4歳あさがお組2022年度12月の保育日誌

12月2日(金) 曇り  中野

リース作りの仕上げを行う。以前公園で拾ったドングリとポンポンをボンドで土台の紙皿に貼りつける。ドングリを寝かせたり立たせて張り付けたり、それぞれの工夫が見られ楽しんでいる。個々に合わせて少しずつ進めてきたので、最後の仕上げを丁寧にしようと全員が集中して進めることができた。行事を楽しみに心待ちにする気持ちを大切にしていきたい。その後、劇ごっこを行う。台詞を忘れることはあるが、表現しようと身体を大きく動かし、友達との掛け合いを楽しむ余裕を感じる。自分の役割を分かり、意欲的に行うことができるようになる。歌の歌詞がうろ覚えな部分があるので、保育者も一緒に歌って余裕を持って覚えられるようにしていく。

 

12月15日(木) 晴れ  中野

看護師による手洗い指導を行う。普段親しんでいる紙芝居だが、看護師に読んでもらう新鮮さもあり、興味を持って観る。手のひらにスタンプを押してもらって手洗いの実践をする。一度でインクが落ちる子もいれば、複数回行わないと落ちない子もいて、手洗いには時間がかかることを実感する。実践することで、印象強く心に残った経験のようだ。知ったことを家庭の人にも教えてあげてねと呼びかけると、「任せて」と言い、家庭と一緒に健康について考える機会となったように思う。その後、印象画を描く。お楽しみ会で思い出に残ったことを友達と会話しながら楽しそうに描く。会話を通して、丁寧に思いを引き出して描く楽しさを感じられうようにしていく。使った衣装や小道具などを室内に置き、ごっこ遊びに使えるようにして、会の余韻を楽しんでいく。

 

12月19日(月) 晴れ  中野

深夜からの冷え込みが厳しく、今年初めて園庭に氷が張る。園庭の日陰の地面が固くなり、日向との違いに気付く子がいる。「凍っている」と気付いた子が声を上げ、ブルーシート上の水たまりが凍り、手に取ってごっこ遊びなどに利用する。氷が少しでも凍らないように上から風呂マットを被せて「冷蔵庫」とする子がいたり、冷たさを我慢しながら触れ、氷を透かして見ると輝いて見えることや歪んで見えることに気付き、冬の不思議に触れて楽しんだりする。子どもたちの感じる、「何故」という疑問を大切にし、絵本やタブレットで冬の自然について調べて、分かったことや発見したことを皆で共有して知識を広げる面白さを感じていけるようにする。

 

12月23日(金) 晴れ  中野

四ッ切公園に散歩に行く。久しぶりの散歩だが、子どもたちの足取りが軽く早めに公園に着く。道中、富士山に雲がかかり、「白い帽子を被ってるみたい」「富士山は白組さんだね」と会話を楽しみ歩く。公園では他園も利用していたが、順番を譲り合ったり、スプリング遊具を一緒にしたりして交流を楽しんでいる。ボルダリングの遊具では、友達がロープを使わなくても登れる姿に刺激を受けて、挑戦しようとしている。解放感を感じ、のびのびと楽しむ事ができた。周囲の景色の移ろいや、富士山の変化に気付き、友達の発想に共感する姿に心の育ちを感じる。公園でも、友達の頑張りを応援したり、友達の遊びを真似したり、友だちとの関わりを楽しむ子ともできた。寒い日が続くが、たくさん歩き遠方への散歩を楽しみ、強い体つくりを目指していきたい。

育児あれこれ