5歳ひまわり組2020年度10月のまとめ

健康

戸外で身体を動かす時間が増えるとともに、食欲も増している。給食では献立や食材、調理法などへの興味が強くなる。また、食べ物の旬と栄養の関係を知らせると、さまざまな食材の旬や身体への効果を考えながら食べるようになる。これから寒さが増し、風邪などが増える時季になるので、バランスよく食事をして健康な身体づくりができるようにする。

運動会ごっこの活動では、リレーごっこやエイサーなどで意欲的に身体を動かしている。また、子どもたち自身で考えた障害物競争では、跳んだりくぐったりとさまざまな動きを取り入れ、楽しむ。時には身体の動きが思うようにいかないもどかしさを感じることもあるが、繰り返し取り組んでいく中でスムーズに動くコツをつかむ。今後もいろいろな運動遊びを取り入れていく。

人間関係

遊びや活動の中で、自分の得意なことを積極的にアピールするとともに、友達の得意なことや頑張っているところを見出し、褒めたり認めたりする場面が増えてきている。友達が頑張る姿を見て「負けたくない」と意欲を燃やしたり、苦手な部分を友達に手助けを求めたりしている。それぞれの得意なことが発揮され、さらに自信に繋がっていくよう、場面に応じた援助を行っていく。

環境

オセロやウノ、すごろくなどのゲーム遊びが活発になっている。その時の一手だけでなく、2~3手先を見通してじっくりと考え、ゲームを進めていく。また、特にオセロでは勝敗が決定した後に『どれだけの差があったのか』を確認するなど数を意識して遊ぶ。遊びを楽しむ中で、数の大小や比較、数字、文字などの興味を深めていけるよう、工夫をしていく。

言葉

運動会ごっこに向けての活動では、開閉会式での言葉や競技の内容など、子どもたちが考え、話し合って進めていく。その中で、自分のイメージしたことを適した言葉で発表できる児がいれば、頭の中にイメージはあるものの思うように伝えられずに考え込む児もいる。友達がイメージを汲みとって言葉を補足したり代弁したりする場面もある。自分の思いや考えを皆の前で発表する場を増やしていき、自己を表現する機会を持てるようにする。

表現

夏にフィンガーペインティングを経験してから、ずっと楽しみにしていたボディペインティングに取り組む。絵の具のとろみの感触や混色を味わった後、徐々に身体中に塗り広げていく。友達と塗りあったり、化粧をするように顔に色を塗ったりして楽しんでいる。普段は身体や服が汚れることを気にする児も、友達が楽しんでいる様子を見て少しずつ自分のペースで取り組む。じっくりと取り組む遊びからダイナミックな遊びまで幅広く活動を提供していく。

運動会ごっこのエイサーでは、友達と動きや声を合わせて表現することを楽しむ。太鼓の叩き方やポーズを見せ合ったり、遊びの中で友達と一緒に口ずさみながら踊ったりして、集団の中での個の表現を発しようとする姿も見られる。活動の中から子どもたち自身が楽しさを見出し、深めていけるよう援助していく。

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