保育園を選ぶとき(4)

認可保育園の収入源は大きく分けると、
①国など公的機関からの運営費、
②国などからの各種特別な保育(延長保育など)に対する助成金など、
③各種団体(社会福祉協議会など)からの助成金など、
④利用者(園児の保護者)からの延長保育負担金などの利用料、
⑤個人や団体などからの寄付金、
に限られていますが、それでも一般的には認可外保育園よりは多くの収入があります。

 一方認可外保育園では、 別にも記載していますが(認可保育所の収入は? 認可外保育園の収入は?)、基本的に保護者の保育料が収入源となります。
 最近では、自治体によっては認証保育所など、一定の基準を満たした認可保育所
への補助金も出来ていますので徐々に改善されてくるかもしれません。
また、事業所内保育園なども一定の補助金が国主導で出されています。
この収入の違いは、子どもたちの環境全般に影響してきます。
建物の大きさ、保育室の大きさ、保育の数、玩具、遊具や絵本などすべての面で異なってきます。

認可保育園は利益追求は許されず、監査などでも厳しく指導されますので、
収入は基本的に園児たちの為に使われます。
従って収入が多ければそれだけ子どもたちの為に使うことが出来る予算が多くなり、
必然的に環境整備が行われることになります(もちろん例外はあり得ますが)。

 

——————————————————————————–Kaname Tanimoto 12.10.08