ホームクラスルーム園だよりから>2008年度8月号

ベアーズ 園だより

<2008年度>2008.9.1発行
(園にて発行している園だよりから一部を抜粋して掲載しています。)

朝夕園庭に吹く心地よい風に 少し秋を感じるようになりました。 こどもたちの中には、すっかり日焼けして水着の跡がくっきりついた子もいます。
8月は園庭も、小園庭も、水あそびに はしゃぐ子どもたちの声が響き渡っていましたが、 これからの時期、夏の疲れがでたり、朝晩の気温の差により体調を崩しやすくなります。 子どもたちの健康に気を配りながら、家庭と連携をとっていきたいと思います。
今月は、運動遊びを楽しみながら、園外にも飛び出していきます。 ぞう・きりん・ぱんだぐみは運動会に向けて盛り上げていきたいと思います。

シリーズ 保育園での検診
  〜気になること、困っていることへのアドバイスD〜

・思い通りにならない事があると、その相手を咬む。 (2歳6か月 男児)

・下に妹ができてから、少し反抗的(?)というか、言ったことの逆のことをわざとしたり、ふざけて言うことを聞かなかったり・・・・自分に注目してほしいのか、愛情をもっと自分に注いでほしい気持ちの表れだとは思うのですが・・・
前ほど素直にいろいろしなくなってきました。
すぐ泣くようになりました。(3歳5か月 男児 )

・思い通りにいかないと、たたく、かぐる、ひっかく…あらゆる方法で表現するので、友達を傷つけてないか心配です。 2歳2か月 男児

子どもたちは、自分のことを大人が考えるほど「子ども」だとは思っていないのでないでしょうか? 周囲の大人から見れば、子どもは子どもに違いありませんが、子どもたちは大人とほぼ対等に考えているように思えます。もちろんいつも抱っこをせがんできたり、すぐに泣き出したりと、決して大人では無いのですが・・・。
子どもたちが自分が主張できるようになってきた証拠で、大きくなってきた証拠だと考えて、その意志を出来る限り尊重するしかないのでは?
思い通りにならないことを無くす以外にほぼ方法は無いと思います。つまり、子どもたちの思い通りにしておくしかないでしょう。怒っても、叱っても、誉めても、子どもたちは同じように行動するでしょう。可能性があるのは、周りの大人が良い手本を示していくことと、「思い通りならない」ことに大人が反応しなければ面白くないので止めてしまうでしょう。手当たりしだいに物を投げても誰も相手にしてくれなければ面白くなくなります。ここで反応すると、その反応が次の行動を引き起こすのだと思います。
ここで反応しないというのは、「気にしている雰囲気も無いようする」ことですのでかなり難しい対応です。投げられても壊れない物、暴れても怪我をしないように片付けておくことなどが必要です。
噛み付いたり、叩いたりして友達を傷つけないか心配でしょうが、対策はなかなか難しいと思います。噛み付いたり叩いたりする前にどういう対策をとるかですが、間に合わない場合も起こります。大きな怪我にならないように周囲の大人が気を配る以外には対策は無いと思います。

(「子育てひろば21」育児あれこれ に載せています。)

給食室から

「彩りよく食べる」…それは栄養バランスと食べることの教え

「赤い食べ物は主に体の血や肉を作ります」「黄色い食べ物は主にエネルギーになります」「緑の食べ物は主に体の調子を整えます。」 これは食べ物の色を手がかりにバランスの良い食事を…という栄養教育のひとつです。 日本に古くからある「五味五食五法」という和食の基本を子どもたちにわかりやすく説明したものだと思います。

食材や料理の色をバランスの目印とすること、さらにいえば豊かな彩りを楽しみながら飲んだり食べたりする食習慣を大切にすると食事も楽しくなると思います。

 

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