【健康】
後半になると、鼻水、咳や熱で欠席するなど体調を崩し始める子が増えた。鼻水が出た時は自分から「鼻でた」と保育者に伝えてくる子がいた。こまめに拭きとり気持ちのよさを感じられるようにした。一人ひとりの体調を把握し、検温をして、変化が見られた時は、早目に対応できるようにしていった。
【環境】
天気の良い日は、屋上や散歩に出かける機会を多く設けた。どんぐりや落ち葉を拾ったりして楽しむ子どもたちだった。「どんぐりあったね」「とんぼいたね」など言葉にしたり、指をさしたりして、発見や気づきを共有して、秋の自然に親しみが持てるようにした。
【人間関係】
友だちとの関わりが楽しくなり、見立てやごっこ遊びなどを一緒に楽しむ姿が見られた。高月齢児は子ども同士でやり取りを楽しむ光景も見られたが、まだ衝動的に行動してしまうため、側で見守りながら思いを代弁し仲立ちとなっていった。低月例児は喃語を交えてのやり取りやスキンシップを喜ぶ姿が見られた。
【言葉】
高月齢児は感じた事や経験したことなどを言葉で伝えようとする姿が増え、保育者や友だちと会話を楽しんでいた。低月齢児は1~2語文を発し、自分の思いを伝えようとする姿が見られた。子どもの言葉に耳を傾け、丁寧に応答することでやり取りする楽しさが味わえるようにしていった。
【表現】
体操で体を動かすことが好きで、子どもたちから曲のリクエストが出てくることも増えた。また、手遊びや絵本も好きで、新しい手遊びをすると近くに来て座り、真剣に保育者の方を見つめている。回数を重ねていくにつれて一緒に手遊びをして楽しんでいる。ペープサートでする「数字の歌」に興味を持ち口ずさんでよく見ている姿があった。