士と一緒に遊び方を覚えたりする姿が見られた。心身共に成長してきたのでルールのある玩具で遊ぶ姿が多くみられるようになってきた。
言葉
「先生に言うよ」という言葉が多く聞こえるようになった。トラブルになった時、まず何がいやだったか、どう思ったかを相手に伝えてみる様、声掛けをしていった。まだ、先に保育士へ伝えることもあるが、段々と子ども同士で話している姿も見られるようになってきた。
人間関係
すみれ組と一緒に散歩へ行く機会があった。道路側を歩くように意識したり、「そこ危ないよ」「前に詰めるよ」とすみれ組に声をかけたり、楽しそうに会話したりする姿が見られた。名前も覚えており、帰りの時になると「○〇ちゃん」「○〇君」と呼んで手をつなぎ変える準備をしていた。
表現
折り紙やお絵描きをして遊ぶ姿が見られる。図鑑を見て描いたり、好きなキャラクターを描いたりして友だちに見せ合い遊んでいる。折り紙では、作り方を覚え紙飛行機や手裏剣などを作っている。以前は保育士が作ることが多かったが、折り方を伝えると、自分で折ろうとする子も増えてきてより複雑なものも作るようになってきた。…
健康
残暑に負けず、活発に体を動かして遊ぶ姿がよく見られた。運動会のアロハダンスやハッピーダンス、「難しいよ」と言ってはいたが、いざ音楽をかけると「やっぱり、頑張る!」と意欲的に練習をする。外遊びやトイレから戻った後、食事の前には石鹸を使用しての手洗いがとても上手になってきた。
人間関係
友だちといろんな遊びをする。友だちの遊び方を真似してみたり、アイディアを出し合ってみたり工夫して遊ぶ。遊びながらも友だちと自分の思いに違いがあることを知り、「○○ちゃんの話しを聞こうよ」とか「ふーん、そうか、そういう考えもあるんだね」などと子ども同士で問題を解決しようとする姿が見られた。
環境
来月は運動会。運動会のかけっこ練習では「気をつけ、よーいドン!」のかけ声で元気に走りきる。アロハダンスの練習では曲に合わせて楽しみながら踊る。サークルダンスでは友だちの顔を見てクルクルと輪になるのを喜ぶ。並び方の練習をしているうちに、散歩に行く時にも自然と並び方を意識し、運動会順で並ぶ。
言葉
にしはら公園に行く。着くとすぐにボールコートの周りを走る。走るのが疲れてくるとごっこ遊びを始める。“警察ごっこ”を好んでする。葉っぱを携帯電話に見たて「すみません。聞いてますか?そっちに犯人が行きました。」そうすると「分かりました。今、追いかけます」とベンチをパトカーに見たて追跡を始める。話がつながり会話のやりとりを楽しむ。
表現
みんなが楽しみにしているリズム。始める時には大きな声で「よろしくお願いします」と挨拶をする。しゃがみながら歩きアヒルさん。両手をパタパタと振り水を飲む仕草をする。一列に並んで走る。ピアノが止まったら両手と片足を上げてトンボのポーズ。「なんか体がグラグラする」と言いながらも、可愛らしいトンボになりきる。…
健康
季節の変わり目、寒暖差の影響で咳が出てきたり、鼻水が出てきたりすることが多くなってきた。鼻水が出た時にはこまめに鼻を拭き、清潔を保って過ごしている。排泄面では、個人差はあるが高月齢から中月齢の子どもたちは一日を通してパンツを履いて過ごしている。オムツも完全に取れ、パンツを履いて登園・降園する子どもたちも増えた。タイミングが合えば、トイレで排便をする子も増えてきた。低月齢の子どもたちは進んでトイレに来て、タイミングが合えば排尿し、成功体験を増やしている。
人間関係
