4歳あさがお組2022年度7月の保育日誌

7月4日(月) 曇り時々雨  中野

七夕制作を行う。両面折り紙を三角に2回折り、線の上をハサミで切る。切るところまでは全員で行う。ハサミに慣れている子はすぐに終わってしまう。糊貼りは少人数で行い、裏返しながら角を糊で貼る。難しい箇所は保育者と一緒に行うがすぐに慣れて、2個目は自分の力で進めることができる。吊るして乾かす様子をみながら自分の作品を友達に教える姿が見られる。折り紙・ハサミは進級当初より慣れてきたように感じ、全体で行ってもスムーズに進められることができた。保育者は傍で見守り、難しい箇所は状況を見て手伝い、どの子もできるだけ自分でやろうとする姿を支えていく。少し難しい作業に挑戦したので、「自分でできた」と満足する姿が印象的だった。これからもやってみようとする子どもの気持ちを応援していきたい。

 

7月6日(水) 曇り  中野

ボディーペインティングで遊ぶ。「絵の具を使って遊ぶよ」と知らせると、「去年、ひまわりさんがやってたね」と思い出して会話が盛り上がる。園庭に赤・青・緑・黄・白のタライを用意する。手に着いた色を見せ合ったり、身体に付いた色に喜んだりしながら感触を楽しんでいる。器を用意すると色を混ぜて遊ぶ姿が見られる。大きな紙に手形を付け、筆で絵を描いてみたり、色を流してみたりして楽しむ。腕・脚・顔に色を塗り、豪快に遊びを楽しむ様子が印象的だった。色遊びはするが身体に絵の具が付着するのを嫌がる子は気持ちを尊重し、安心して遊べるように配慮する。ボディーペイントするにはやや水量が多かったように感じたが、色水遊びをする子にはちょうど良かった。次回は3原色など色を限定して、色を作る楽しさを感じられるようにしてみたい。

 

7月22日(金) 曇りのち晴れ 中村

段ボールいっぱいに入った皮つきのトウモロコシを見て目を輝かせる。保育者から受け取ると、匂いを嗅いだり、皮やひげを触ったりして楽しむ。初めは力尽くで剥いていた子も、「バナナみたいにやると簡単かも」という友達の声を聴いて剥き方を変える。トウモロコシの粒の色が黄色だけでなくオレンジや白があることに気付き、粒が艶々していると発見をして喜ぶ。粒の色の違いに気付いた子が友達や保育者に話したことで、他の子も剥いたトウモロコシを観察し始め、他の子からも「キャラメル色もあるよ」と発見があり、ちょっとした子どもの発言から活動が展開していった。保育者から何か投げかけるのは簡単だが、子どものちょっとした気付きや発見を拾い、子ども主体の活動で学びや関心を深められるようにしていく。

 

7月26日(火) 雨  中野

セロハンテープの扱いが雑になり始めたので、使い方をどうすればいいか子どもに投げかけてみる。子どもたちから、乳児クラスがいるときは使わないとの発言がある。職員の人数が揃ってから使い始めることなど、相談しながら決めていく。予め切ったテープを用意することについては、「大人と同じように切りたい」との要望が強い。友達がどのように使っているか、一人ずつセロハンテープを切ってみる。手首をうまく傾けて切る子が多い一方で、力任せに切る子もいる。切るのが上手な子は「上手に切れるね」「どうやって切ってるのかな」と切り方を子どもに訊き、コツを他の子に知らせようとする姿も見られる。セロテープは便利だが、危険でもあることを子どもたちはよくわかり、どのように扱っていけばいいか、真剣な表情で次々意見が出るのが印象的だった。安全面を確保しながら子どもたち自身がやりたい気持ちを大切にし、使用していければと思う。

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