健康
年末年始の長期休みが明けて、久しぶりの登園。生活リズムや体調が崩れている子が多く見られた。一人一人にゆっくり丁寧に声かけをして、生活リズムを取り戻していった。
靴下を履こうとするが、「できない、できない」と保育者に助けを求める。「ここに親指を入れて靴下の入り口を大きくしたら、足が入りやすいよ。」「そうそう、そのまま引っ張って」と声かけをすると、自分でしようとする気持ちが多く見られ、履けるようになった。すると「できたよ!」と靴下を履いた足を、嬉しそうに見せる表情が印象的であった。
人間関係
お友だちの名前を呼び、一緒に遊ぼうと声をかける。ごっご遊びを楽しむ。友だちを追って、追いかけっこや草むら探検をする。お友だちと一緒に遊びたい、遊ぶと楽しいという気持ちが芽生え、保育者の仲立ちがなくても仲良く遊ぶ姿が多く見られるようになった。
新しく園児一名が入園した。「新しいお友だちだよ。一緒に仲良く遊ぼうね」と紹介すると、「○○ちゃん」と名前を呼んで、ニコニコとほほ笑んだり、泣いていると玩具を「どーぞ」と渡して慰めようとする姿があった。
環境
朝、まず園庭で少し遊んでから、散歩に出るようにした。「お散歩に行くよ」と声かけをすると、遊んでいたスコップやカップを片づけて、保育者のところ集まってくる。
公園では、テーブルに団子や石・葉を入れたカップを並べてパーティーごっこ。お部屋では玩具の入ったカゴを並べて「いらっしゃいませ~」とお店屋さんごっこを楽しむ。また、動物の人形を種類ずつに並べて、動物園を作ったり、ピタゴラスで部屋を作り、「ここはぞうさんのお部屋。こっちはキリンさん」とお家を作る。
言葉
北風が強く吹く寒い日の散歩道。保育者が「かんたろうがきたよ~」といいながら、『北風小僧のかんたろう』を歌うと、“かんたろう~”のフレーズを気に入る。その後、散歩の時に北風が吹くと「かんたろうー!」と呼んで大はしゃぎをしていた。穏やかな気温の日は「かんたろう、こないねー。おーい、かんたろう~」と呼ぶ姿もあった。
表現
雪が降った日は園庭に積もった雪で遊んだ。スコップで雪をすくってバケツに集めたり、アイスのカップに雪を詰めて、「アイス!おいしーい」と食べる真似したりをする。
寒い日には霜柱ができていた。「氷だよ。触ってごらん」と保育者が声をかけると、恐る恐る触り、「冷たい!」と最初はびっくりしながらも、何度も触って「つめたい!つめたい!」とぴょんぴょん跳ねて、氷の感触を楽しんでいた。