友だちの変化に気づく様子が増えた。泣いている子を見て「大丈夫?」と声を掛けたり、そばに寄り添い頭をなでることもあった。遊びの中で自分で思うようにブロックを組み立てられず苦戦して泣く子がいた時に「〇〇くん、一緒に作ろう」と声を掛け、一緒にブロックを作る子どもの姿も見られた。友だちが困っている時に手を差し伸べてあげる優しさが増え、子どもたち同士で助け合う場面も増えてきた。
環境
涼しくなり、天気の良い日は近くの公園に散歩に出かけた。公園に着くと、落ち葉やくり、花などの植物を見つけ、拾う。季節の移り変わりと、秋の涼しさを感じながら散歩に出かけていた。
言葉
夏祭りで“もったいないばあさん音頭”を踊るにあたり、導入で“もったいないばあさん”の絵本を読んだ。「もったいないばあさん見たい!」「これ読んで!」と子どもたちから大人気の絵本で、夢中になって見る姿があった。「もったいないことしてないかい」と何度も口ずさむように繰り返し言う子もいた。水を出しっぱなしにしているところやごはんをきれいに食べていないことに気づくと“もったいないね”と言う子どもたちの姿も見られた。
表現
夏祭りに向けて“もったいないばあさん音頭”の踊りを練習した。音楽を流すと保育士等の動きを見て、真似しながら表情豊かに楽しそうに踊る。「おばあさんになるよ!」と言うとおばあさんの姿勢になり、くるくるまわる。歌を口ずさみながら踊る子もいた。夏祭りならではの楽しさをちゅうりっぷ組のみんなで味わうことができた。制作では、お月見を作った。指先を使って糊を伸ばし、画用紙と画用紙をくっつけた。プチプチのついた棒に絵の具を付け、ぺたぺたスタンプし、お月見を作り、きれいなお月様を作ることができた。…
健康
9月初旬までは水遊びを思う存分楽しみ、下旬からは少しずつ戸外遊びに適した気温の日も出てきたので、久しぶりに散歩へ行く。手つなぎしてお散歩に出られることを喜び、「あるく」と言って保育者と手をつないで、しっかりとした足取りで近くの公園まで歩くことができている。室内では、一本橋を二本並べて出すと、片足ずつ交互に足を乗せながら慎重にバランスを取って歩き、渡り終えると「できた!」と満足した様子だった。どの子にも体を十分に動かして、少し難しそうなことをしてみたいという意欲が見られる。
人間関係
室内で過ごす日も多く、それぞれの子どもの思いがぶつかり合う場面も多かった。丁寧に仲立ちをし、気持ちに折り合いを付けたり気持ちを切り替えてまた遊べるように声をかけるようにした。そのような中で、「ごめんね」「いいよ」「どうぞ」等の言葉も出てくるようになった。友達と遊ぶことが楽しいという経験が積み重なり、友達が泣いているのを気にかけて「よしよし」としたり、散歩に行く時には手をつなごうとお互いに手を差し出したりして、相手を思いやる気持ちのめばえを感じる。
環境
地域の方より譲っていただいたあおむしを、虫かごに入れて観察した。「はらぺこあおむし」がみんな大好きなので、目を輝かせて虫かごの周りに集まってくる。「かわいいね」という子、「こわいよ」と言いながら興味津々で見つめる子など、思い思いに小さな生き物との出会いを楽しんでいた。散歩先でも蝶々やトンボが見られるようになり、ご近所のメダカの水槽の前では足を止めて泳ぐ様子を見つめている。身近な自然に興味関心を持つことから、大事にしようとする気持ちが育っていけば良いなと思う。
言葉
みんな新しく覚えた言葉を使いたくてしょうがないという様子で、保育者にたくさん話しかけてくれる。果物や野菜の名前、動物の名前や車の種類も絵本等を通じて覚え、「かばさん、にんじん、たべようね」と言葉をつなげて、保育者や友達とやり取りを楽しむ姿が見られた。紙芝居やパネルシアターをすると、「はじまるぞ」といった様子で嬉しそうに集まって保育者の周りに座り、少し長いストーリーのお話も最後まで楽しんで聞けるようになった。紙芝居の中に出てくる繰り返しの言葉を保育者と一緒に言って楽しみ、終わると「もういっかい」とリクエストしている。
表現
9月はスタンプを使ったぶどうの製作や、かぼちゃの製作を行った。丸いスタンプに絵の具を付けて渡すと、「やる」と言って台紙に押し付けて色が付くのを不思議そうに眺め、「ぺったん」と言いながら繰り返し押して楽しんでいる。スタンプ遊びも回数を重ねるごとにやり方を覚えて、スタンプを一人でしっかりと握り力を入れて台紙に色を付けている。「こうしたい」という思いがはっきりと出てきて、「じぶんで」と言って保育者の手伝いを断って大胆に台紙からはみ出して押したり、自分の手にも押したりして、それぞれの表現を楽しんでいる様子だった。…
健康
9月も連日の猛暑で、1週目までの水遊びを2週日まで延ばしていった。水遊びのできる子には声をかけて玄関へと誘っていった。「水遊びするよ~」と声をかけると這い這いや歩いて玄関のタライまで一生懸命に移動する。その姿にとても成長を感じる。下痢が続いて水遊びのできない子どももいたので、出来る範囲で沐浴やシャワーをして清潔にしていった。室内での活動は、連日の猛暑でエアコンをつけての活動になった。子どもたちの様子を見て温度や湿度の調節を行なっていった。又、夏から秋への変わり目なので体調を整えていった。
人間関係
保育士等や友だちとの関わりの中で、以前は一人で好きな遊びをしていた子どもたちが、友だちの存在に気づき「友だちは何をして遊んでいるのだろう?」と気になりだし、自然と友だちが遊んでいる傍に近づく姿が見られるようになった。保育士が這い這いで追いかけっこをすると、自然とそれを見た子どもが真似をして這い這いで追いかけっこを楽しみ声を上げて遊ぶ姿も見られた。どの子も言葉は話せなくても、楽しそうに遊んでいる輪に入りたいのだと思う。
環境
9月に入ってからも残暑が続き、2週目まで水遊びを続けることになった。玄関の水遊びを引き続きしたり多目的室には大きなビニールプールに沢山のカラーボールを入れて保育士と一緒にボールの海を泳いだり埋もれて遊んだりした。保育士が一緒に遊ぶと子どもたちも自然と笑顔になり楽しそうだった。又、安全に遊べるように小さなボールや玩具は取り除いたり、ボールプールの周りには安全のためにマットを敷き詰めるようにした。
言葉
入園当初に比べると喃語から少しずつ保育士にもわかるような言葉を話すようになってきた。保育士等との簡単な言葉や喃語、仕草でのやり取りを楽しむ事、そして絵本を繰り返し読み聞かせて言葉を真似ることで言葉の獲得を促すことができている。
毎日の保育の中で、保育士等が子どもの気持ちを受け止めて言葉を繰り返したり、戸外で触れた自然の音や言葉に反応したりすることで、子どもが言葉に興味を持つ機会が多くなってきた。
表現
最近の子ども達は、喃語に加えて、指差しや身振り手振りで意思を伝えてくれることが多い。音楽に合わせて体を揺らして自分を表現してくれたり、指差しや身振り手振りで自分の欲求や興味を伝えてくれる。引き続き、手遊びやわらべ歌のやり取りを通して感情を受け止めていきたい。…
健康
歯科衛生士さんによる歯磨き指導があり、歯の大切さや磨き方について知る機会となった。口の中の健康が全体の健康に繋がることを理解していた。自分の歯を守る意識を高め、家庭での生活習慣を見直そうとする姿に繋がった。
人間関係
友達とのやり取りの中で、自分の気持ちを言葉で伝えたり、相手の思いを受け止めて解決策を考えたりする姿が増えてきた。トラブルがあってもすぐに大人を頼るのでは無く、友だち同士で折り合いをつけようとする姿が見られる。運動会に向けた竹馬・縄跳びの練習でも、挑戦する友だちに刺激を受け「自分もやってみよう」と意欲を持つ姿があり、友だちの頑張りを自分の力へと繋げている。
環境
運動会の取り組みでは、竹馬や縄跳びなどの用具に繰り返し挑戦し、どうすればできるか工夫しながら活動する姿が見られる。行動や活動を通して生活や遊びの広がりを感じ、環境を生かして学ぼうとする意欲が育っている。
言葉
友だちと保育者とのやり取りの中で、自分の思いや考えを言葉では伝える力が育ってきた。話し合いでは、相手の意見を受け止めようとしたりながら、自分の意見を言い直したり付け加えたりする姿が見られる。遊びや活動の中で「一緒にやろう」「こうしたらいいよ」と声をかけ合い、言葉を通して関係を深め、集団での生活を豊かにしている。
表現
歌やリズム遊び、制作活動などを通して、自分の感じたことや思いを自由に表す姿が見られる。友だちと一緒にアイディアを出し合いながら表現を広げることで、協力して一つのものを作り上げる喜びを味わっている。ごっこ遊びでは、役になりきり、自分なりに表現を楽しむ姿がある。…
健康
歯科検診があり、その前に歯磨き指導があった。歯磨きの仕方とともに、うがいのことも話があった。子どもたちは真剣に聞いており、歯科検診も上手に受けていた。指導の話もあったのでその日から食後にうがいを始めた。給食やおやつを食べ終えた後にコップを持ちうがいをして、口内をきれいにしていた。
環境
進級してしばらくたつので、棚を移動させ、発達に合った玩具をいくつか増やして環境を変えていった。室内の様子が変わったことに子どもたちは驚いており、新しく出した玩具でも楽しそうに遊ぶ姿が見られた。塗り絵やレゴブロックなど机上遊びも増えてきたので、今後も子どもたちの成長に合わせて玩具を変えたり増やしていったりする。
言葉
「お茶」「折り紙」など自分の要求を主語のみで伝えてくる場面が多く見られた。「欲しい」「取って」など言葉の後に着けて伝えて方が伝わりやすいことを話していった。それからは「お茶どこにある?」「折り紙ちょうだい」と保育士に伝えるようになってきた。
人間関係
8月はお盆があったこともあり、登園人数が少ない日が多くあった。幼児3クラスでまとまって過ごす時間も多く、他クラスの子や保育士と一緒に遊ぶ姿が多く見られた。また、いつも遊ぶ子とは別のこと関わる機会も増えていった。
表現
9月の制作に向けて張り子で提灯を作った。下地で風船に新聞紙を貼っていった。初めは苦戦する子もいたが、コツをつかむときれいに仕上げていた。色付けでは好きな色の絵の具を塗っていった。まんべんなく塗れると、保育士のところに嬉しそうに持ってきていた。終わった子は友だちが何色に塗っているかを見に行ったり、保育士にどれくらいで乾くのかを聞いたりしていた。…
健康
暑い日が続く中自分たちで、喉が渇いた時飲めるようお茶をジャグに入れて子どもたちが飲みやすいように用意する。登園してから「のどかわいた、おちゃのみたい」と言う子が自分で、紙コップで水分補給出来るようになってくる。また友だちにお茶を入れて配ってあげる優しい姿も見られるようになる。
人間関係
友だちとのおもちゃ、場所の取り合いなどがある時に、自分たちで話してみよう・友だちを助けてあげようという積極的な関わりが増えてくる。友だちが困っている際に「○○くんどうしたの?あのおもちゃつかいたかったの、あとでかしてっていってみようよ」と友だちとのやり取りの中でどうしたらよいかも子どもたち同士で考えられるようになる。
環境
保育室の塗り絵や折り紙、パズルなどの机上遊びのおもちゃを充実する。友だちと一緒に助け合ってパズルや塗り絵を頭を使って考えている様子が保育室環境の変化とともに見られるようになってくる。ホールでボールプール・風船を用意して感触や音を身体を使って楽しんでいた。
言葉
誕生日会などで友だちに質問を出来るようになり、「すきなたべものなんですか?」「ケーキでなにがすきですか?」と誕生日の友だちに伝えられるようになる。保育士等と話すだけでなく友だち同士で昨日お家で何をしたかなど話している様子も見られるようになる。
表現
運動会の練習でのダンスや幼児クラスで行うリズムなどで身体全身を使って音楽に合わせ動物や乗り物を表現するようになる。制作では夏祭りで飾るちょうちんを作る。自分の好きな色のセロハン紙を選んで自分だけのマイちょうちんを制作する。「おまつりいったときにみたよ」「いろんなおなじのがあったよ」と祭りで見たちょうちんを自分なりにはさみを使って表現する。…
健康
先月同様に暑い日が続いているが、体調を崩す子も少なく元気に過ごしている。活動の区切りや次の遊びにうつる時など、子どもが行きやすいタイミングを見計らいトイレに誘っている。イヤイヤ期も重なり、時には嫌がることもあるが、まずはトイレに座れたことを認め、子どもの気持ちに寄り添い、個々の発達に応じて無理のないように進めている。また、トイレに座れたこと、排尿できたことなどは家庭にも共有し、連携していく。
人間関係
友だちが休んでいることに気づき、「〇〇ちゃんいないねぇ」と寂しそうに話す姿があった。日々の生活や遊びを通して友だちとの仲が深まっている。ままごと遊びでは、ご馳走をつくって「〇〇ちゃんの誕生パーティーよ」とパーティーを開いたり、お母さん役になり「あなた、起きなさい」と友だちを起こしたり、ごっこ遊びにもリアルなやりとりが見られる。よく大人のことを観察していると感心する。
一方で友だちがつくったブロックや積み木を壊したり、遊んでいる電車などの玩具を持っていってしまったりする姿がある。「一緒に遊ぼう」「貸して」など見本になる言葉を示しながら、自分の気持ちを言葉で表す方法を身につけられるように関わっていく。
環境
室内で一日を過ごすことが続いているため、玄関での水遊びのほかに泡遊びや粘土遊びなど色々な活動を取り入れた。子どもたちは特に寒天遊びが気に入り、食紅で色をつけた寒天を両手で持ち重さを感じたり、細かくしたものをカップに入れてかき氷遊びをしたりと思い思いに楽しんでいた。また、室内の棚にパズルを並べ机上遊びコーナーを設けたところ、朝のおやつ後や午睡明けなどに自分から椅子に座ってパズルで遊びはじめ、落ち着いて過ごせるようになった。
言葉
「昨日、パパとママと~したの」など、家での出来事を話してくれ、こちらの質問の意図に合った答えが返ってくるようになってきた。友だち同士でのやりとりも盛んになり、その会話はかわいらしく、聞いているとつい笑みがこぼれてくる。今まで自分の気持ちや要求をなかなか表現できずにいた子が、言葉で「〇〇したい」「〇〇ちゃんの!(だから持って行かないで)」と主張できるようになった。
表現
育てているピーマンを使った野菜スタンプやビー玉転がしなど様々な制作遊びを楽しむ。スタンプ遊びにあまり興味のなかった子が、友だちが楽しそうに遊んでいる姿を見て、やってみようとする姿や模様にこだわってスタンプを押す姿が見られた。大きな紙にクレヨンでなぐり描きを楽しみ、丸を描いたり色を重ねて塗ったりと、それぞれが思い思いに楽しむ姿があった。
わらべうたを使った手遊びでは、歌を覚えて一緒に歌えるようになり、グー、チョキ、パーの形が作れる子どもが増え、「チョッパーやりたい」と子どもの方からリクエストしてくるようになった。…